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SMAPが出演した番組レポメインなブログです。たまに、ドラマや映画の感想などもあり。

連続テレビ小説『純と愛』第3週「しんじるこころ」

2012-10-21 20:45:45 | 風間俊介
第3週「しんじるこころ」

<あらすじ>
愛(風間俊介)の温もりにすがった純(夏菜)だったが、
愛は純を突き飛ばして逃げて行ってしまう。
翌日、外国人客が、娘の誕生日のためにケーキとプレゼントを探していると知り、
純は休日に自分が両方手に入れてくると約束する。
ホテルで働いている愛に会うと、もう自分に関わらないほうがいいと言い、
妹の誠(岡本玲)が現れるとまたも逃げ出してしまう愛。
その夜、実家の母・晴海(森下愛子)から、
那覇に来て兄・正(速水もこみち)が妊娠させた女性・マリヤ(高橋メアリージュン)
と話してほしいという電話を受ける。
純は外国人客との大事な約束があるからと断るが、
留守電を聞いて電話をかけてきた愛からも那覇行きを勧められ、しぶしぶ飛行機に乗る。
那覇でマリヤと会い、彼女が本当に正を愛していると知った純は、
優柔不断な正や手切れ金を出す善行(武田鉄矢)を非難する。
お金を受け取って出ていくマリヤを純が追いかけると、
純のせいで別れることになったのだと怒りをぶつけてマリヤは去っていく。
その夜悪天候で大阪に戻れなかった純は、
外国人客との大事な約束を果たすこともできなかった。
自分の無力さをしみじみと感じる純。そんな純の前に再び現れ、
励まし続ける愛に純は心動かされる。



今週はようやく話が動き出してきた感じですかね。
伏線が多くてネタバレしない範囲で感想を考えるのが難しい…(;´Д`)
誘惑に負けてノベライズを読んでしまったのがいけないのでしょうか…。
でも読んでしまったもんは仕方ありません。

先週までストーカーされていた側がストーカーする側に!?
というほどのことではありませんが、良い雰囲気になりかけた矢先に、
愛くんが全力疾走で逃げていくのが面白かったです。←足速ッw
愛くんの妹の誠ちゃんも登場し、本性が見えるようになった愛くんと同じように、
8年前から他人が臭くてたまらなくなりマスクを外せなくなってしまったことが判明。
エスパー兄妹かよ!?と突っ込む人は多そうですけど、そうなったきっかけが、
愛くんの双子の弟の“純”の死がキッカケになっていることを思うと、
単なるオカルトやファンタジーで片付けて眉をひそめるのは違うような気がします。
決して便利なだけの超能力ではないので、
自分にはわからない他人の痛みや苦しみをちょっとは考えられるツール?
みたいに捉えればいいのではないかと…。
あと、恋愛ドラマの醍醐味としての障害の役割があるような気がします。

死ぬ間際に弟の純から言われた、
「なんでぼくが死ななきゃいけないの?愛ちゃんじゃないの!?」
という言葉の呪詛はかなり大きなものだったのでしょう。
病弱な弟に対し、健康で優秀な自分という引け目もあって、
自分が死ねばよかったのだと自責する8年間を思うと苦しくなります。
弟の死をきっかけに他人の顔が見れなくなり、
8年ぶりに顔を見れる人に出会えただけでなく、
親しくなれるかもしれないという喜び…。
でも、弟を死なせてしまった自分が幸せになるのは許されないという罪悪感と、
弟のように純ちゃんも不幸にしてしまうのではないか?
という不安から離れようとするも、
やっぱり孤独は苦しくて辛いから完全に離れることはできない弱さ。
弟の死と他人の本性が見える能力についての告白をしたのは、
それを聞いた純ちゃんが離れていくであろうとわかってのことだったと思うと、
「愛くんを信じる」
という純ちゃんの言葉を聞いて流す愛くんの涙が心にズドン!と直撃しました。
自分だって信じることができないものを信じると言ってもらえるって、
奇跡ですもんね…。
この時の純ちゃんは凛としてカッコよかったな♪

純ちゃんが愛くんへ気持ちが傾いていく流れも、
狩野純が抱える孤独、家族の問題を前半の沖縄での一悶着と、
お客さんへの行き過ぎたサービス精神が空回りしての失敗が描かれることにより、
そっと寄り添う感じにそばにいて肯定してくれる存在=愛に、
救われていることに気づく過程に無理は感じませんでした。

純ちゃんは愛されたい!褒められたい!
という気持ちが前面に出すぎるゆえの失言や失敗だったりするわけで…。
たしかに迷惑な存在ではありますが、
見返りを求めてしまう気持ちは誰しもが持っている感情ではないかと。
無償の愛とかあるわけねーだろんなもん!←あ
とまでは言いませんが、なかなか凡人にできることではないのは確かです。
だから、やり方はマズイし思慮が足りないとは思うものの、
純ちゃんの根底にあるものは理解できるような…。
回を重ねるごとに純ちゃん的要素がたくさん自分にもあったことを思い出していき、
思わず遠い目になってみたり。
人から好かれる人に生まれたかったハァ━(-д-;)━ァ.

狩野家全員のダメっぷりも、それぞれ身近にいそうなダメさ加減で、
あえてフィクションの世界でまで観たくないという気持ちも理解できるものの、
優しさと愛に満ち溢れた家庭を見るよりもこのくらいダメな家族のほうが、
ホッとする自分もいたりします。
そんなダメで嫌な家族でも、求めてしまう愚かさが哀しいわけですが…。
家族ってほんと面倒くさい(爆)

来週はラスボスwと思われる若村さん演じる愛くんのお母さんが登場。
演技のガチバトルにワクワクo(^-^)o
独白シーンと最後の泣きの表情を見て、
やっぱり風間のお芝居大好きだわ~としみじみ思った第3週でした。


ではでは

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