「車や飲食代に使った」 親族から詐取容疑の女

2014年9月20日 15時30分
「車や飲食代に使った」　親族から詐取容疑の女

長野市の女が複数の親族らから現金をだまし取ったとされる事件で、埼玉県警に詐欺容疑で逮捕された無職祢津歩子容疑者（３８）が「金は車の購入代やスナックでの飲食に使った」と
供述していることが２０日、県警への取材で分かった。

だまし取った金は計約１億円に上るとみられる。

「派手に遊ぶと目立つと思った」などとも話しているといい、県警は裏付けを進めている。

県警によると、祢津容疑者は親族らに「医療過誤の裁判を起こして弁償金を手に入れる。印紙代が必要」などうそをついていた。

県警に対し、長女が幼いころにツベルクリン反応検査で発熱し、親族が心配したことから思いついたと説明しているという。

実際には裁判を起こしていなかった。

祢津容疑者は２００６年から、埼玉県鶴ケ島市のアパートで叔母の岸沢幸子さん＝当時（５６）＝一家と共同生活。

電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕された幸子さんの夫の隆容疑者（６４）と息子２人は、祢津容疑者が暴言や暴行を重ね、幸子さんは０７年に自殺したと証言しているという。

幸子さんの遺体は今年７月、３人が遺棄したと証言した埼玉県ときがわ町の山林でほぼ白骨化した状態で見つかった。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014092090153017.html







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