平将門を偲んで、大手町にある将門塚を拝んできました。
平将門といえば939年(天慶二)、一族郎党を率いて関東を制圧し、菅原道真を通じて「新王」に即位、東国国家を誕生させた武士のさきがけ的存在。
しかし、藤原秀郷との戦いで流れ矢に当たって戦死、東国国家は僅か3ヶ月足らずで瓦解することになりました。
その後、将門の首は京でさらしものにされましたが、夜中突然舞い上がり、関東の数箇所に飛来したとは伝承の語るところ。
つまり将門の首塚がある場所というのは、特に将門ゆかりの地という訳ではないのです。
おそらく日本史上初めて、東国の独立を果たした将門を慕った民衆によって産まれた将門信仰が、そのような異伝となって今日まで伝わっているのでしょう。
また、将門は自身を渤海を滅ぼした東丹国王になぞらえていたという、あまり知られていない事実があります。
(かつての主君、摂政忠平に宛てた書状にみられる)
自らの武力独立の正当性に、北東アジアにおける王朝交代を引き合いに出しているあたり、10世紀日本の国際性を考える上でも興味深い。
当時の東アジアの動乱との関係性の中で、将門の乱を捉えてみるのも面白いかもしれません。
大手町の将門塚は皇居近くのオフィス街の一角にあります。
現代に至っても将門を偲ぶ人々により掃き清められており、なぜかワンカップ大関とビスコが供えられていました。
ビスコ…たまに食べると美味いけどね。
参考文献
網野善彦 『日本社会の歴史』 岩波新書 1997年
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将門塚にお尻を向けて座ると、
祟られるとかで、みんな将門塚の方に
向いて座ってるとか言う話なかったけ?
智さんも祟られないように!!
(自然の中にあるのも好きだけど)
拙もワンカップ大関にはお世話になってます。
散歩しながら酒を飲みたいときはたいがいビールを購入するのですが、
寒かったり、満腹気味で炭酸を受け付けないときには、ちびりとやってます。
ちょっとした ホームレス or アル中 プレイを兼ねて。
へぇ~。
そうなんだ!?
将門の力恐るべし!
私は参拝に行ったので…大丈夫でしょ?
むしろ御味方についていただきたいな。
街中でも境内などは空気が澄んでいるような印象を受けますね。
天に気が満ちているような。
アル中プレイ、そのうち本物にならないようにね。
飲みすぎ、食べすぎは程ほどに。
首から下があるの?
智くんお墓めぐりよくするの?
アル中プレイって響きがステキ♪
えーっと、首はありません!
首から下もありません!
あるのは言い伝えだけでした。チャンチャン!
>智くんお墓めぐりよくするの?
そういう訳でもないんだが。
けど神社仏閣とか、歴史ある建造物を観るのが好きです。
まあそういう所には往々にしてお墓があったりしますわな。
これからの忘年会シーズン、プレイじゃないアル中の方々が巷にあふれかえりますが…。
苫小牧なら凍死しかねないね!
お察しの通り、アル中プレイヤーは私です。
たぶん16日に予定されてるアレも、
ランチ時からあらかじめ多少のアルコールを入れた状態で臨むと思われる。
この夏まで大手町使ってたのに全く知りませんでした。
一度は拝みたいところですな。
最近も昼間お散歩していたみたいで、いいですな。
私も将門公に必勝を祈願してきましたよ!
何箇所かあるみたいだけど、一番有名なのが大手町にあります。
皇居近くの地下鉄出口出てすぐのところ。
ま、取り立てて他に何も無いところですが…