兼タンのお告げで私の人生も決めていいのか？！ 「天地人」

　毎年今頃の季節になると、
「会社来年も続けようかな～、それともスパッと辞めて新しい人生探そうかな。」
と迷うものなのですが、今年は本当にも～迷いに迷いました。
正直今の環境に飽き飽きでうんざり来ているのも事実なのでした。
仕事も住む場所も、付き合う人も変えて、全てを新しくしてスッキリしてみたいと。

　でも、「これからもっとひどくなる世界恐慌」
なんて新聞やらＴＶやらで煽られまくられると、
「ここで辞めても、果たしてこの先今より上手く行く可能性が少しでもあるんだろうか？」
「若い子達にすら未来がないのに、ひと回りもふた回りも年長の私にあるなんて事あるのか？」
なんていう考えも湧き上がって来るのです。

　去年の大河ドラマ「篤姫」で、篤姫の母が、
「考えても分らなかったら、心に従いなさい。」
とか篤姫に言っていたような気がするのですが、
こうなると私は心も分らなくなるのでした。

　結局、私が迷った時によくやる手、
「夢に聞く」をまたやってしまいました。
夜に眠る前に、
「私がどうすればいいのかを夢に見させて下さい。」
とお祈りして眠りに就くのです。

　しかし、日曜日の夜に実行したせいなのでしょうか、
なぜか今年の大河ドラマ「天地人」の、その日の８時からやっていた話の迷場面が、
そのまんま夢に出て来てしまいました。

　つまり、今回も不評なゆえに大いにウケて話題になっているという、
何だか訳の分らない演出方法だった、
兼タンと兼タンママ、兼タンとお船ちゃんとが、
暗闇にライトアップされた、散り行く紅葉の木の側に立って、
それぞれ話をする場面が夢に出て来てしまったのでした。

　私も兼タンがママから言われたように、
自分の母親から、「今の仕事をしているあんたを誇りに思っている。」
とか言われた事があって、
「辞めにくいな～。」と思ったせいもあったから、
夢に「天地人」が出て来てしまったのでしょうか？

　「紅葉は幹を生かすために散って行く、赤はその決意の色、
紅葉のような家臣になれ。」
とかいうよう事を、死んだ母親の幻から言われて、
兼タンは「立派な家臣になろう。」と決意するのでしたが…。

　私は、立派な社員になろうとは思っておらんのでした。
「こんな所なら、来とうはなかった！」
と腸と脳味噌の煮えくり返った事も、ここ３年ほどの間に何度も何度もありましたから。
もう肩の力を抜いて、全てにおいて楽をしようと…。
でも、夢で見た内容には従おうと決めていたので、
また今年も１年辞める事を延期する事にしたのでした。
　




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