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帰ってきたMURMUR

腹水&後腹膜腫瘍がきっかけでリンパ脈管筋腫症(LAM)と診断されました
入院・通院の記録や毎日の出来事つぶやいてマス

針と糸 抜鈎(ばっこう)と抜糸

2010年10月01日 | 後腹膜腫瘍(LAM)手術(09/10-10/05)
お裁縫の話ではなく、傷口を閉じる話。
婦人科で手術したとき、H先生はステープラー(俗にいうホチキスですね)を利用していました。
と言っても、打ってもらう・・・違うか、縫ってもらうのは手術中意識が無い時なので
当然どんな風に行われたか解らなかったのですがおそらくこんな(モノクロのイラスト)感じ。
抜鈎(針をはずす事)は先生がプチプチと音を立てながらやってくれました。
なんとなくそのプチプチ音の数を数えてたら32回あったので
「5ミリ間隔で打たれたとすれば、傷口の長さは16センチって感じかな~」と思った記憶があります。

今回の傷は針ではなく糸を使われていて、1センチ~1.5センチ程の間隔で大きくぐるぐると。

 【私】婦人科ではホチキス留めだったのに今回は糸なんですね。どうしてですか?
 【K_Dr】ホチキスは傷の表面しか留めないんですよ。
    サトウさんは同じ場所を3回開いてるのもあって、しっかりと中まで縫っておきたかったの。
    それで糸を使いました。

なるほどねぇ。そういえば以前子宮内部の筋腫をとった時、お腹の中の縫合は溶けて吸収される糸を
使うんだとH先生から教えてもらったっけ。
ちなみに、個人的には針だろうが糸だろうが赤黒く傷跡が残ってしまう体質みたいなんですよね。
肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)っていうのかな、そういうの。いわゆるミミズ腫れです。
自分自身はすっかり見慣れた傷だけど、温泉施設に行くとたま~に子供の視線を感じたりする。ははは。

K先生にもう一つ別の質問。

 【私】傷って表面は糸やステープルで閉じるからくっつくのがわかるんですけど
    身体ってペラペラじゃないから切った厚みの部分というか、側面の部分があるじゃないですか。
    あそこの部分はどうやってくっつくんですか?糊みたいなので貼り付けるとか?
 【K_Dr】何もしないんですよ。勝手にくっつくんです。
 【私】え??勝手に・・なの?
 【K_Dr】癒着ってあるじゃないですか。お腹の中の癒着は防止する必要があるんだけど
    もし人の身体に癒着が無ければ傷はずっと開いたままで、手術なんかもできないんです。
    癒着があるから傷はくっつくんですよね。

K先生は私のくだらない質問にも毎回嫌な顔ひとつせず答えてくれます。
別の意味でうるさい患者だよな~って多分思われてる(笑)。先生、いつもありがとう。

昨日のヘモグロビン値は7.7。
抜糸も無事終了です。退院までもう少し。


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