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SMAPが出演した番組レポメインなブログです。たまに、ドラマや映画の感想などもあり。

『ダンダリン 労働基準監督官』第9話。

2013-11-30 21:00:56 | 風間俊介
<あらすじ>
休暇を取っていた南三条(松坂桃李)が何か吹っ切れた様子で職場に復帰し、
西東京労働基準監督署にいつも通りの朝がやってきた。
そんな折、土手山(北村一輝)に昇進の話が持ち上がる。
しかし、転勤を伴う昇格人事を、土手山は素直に喜ぶことができない。

時を同じくして、監督課に土手山の息子・雄一(渡辺哲史)がやってきて、
母のみどり(西田尚美)が、社長に騙されて給料が激減してしまったらしいと話す。
その話を聞いた凛(竹内結子)は、土手山と共にみどりの働くホテルへ。
そこで社長の梶川(松田悟志)から、みどりたちが派遣社員ではなく、
“個人事業主”としてホテルから業務を請け負う形で契約を結びなおしたことを聞かされる。
契約書にはこれまで以上に厳しい条件で業務を請け負うことが記されてあり、
その上“個人事業主”である以上は受け取った“報酬”の中から交通費や税金を自分で支払わなければならないため、
手取りが減ってしまったのだ。
経費削減に悩む梶川に入れ知恵したのは、社会労務士の胡桃沢(風間俊介)。
“個人事業主”には労働基準法が適用されないという盲点に注目した胡桃沢は、
この仕事を成功させて他のホテルにも自分を売り込もうとしていたのだった。

100%合法な契約書を前に諦めモードの土手山を、一喝する凛。
瑠璃子(トリンドル玲奈)たちも、落ち込んでいる土手山のためにひと肌脱ごうと決意し、
課の全員が一丸となって凛が立てた作戦を実行に移すことに。果たして彼らは、みどりと土手山を救うことができるのか!?







派遣と請負いの違いをよくわかっていなかったので勉強になりました。
が、しかし!今回の解決法はいかがなものかと。
法の抜け穴を使い卑劣に騙すほうが悪いに決まっているとはいえども、
馬鹿で無知な人は救われないという現状があることを思うと…ありえなさすぎだったような?
たまたま労働基準監督官の元奥さんが当事者だったから…まぁ、コネも実力のうち!?
ドラマだからと言えばそれまでですが(-_-;
これまでも有り得ない解決法はあったにも関わらず今回はかなり引っかかりを覚えてしまいました。
1話から長々と続いていた土手山家の問題があまりにもアッサリ解決しちゃった不満も関係しているのかも?
元嫁も子供も土手山課長を舐めているのがどうにも気に入りません(怒)
具体的な離婚理由もなく離婚し、なぁなぁで再婚しちゃうのがどうも…青いのでしょうか。
あ、まだ再婚するとは決まってませんでしたね(;'∀')

そんなヌルいお話からのラストの急展開に吃驚仰天(*_*)
いきなり別のドラマが始まったのかと思うほどテイストが違って違和感が…。
いえ、お芝居的には大好物な感じで待ってました!という気持ちはありますよ。
柄本さんの怪しさ大爆発もとても良かったのですが…伏線がなさすぎてなんとも…う~ん。
意味深な喪服シーンや凛の隠している過去はちょろっと出てきてはいますけど、
それが本筋に絡んで解き明かされてきたわけではなく、いきなりボスキャラが登場されても(;´Д`)…ってなもんですよ。
そしてそのラスボスに目をつけられ更なる闇堕ちをする胡桃沢くんのスケープゴートっぷりに絶望してみたり。
社労士に悪いイメージをつけたくないから胡桃沢くん個人が悪徳社労士なんですよ〜的言い訳が見え見えでゲンナリ。
なかなか答えの出ない労働問題をテーマに描いてきたのに、たった1人の小悪党キャラに全て押しつけるのはどうかと思います。
普通の場合だと世渡り上手でずる賢い胡桃沢くんタイプの人が追い詰められることはまずないので、
敵キャラ設定として間違っているのですが…小者を倒してもカタルシスを感じませんし、
スッキリしたいだけなら真裏のリーハイ観てれば充分だわ!(爆)

胡桃沢くんが労基を辞めたのは南三条くんが原因って感じなんですかね。
ハイスペックかつ愛されキャラの南三条くんに対する妬ましさはわからなくはないものの、
柄本さんの役の復讐に協力する動機としては弱いような気がします。
もちろん、様々な人がいて些細なことで仕返しをしようとすることもあるでしょう。
でも、これはドラマなので、ドラマだからこそ明確な理由づけがほしいというのもまたしかり。
ノンフィクションぽい作風でない以上はドラマを成立させる大事な要素なんじゃないかと私は思います。
胡桃沢くんは小者な嫌なヤツですけど、南三条くんが去った後の打ちひしがれる?様子を見て、
胡桃沢くんが可哀想で抱きしめたくなりました…風間の役に対する同情を引き付ける演技力ばないの!←バカ
意味のある悪役は好きですが、胡桃沢くんは意味のある悪役とはとても思えないので、
警察にごやっかいになったり死んじゃうENDにならないことを願うばかり。

文句ばかり書いてしまいましたが、ホテルの社長役の松田悟志さんとのシーンを見て、
『アキハバラ@DEEP』のページと遠坂が社会に適応できている!
とか、柄本さんとのシーンではベム再び♪と違う楽しみが多かった第8話でした。




ではでは

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