【関連】
10代の若者を薬物使用へと誘うのはマリファナではなくアルコール
http://blog.goo.ne.jp/alcoholismgoo/e/c607839eb3067a01d9240081e997b5e9
アルコール依存症、病気の自覚を 2割自殺未遂
2014年09月14日
アルコール依存症の経験者らでつくる「姫路断酒会」が今年、結成35周年を迎えた。
同依存症は自殺の要因にもなり、全日本断酒連盟(東京)の調査では、アルコール依存症経験者の約2割が自殺未遂の経験があるという。
自殺予防週間(10~16日)に合わせて、姫路断酒会の赤松繁会長(74)に話を聞いた。(聞き手・田阪綾子)
――断酒会の活動は。
週5回、姫路市や高砂市、宍粟市で例会を開いています。アルコール依存症を克服するには酒を断つしかなく、もし断酒後に飲めば、再び逆戻りしてしまいます。
そのため、仲間同士で悩みを共有し、励まし合いながら「1日断酒」という目標を毎日掲げて努力しています。
私自身、20歳代の頃から酒の失敗で10回以上職を転々とし、入退院も繰り返しました。
約20年前、入院先の病院の紹介で参加するようになった姫路断酒会で、同じように酒に苦しむ仲間を持って、初めて「居場所ができた」と感じました。
――アルコール依存症は自殺の要因となっているが、依存症から回復するための手だては。
依存症は「孤独の病」と言われます。何度も「もう飲まない」と約束しながら飲酒をやめられないでいると、次第に家族や友人、同僚との関係も悪化し、周囲から孤立します。
過去には、会からも遠ざかり、自ら命を絶ってしまった仲間もいました。
依存症は意志や性格の問題ではなく病気だということを、本人や周囲が認めることが第一歩です。
まずは専門の病院での治療は不可欠。
断酒会などの自助団体に参加し、酒から遠ざかる努力を続けることも大切です。
――依存症経験者の社会復帰に必要なことは。
依存症からの回復初期は「1日断酒」が目標だが、半年、1年続くようになれば、その後、仕事や趣味など生きがいが必要になります。
ただ、アルコール依存症など精神疾患に対する世間の偏見は根強く、社会復帰は容易ではありません。地域に密着して活動する民生委員らが依存症への理解を深め、一緒に見守ってもらえればとても心強いです。
昨年12月にはアルコール健康障害対策基本法が成立し、飲酒運転を繰り返す人に医療機関を受診させるなどの指導や支援を行うことが定められました。
今後、行政による支援が強化され、社会復帰する人が増えることを期待しています。
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20140913-OYTNT50336.html
依存 依存症 中毒 アル中 アルコール依存 アルコール依存症 アルコール中毒 急性アルコール中毒
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アルコール依存症、病気の自覚を 2割自殺未遂
2014年09月14日
アルコール依存症の経験者らでつくる「姫路断酒会」が今年、結成35周年を迎えた。
同依存症は自殺の要因にもなり、全日本断酒連盟(東京)の調査では、アルコール依存症経験者の約2割が自殺未遂の経験があるという。
自殺予防週間(10~16日)に合わせて、姫路断酒会の赤松繁会長(74)に話を聞いた。(聞き手・田阪綾子)
――断酒会の活動は。
週5回、姫路市や高砂市、宍粟市で例会を開いています。アルコール依存症を克服するには酒を断つしかなく、もし断酒後に飲めば、再び逆戻りしてしまいます。
そのため、仲間同士で悩みを共有し、励まし合いながら「1日断酒」という目標を毎日掲げて努力しています。
私自身、20歳代の頃から酒の失敗で10回以上職を転々とし、入退院も繰り返しました。
約20年前、入院先の病院の紹介で参加するようになった姫路断酒会で、同じように酒に苦しむ仲間を持って、初めて「居場所ができた」と感じました。
――アルコール依存症は自殺の要因となっているが、依存症から回復するための手だては。
依存症は「孤独の病」と言われます。何度も「もう飲まない」と約束しながら飲酒をやめられないでいると、次第に家族や友人、同僚との関係も悪化し、周囲から孤立します。
過去には、会からも遠ざかり、自ら命を絶ってしまった仲間もいました。
依存症は意志や性格の問題ではなく病気だということを、本人や周囲が認めることが第一歩です。
まずは専門の病院での治療は不可欠。
断酒会などの自助団体に参加し、酒から遠ざかる努力を続けることも大切です。
――依存症経験者の社会復帰に必要なことは。
依存症からの回復初期は「1日断酒」が目標だが、半年、1年続くようになれば、その後、仕事や趣味など生きがいが必要になります。
ただ、アルコール依存症など精神疾患に対する世間の偏見は根強く、社会復帰は容易ではありません。地域に密着して活動する民生委員らが依存症への理解を深め、一緒に見守ってもらえればとても心強いです。
昨年12月にはアルコール健康障害対策基本法が成立し、飲酒運転を繰り返す人に医療機関を受診させるなどの指導や支援を行うことが定められました。
今後、行政による支援が強化され、社会復帰する人が増えることを期待しています。
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20140913-OYTNT50336.html
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