CALL ME

ライブレポートとCD評

プミポン・アドゥンヤデート国王陛下御在位60周年祝賀日本ータイ王国記念ジャズコンサート

2006-10-29 23:40:36 | ライブレポート
10月15日(日)
渡辺貞夫&フォンナム
渡辺貞夫(As)
小野塚晃(P,Key)梶原順(G)松原秀樹(Eb)
石川雅春(Ds)ンジャセ・ニャン(Perc)

於:オーチャード・ホール

今日はタイ国王即位60周年記念コンサートという事でタイ大使館主催になっている。開場が予定より早かったようで、開場定刻前に着いたら、既に開場になっていた。クロークの横でタイのミュージシャン(木琴、パーカッション)が演奏していた。今日は1部がフォンナムで2部が渡辺貞夫Gだ。
演奏が始まる前に秋篠宮殿下が2階席に入場した。ジャズコンサートに皇室の方がみえるのは珍しいと思うが、タイ王室と日本の皇室の絆が深いせいであろうか?

フォンナムの演奏はピアノ、タイ式木琴、ビブラフォン、パーカッション(2人)の演奏で始まった。木琴の音が面白い。
このグループのリーダはピアニストのブルース・ガストンという人なのだが、この人だけ長髪でタイ人に見えない。色も白いので欧米人に見える。
その後、ドラム、エレベ、トランペットが入って、コンテンポラリーな演奏になったが、逆に面白みがなくなった。

短い休憩をはさんで2部は貞夫Gだ。
幕が開く前に幻想的なシンセの音が響く。貞夫さんのソプラニーノでタンザニア・エのイントロが流れ、AFROZILに入った。
今日は全員スーツにネクタイだった。
1曲目からいきなり全員でパーカッションだ。
ONE FOR YOU、TEMBEAと続き、TEMBEAではまたパーカッション大会だ。
この曲でのパーカッションは長く、祭りのようだった。
CALL ME、BAGAMOYO、SANGOMAと続き、ヨコスカの時とほぼ同じ曲だった。
CALL MEはSAXが美しい音色だったし、BAGAMOYOは幻想的だった。
ただ、ヨコスカの時にはSAXだったBAGAMOYOが今日はフルートだった。
フルートといえばWIND&TREES、他1曲(国王の曲)と3曲もフルートだった。
今日は久しぶりにセブンス・ハイも聴いた。
セブンス・ハイで最高調に盛り上がったのだが、最後に国王作曲の曲を先にふれたフルート曲を含め3曲演奏した。バラード調で貞夫さんが吹くと非常にきれいに聴こえるのだが、だんだん盛り下がってしまった。
最後にフォンナムと貞夫Gで国王の曲を共演した。
観客はアンコールを求めて拍手をしたのだが、ここで司会者が出てきて、延々としゃべり、コンサートを終わりにしてしまった。
なんだか不完全燃焼になってしまった。
出口で大使館からのお土産を配っていたが、開けてみたらタイのレトルトカレーだった。