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Retro-gaming and so on

ポパイの英語遊び

以前、欧米圏では有名な、古典的なゲーム、「ハングマン」の作り方を紹介した。

ある意味、ハングマンは「単語当てゲーム」の代名詞になってて、殆ど同義だ。
と言うわけで、欧米では「単語当てゲーム」をハングマン系ゲーム、なぞと呼称してるらしい。
ハングマンは言っちゃえば地味で単純なゲームだ。しかしやりようによってはバリエーションが作れる。
そんな数あるバリエーションの中で、ある意味有名なのが、任天堂からファミコン発売から暫くしてリリースされたカセット「ポパイの英語遊び」だ。


存在自体は有名だが、遊んだ事がある人は少ないかもしんない。
そもそもこういうゲームが発売された背景はある程度想像が付くだろう。
ファミコンは同時代のゲーム機に比べると破格の安さだった。ファミコンの性能をフツーのメーカーが実現しようとしたら1万4,800円なんて値段じゃ売れないんだ。
ただし、同時に、ファミコンの「1万4,800円」っつー値段も「おもちゃとして考えると」高かったんだよ。子供に買い与えるには高額なおもちゃだ。
「遊具」として考えると高い。
そんなわけで、ファミコンには「勉強にも使える」と言う言い訳が必要だったんだな(笑)。「勉強に役立つ」って言い訳があれば子供も強請りやすいし、親の財布の紐も緩むだろう、と(笑)。
そういう言い訳の為に作られたのがこのゲームだ(笑)。だから子供が積極的にこれを欲しがったかどうかは知らん(笑)。多分欲しがらんだろ(笑)。
ファミコン本体さえ入手しちまえば「勉強の為に」なんざ飛んじまうだろうからな(笑)。



ゲーム画面的にはこれより先に出た「ポパイ」と言うゲームの流用だ。ゲーム画面を流用しつつ、ゲーム自体はハングマンを基にしてる。
ハングマンよりちょっと変えて来てるのは、出題される「英単語」のジャンルが選べるようになってる辺り。


「動物名」「国名」「食べ物」「スポーツ」「科学」「その他」とジャンル分けして問題が出される。


とは言ってもゲーム自体は基本ハングマンのままなんで地味だ(笑)。
いや、腐すのが目的で紹介したわけじゃないんだ。既に僕らは「ファミコンでのこのゲーム」の基本ロジックくらいなら「Pythonで書いて再現出来てたんだ」と言うのを実感してもらいたくて今回取り上げたわけだ。
なんだかんだで僕らは1983年の任天堂くらいには追いついた、って事だ。
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