はれ ときどき かめ日記

旧「週刊カメ日記」です。長い冬眠を経て復活します(汗) 時々更新できたらいいなぁ~と気楽にいこうと思います。

スッポンモドキ・ホクベイカミツキガメの飼育環境

2009年06月30日 22時35分47秒 | カメ日記

今日はカミツキガメとスッポンモドキの飼育環境を紹介しま~す

なぜ一緒に紹介するかというと、気づいたらうちでは同じような飼育環境で飼っていました もともと形態も生態も全然違うカメなのですが、我が家で飼うにはどちらもこれが一番いいのではないかと思っています。



こっちがスッポンモドキです。



そしてこっちがホクベイカミツキガメです。
特定外来種のため、普段は脱走防止用にフタに4インチブロック乗せてます!


まずは詳細です↓

<容器>
スッポンモドキ:アクリル水槽(幅120cm×奥45cm×高さ45cm)

カミツキガメ   :ガラス水槽 (幅120cm×奥45cm×高さ45cm)

ホントはもっと大きい水槽の方が望ましいのですが、現状でできるめいっぱい大きな水槽で我慢してもらってます。。。水はどちらも上部まで入れています。


<フィルター>
スッポンモドキ:60cm用上部フィルター(古いので型がわかりません) 
         ろ材(ウールマット2枚と活性炭3袋) 

カミツキガメ   :60cm用上部フィルター(同上)
         ろ材(ウールマット1枚と麦飯石)

いずれの水槽も個体がでかいため、濾過の力で糞を完全にきれいにすることはできません。糞したら基本水換えです。ただカミツキガメ(ワニガメ)は非常によく脱皮をするので、細かい皮膚のカスを除去するのに重宝してます。フィルターのノズルが少し短いのでホースをつけて下まで届くようにしています。

<照明>
スッポンモドキ:なし

カミツキガメ   :なし

紫外線灯を当てたほうがいいのかもしれません。しかし水の中でどのくらい効果があるか分からないことと、もともと日光浴をしないやつらなので使っていません。どちらも気が向いたときに水槽から出して日光浴をさせることがあります。


<底砂>
スッポンモドキ:なし

カミツキガメ   :なし

掃除が大変になるので入れてません。


<その他のアイテム>
スッポンモドキ:温度計・ヒーター(26度設定:秋~春のみ)

カミツキガメ   :温度計

いずれの温度計もデジタルタイプを利用しています。両種ともいたずら好きでかじられてしまうので、温度計のセンサーはろ過器の中に入れています。ヒータも塩ビパイプなどで包んでかじられないようにしています。


<同居>
スッポンモドキ:エンゼルフィッシュ2匹、金魚2匹

カミツキガメ   :なし

金魚は10匹いたのが徐々に。。。でも2匹からは減りません。エンゼルフィッシュはかわし続けてくれていますどちらもよきお掃除係です!カミツキガメは何を入れても餌になってしまいました。


<水換え>
どちらも週に1度程度です。糞したら換えるといった感じです。スッポンモドキは5分の4ほど水を抜いてちょっとガラスをこすって終わりです。カミツキガメは水を全交換して、ガラスをこすって終わりです。どちらもカルキ抜きにハイポを利用しています。フィルターも汚れたら洗っています。大体2~3週間に1度です。ウールマットと活性炭は新しいものとかえます。


<陸>
スッポンモドキ:なし

カミツキガメ   :なし

スッポンモドキは産卵のとき以外上陸しません。カミツキガメもほとんどしないと聞きます。カミツキガメは運動のために水を深くとりたかったので、陸場は設けませんでした。


<その他の工夫>
スッポンモドキは冬場の電気代節約のために、水槽の周りに発泡スチロールを貼ってあります。この夏水温がどうなるのか気になるところです。カミツキガメは日中寝てて動かないため藻だらけになります。なので水槽の周りを遮光しています。



このような感じでスッポンモドキ・カミツキガメを飼っています 欲を言えば、もっと広いところで泳ぐスッポンモドキを見たいですし、カミツキガメの水槽もでかくしたいです。でも今ですら水槽1個200kg以上あるのに、これよりでかい水槽って。。。アパートにおいていいものなのでしょうかしばらくはこのままでしょう。


産卵 ’09-9

2009年06月27日 23時27分16秒 | 産卵&孵化(2009)
卵産み忘れ疑惑のあったミドリ鬼がやっとちゃんと産卵してくれました~~

といっても、合計4日くらい閉じ込めて産んでもらったんですけどね

うちのミシシッピアカミミガメ軍団3匹は基本的にいつも水の中です。日光浴も水場すぐ脇のブロックの上でだけです。水場から本当に離れません。

そんな彼女たちも、産卵の時だけはあっちゃこっちゃに行ってます。なんとか掘れる場所を探しているんでしょうね。産みたい時期が分かりやすいので、私としてはいいことなんですがね。

ミドリ鬼も変な行動を繰り返していて、閉じ込めてなんとか産んでもらいました。



でもたった2卵でした。穴は大きな穴を掘っていたんですけどね。やっぱり卵産み忘れが影響してるんでしょうかね??

