CALL ME

ライブレポートとCD評

SADAO WATANABE

2007-06-10 15:38:42 | CDレポート
演奏:
渡辺貞夫(As,Fl,Sn、Per)
福村博(Tr、Per)
板橋文夫(P,Per)
高柳昌行(G)
古野光昭(B)
倉田在秀(Ds)

曲目:
1.SASA
2.MTOTO
3.MTELENKO
4.POROMOKO LA MAJI
5.KIJIJI
6.BARABARA
7.MOMBASA
8.UPEPO
9.UMEME

録音:1972年2月24日 イノイホール

このアルバムは渡辺貞夫がアフリカ音楽に感化されて最初に作ったアルバムだ。
しかし、今聴くと他のアルバムと比べるとあまりアフリカを感じない。
このアルバムは板橋さんのデビューアルバムでもある。
今と違ってほとんどマッコイタイナーという感じだ。
また、渡辺貞夫の盟友である高柳昌行も参加している。貞夫さんのリーダーアルバムに高柳さんが参加しているのはこのアルバムだけではないだろうか?
1は後に「リサイタル」の1曲目で演奏している。(アルバムには入っていない)
マサイ族を彷彿させる。
2は高柳さんが歪んだギターを弾く。このLPを買った頃は高柳さんのギターがさっぱりわからなかったが、今聴くととてもよくわかる。この当時にこういうギターを日本ジャズ界で弾いていた人がいたというのは驚きだ。
3はフルートで素朴な感じがする曲で昔から好きな曲だ。板橋さんが何とエレピを弾いている!
4は「パモジャ」のツアーの時に演奏していた曲だ。「パモジャ」には入っていないが、増尾さんのギターが印象に残っている。この曲の板橋は完全にマッコイだ。この当時は日本人ピアニストは皆マッコイだったようだ。
5もフルートだ。この曲もアフリカの素朴な感じがする。
6はかなり熱い演奏になる。福村さんがいいソロを吹いている。
8もフルートだ。この曲は以前「マイディアライフ」で資生堂のCMで使っていた曲で、昔から大好きな曲だ。
フルートの曲は皆メロディが綺麗だ。やはり貞夫さんは作曲家としても昔から一流だと思う。
9はこの曲だけ異質で4ビートジャズだ。


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