写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

免許の更新

2016年08月13日 | 随想

朝早くから並んで、3箇所ある受付の1つの窓口で、今までの免許証と通知ハガキを出して、「ゴールド免許」だというチェックをし終わったのが百人以上来ていた人たちの中でも一番最初だった。

で、整理券(新免許証の引換券)の番号が「1」(三角形トンガリの「A」はゴールド免許、赤鉛筆の「1」は各種手続終了も一番、ということ。)になった。で、この「1」が新しい免許証での交付番号となっていた。

ゴールド免許は、1994年(平成6年)5月10日の道路交通法改正で導入されたそうだが、そうすると今回が もう4回目の更新になるのかな?

30年以上も無事故無違反を続けてきた(それ以前は事故や違反の繰り返しで人生を諦めかけたりもしたが・・・。今は昔・・・では友人の違反とかを暴いたりして、他人事のように言ってたりしてたが、なに、愚生も負けず劣らずの同類でして・・・)っちゅうことになる訳だが、思い出すのも忌々しい記憶を辿ってみると、昭和60年のこと、自転車に乗ったジジィが狭い道から一旦停止もしないで我が車の左フェンダーにぶつかってきて転倒したことがあった。

「なんっちゅうジジィや?」と、すぐにクルマから降りて自転車を起こしてやると、「いやぁ、悪い悪い、クルマ来んもんだとばっかり思うとったもんやから・・・」とかぬかした後、起ち上がって逃げて行きそうになった。

一応、事故になる(クルマを傷つけられてる)し、倒れたときにアタマでも打ってたら、あとから何かと面倒なことにもなりかねないし・・・と思って、救急車の手配をしようとしたら、「いい、いい、自転車は壊れてないから乗って帰る・・・」(自転車の心配なんかしてねぇよ・・・)と言うジジィに、「まぁ念のために医者に診てもらおう。」ということで救急車に来て貰い、医者に行ってもらった。

程なく警官も来たのだが・・・・いきなり犯罪者扱いされたもんだからびっくり。しかも、日頃、風の盆の警護や交通規制とかでワイワイ言っていた人たちだったので、「いやぁ、参りましたよ。いきなり飛び出してきてゴツンっ、ですからね・・・。」と言い始めたら、目を合わせることもなく「スピード出してただろ?何キロだった?」・・・。

いや、ここは上り坂だし、しかもクルマの前にぶつかったんじゃなくて、横なんですよ?フェンダーにぶつかってきてんだから・・・・

運転していて、自転車が出てきたのを発見したときの場所はどこだったか言ってみろ!

いや、気がついたらぶつかってたの。見つけた場所っていったら5mもないでしょ?

今から、見つけた場所と ぶつけた距離までから、クルマの速度を計算するから、ちょっと待ってろ!

だからぁ、ぶつけたんじゃなくて、ぶつかってきたんだ、っちゅうの・・・・。

・・・そんなやりとりの後に警官が吐いた言葉が忘れられない。「歩行者と自転車には道交法が適用されないんだから、クルマが100%悪いんじゃい。」・・・そう言い放った。

 

事故当日の夕方には「クルマを傷つけてしまい・・・」とかで家族と一緒に菓子箱を持って詫びを入れに来ていたジジィだったが、翌日になって医者に診てもらったら肋骨にヒビが入ってたとか・・・って、それ、本当にぶつかってきたときのヒビだったんかよ?と迫ってみたものの医者の診断書には如何ともし難く、それを聞いた段階で立場が180度ひっくり返った。

今度は当方が菓子箱を持参で病室(大袈裟な・・・)にジジィに会いに行くと、「ィヤァ、家族が・・・・」とかなんとか。てめぇが悪いことは自身が一番よく知っていたはずだってことを暗にほのめかすような態度で・・・。

100%ジジィに責任のあるアクシデントにもかかわらず、その診断書が45日の入院を要すると書いてあったもんだから、結局、2ヵ月の免停をくらってしまった。

あのときはジジィの名前が新聞に載らないかと待ち望んでいたものだった。当然、死亡欄。見つけたら紅白の花輪を送ってやろうと目論んでいたものだが・・・すぐに忘れてしまって続かなかった・・・。信念がないなぁ、とつくづく自分自身にあきれかえってた記憶がある。何でも簡単に水に流してしまう性格のようで・・・まぁ、ある意味、良い性格なのかも。(^_^;)

 

平成27年6月1日施行の道路交通法の改正の中で、ようやく・・・、やっとこさ・・・・、どうにかこうにか・・・、一定の危険な違反行為(指定場所一時不停止、とか)が「罰則」として明記されることとなった・・・・・ナマヌルイ罰則だし、遅すぎるよなぁ。

背景には、自転車の違反による事故が増えているから、ということだが、そんなもん、今に始まったことじゃなくて、30数年前も同じだったんであって、今、思い出してもムカムカ来る。

自転車のルール(2013-11-17)でも同じこと書いてたようで、やはり、今でもかなり根に持っているのかもしれないなぁ。

軽四を運転する老婆と、自転車に乗っている老爺ぃ・・・」と、そこでは指摘しているが、谷垣なんとかさんもまたまた転倒されたようで、おいおい、いい加減にしてくれよ。「芸は身の仇」(芸は身を滅ぼす)を地で行っても誰も、「粋」だ、などとは言わんぜよ。