ちょっと私が忙しかったために、卵は産んでから1週間経ってから掘り返しましたしかし写真の通り全然初期発生が見れませんでした。これは未受精卵ぽいですね残念です。昨年のデータを見たら、昨年も彼女の卵は孵化してないみたいです。んー、気づきませんでした。てっきり他のアカミミ2匹と同じように孵化してるもんだと思ってました。何が原因でしょうね。。。いろいろ候補があって絞れません今後は注意して観察してみたいです。


前回予告した孵化ですが、まだ卵に変化が見られませんもうちょっとかかるみたいですね。
クサガメのカジョウも今日産みたがっていましたクサガメも2クラッチ目に突入しそうです!!

2009年の産卵記録

ミシシッピアカミミガメ 5回/27個/ ?個/ ?匹
ニホンイシガメ     1回/ 5個/ 4個/ ?匹
ニホンイシガメ?    1回/ 4個/ 2個/ ?匹
クサガメ           2回/21個/ ?個/ ?匹

              (産卵回数/卵数/初期発生した卵の数/孵化数)

座敷亀の是非

2009年06月23日 23時30分09秒 | カメ日記

カメの掲示板などを眺めていると、たまに座敷ガメ(座敷亀)に関する書き込みを見かけます。

座敷ガメとは、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)やゼニガメ(クサガメ)を水場に入れるわけではなく、主に家の中に放し飼いにすることです。1日の大半を水が無い場所で生活させることです。

例えばセマルハコガメのように、深い水場を好まず陸での活動時間が長いものはこのような飼育環境でも問題ないと思います。しかし、アカミミガメもゼニガメも水への依存度が高いカメです。このようなカメを水から切り離した環境で飼育すると弊害だって出てきます。



これはある場所で撮影したクサガメです。
座敷ガメではありませんが、飼育環境に水場はこの容器1つしかなく、水も浅く体全体が浸かることもできなくなっています。座敷ガメと同様の環境で飼われているといえます。



こっちは我が家のクサガメ「マル」です。

違いがわかるでしょうか?上のカメは甲羅がいびつで、甲羅からやたらと手足が飛び出しているのが見てとれると思います。また皮膚も厚ぼったく、カサカサで脱皮がうまくいっていないように見えます。

これは水に浸かることができなかったから起こった成長障害です!クサガメが成長する上で水というのはとても大切なものです。水槽で飼われている人も、必ずクサガメの甲羅が完全に浸かる水深をとってあげてください。水槽飼育であっても、水が足らず同じような症状になっているカメを見かけたことがあります。

カメの病気のことがまとめられた「カメディカ」でも、乾燥による皮膚障害として紹介されています。座敷ガメとして一番有名なカメは「うちのカメ」に登場するカメだと思いますが、残念ながら成長障害が見られます。

クサガメではよく甲羅の成長障害を起こした個体をたくさん見たことがありますが、ミシシッピアカミミガメではまだ見たことありません。アカミミガメの方が乾燥に対して強いのかもしれません。ただ私の確認不足なのかも知れません。見たことある方や写真をお持ちの方は教えていただけるとありがたいです。ただアカミミガメはクサガメ以上に水への依存度が高いように感じますので、座敷ガメにするのはどうかと思います。成熟したオスの前足の爪など、陸上で歩行することは想定されていないようなものですよね。

カメは300近い種がいます。それらの生息場所は陸から海まで、砂漠から熱帯雨林まで、熱帯から温帯まで様々です。共通しているのは甲羅をもっていることだけです。カメは犬や猫のような家畜ではありません。野生の動物です!それをわざわざ家に連れてきて飼育しているのですから、せめてそのカメにあった飼育環境を用意してほしいと思います座敷ガメにしたいなら、それに見合った種を選んでください!


産卵 ’09-8

2009年06月19日 16時49分50秒 | 産卵&孵化(2009)

今週はミシシッピアカミミガメのミドリ小が産卵してくれました~



今回は9卵でした!

前回は設置してある産卵床で自主的に産卵してくれたミドリ小でしたが、今回は朝早くからコンクリートをガリガリしてました結局産卵床に閉じ込めての産卵となりました。

ベランダの模様替えをしてから、まだ誰も産卵床で産卵してくれません。。。前以上に場所が悪いんでしょうか?不安ですまあしばらくは現状維持で様子を見ようと思います。


さて、もうそろそろ孵化も始まりそうです
我が家では、ミシシッピアカミミガメもクサガメもニホンイシガメもヤエヤマイシガメも大体2ヶ月で卵が孵化します。今年最初の産卵はミドリ大で4月29日でした。卵は今日確認したところ順調そうですあと10日前後で今年初の孵化を迎えられそうですまた報告しますね!


2009年の産卵記録

ミシシッピアカミミガメ 4回/25個/ ?個/ ?匹
ニホンイシガメ     1回/ 5個/ 4個/ ?匹
ニホンイシガメ?    1回/ 4個/ 2個/ ?匹
クサガメ           2回/21個/ ?個/ ?匹

              (産卵回数/卵数/初期発生した卵の数/孵化数)


子ガメ・中ガメの飼育環境

2009年06月16日 23時41分25秒 | カメ日記

今日はミドリガメやゼニガメと呼ばれるミシシッピアカミミガメやクサガメなどのまだ小さい頃の飼育環境を紹介します


まずは子ガメ用水槽



水槽:ガラス水槽 40cm×25cm×高28cm(もしくは36cm×25cm×高26cm)

陸&隠れ家:かめ島(ジェックス) 数個

照明:レプティグロー5.0(1日9時間照射)

同じ水槽が5個くらいあり、うちでは孵化した子ガメや新たに購入したクサガメのような飼育環境で大丈夫な子ガメはこのように飼育しています。

以前は同じくらいのサイズのプラスチック容器に入れて、太陽光のあたるベランダに出していたのですが、子ガメだと水があまり撹拌されないためすぐにコケまみれになってしまいました。結局それが原因で、皮膚病になっていたので今の室内の管理になりました。とりあえずこの環境で、生後1年位は飼育するのですが問題が生じたことはありません。

上の写真は現在カントンクサガメが2匹入っています。ほぼレプトミンだけをやっています。水換えは週2回です。頻繁に水換えをすることを推奨される方もいますが、私は換えすぎもよくないと考えています。水から異臭がしているのに放置するのは論外ですが、水道水は塩素を含んでいるので少なからずカメの負担となるため毎日換えるのもいかがなものかと思います。

水槽の数の関係で、ここでも多頭飼いをしてしまっています よくないとは思うのですが、注意しているので最近は尾をかみ合ったりということは起こっていません。私の気をつけていることとしては、サイズの大きく異なるものは入れない、力関係がはっきりしている場合は分けるです。餌をやったときカメ同士がお互いに気にせず餌を食べていたらいいのですが、攻撃しているようなら要注意だと思います。咬んだりしてないかしっかり観察してあげてください!



次に中ガメ用水槽です



水槽:角タライ(幅84×奥62×高32cm)

陸&隠れ家:すのこ 

どこのホームセンターでも大体売っている足のついたすのこ(約40cm×30cm)を利用しています。それらの足を7cmくらいカットするとちょうどいい高さで重宝しています そこにフックを取り付け、100円ショップに売ってある壁掛け用の網?を付け、登れるようにしています。すのこの寿命は1~2年といったところでしょうか。どうしても水に浸けているため腐ってきます。
この網も重宝されるのですが、大きい個体だと自分の体重の重さで後ろ足の水かきなどを傷つけてしまうため体重が500g以上あるカメには不向きだと思います。

日差しはもちろん太陽光ですこれに勝るものはありません。日差しがあたりすぎて、水が熱くなりすぎるのには注意してください。

上の子ガメ用のもそうですが、基本的に砂利は入れません。雑菌の温床になるという話もありますが、私はそうは考えていません。ちゃんと濾過能力があるとは思っているのですが、いかんせん水換えの手間が格段に増えてしまいます。そのためもう何年も砂利は敷いていません。

ここで2~3年飼育し、甲長が10cmを超えるようになれば、前に紹介したベランダの飼育場に出すようにしています。現在はここにアンナンガメ1匹、クサガメ1匹、カントンクサガメ1匹が入っています。

以上、中・小のカメの飼育環境でした


産卵 ’09-7

2009年06月11日 16時29分43秒 | 産卵&孵化(2009)

久しぶりの報告で~~す

ニホンイシガメのカメ子が今期2回目の産卵をしてくれました

いや~、今回も難産でしたね 

普段のカメ子は部屋の中なんて興味なさそうなのに、卵を持つと隙を見ては部屋に侵入してきます。。。あっちこっちを動き回っては、少しやわからそうな物の上で掘れるかどうか前足で試しています。

イシガメの里(著:松久保晃作,2005年出版)では、「イシガメのメスは産卵のために本来の生息地からかなり移動する」と紹介されています。うちのカメ子も本能に突き動かされてなるべく飼育場所から遠いところで産卵しようとしているのかもしれません

しかし掘れる場所がないので、しかたなく産卵床に閉じ込めます。でも、なかなか産んでくれないんですよね。。。最初に丸2日間閉じ込めても産卵はしてくれませんでした。あいかわらずまた部屋に侵入してくるので、その数日後にまた2日間産卵床に閉じ込めました。計4日閉じ込めて、やっと産んでくれました



今回は大き目の5卵を産んでくれていました しかしなぜか殻が柔らかいんです。まるでアカミミガメの卵みたいです掘り返すまでに時間が空いてしまったので、すでに4卵の発生が確認できました。たぶん1卵はもう発生しないんでしょうね。ちょっとバナナ型ですし。。。

でも5分の4はなかなかの高発生率です!

今年は去年より多くのニホンイシガメの子ガメに会えそうです

2009年の産卵記録

ミシシッピアカミミガメ 3回/16個/ ?個/ ?匹
ニホンイシガメ     1回/ 5個/ 4個/ ?匹
ニホンイシガメ?    1回/ 4個/ 2個/ ?匹
クサガメ           2回/21個/ ?個/ ?匹

              (産卵回数/卵数/初期発生した卵の数/孵化数)


ケヅメリクガメの成長1

2009年06月09日 21時30分27秒 | カメ日記

今日はケヅメリクガメの成長記録を紹介しようと思います

最近大きなペットショップを覗くと、ケヅメリクガメ、ギリシャリクガメ、ヨツユビリクガメ(別名ホルスフィールドリクガメ・ロシアリクガメ)なんかの子ガメをよく見かけます。ブリーダーの方ががんばられて、子ガメが安定供給されているのは本当にすばらしいことだと思います。しかし、ケヅメリクガメを生涯飼えるお宅って日本にどれだけあるのだろうってっても考えてしまいます。子ガメだとギリシャもヨツユビも変わりませんが、親は体重にすると10倍以上違います そのため遺棄や動物園や水族館への持込が一番多いリクガメはケヅメリクガメなんですなので私は飼おうと思われる方にはケヅメリクガメがどんだけ大きくなるのか知ってほしいし、不幸なケヅメリクガメを減らしてあげたいと思います。

偶然卵を手に入れたことから始まった私のケヅメリクガメの飼育。
せっかくなのでどのくらいケヅメリクガメが大きくなるのか、どのくらい成長が早いのかの一例として、提示して行きたいと思います。今回はその第1回目です

↓これがその成長記録です!!!(拡大して見てください)





生まれたて(2008年9月)


1ヶ月(2008年10月)


3ヶ月(2008年12月)


5ヶ月(2009年2月)


9ヶ月(2009年6月)

始まりは昨年の9月からです。毎月月初めに1度身体測定を行なっています。
測ったはずなのに、最初の2ヶ月のデータを紛失していたことに今回初めて気がつきました以前ネット上でデータを保存していたのを消されたのですあの時はほんとにショックでした。。。なので今は紙に全部記録して残しています

ケヅメリクガメにはほぼ毎日餌を与えています。年中、9時間紫外線灯(レプティグロー8.0)とホットスポット(レフランプ60w)が照射されています。

9ヶ月で
甲長 51.5mm → 94.1mm 42.6mm up
体重 40g     → 204.7g  164.7g up

甲長が1.827倍成長したので、体重は甲長の成長比率の3乗で増えるはずなので、40g×(1.827)3乗= 243.9g(予想体重)です。んー、予想体重より若干少ないですね。ケヅメは痩せてる印象をうけないのでプロポーションが変わってしまったのでしょうかそういえば甲羅の盛り上がりが足りないような

これまでのところ思ったより成長は早くありませんが、順調な成長でしょうか?野原に連れて行くには、通行人にすぐに気づかれるくらい大きくなってほしいものです。

このような感じでたまに報告させていただきます


ベランダのカメ達の飼育環境

2009年06月02日 02時51分41秒 | カメ日記

ある日ベランダに顔を出すと、いつものようにカメ達が日光浴から勢い良く水場に逃げ込みました。しかしいつもと1つだけ違うことが。。。



そうなんです。逃げ出したカメの下から卵が出てきました



殻の柔らかさと産み落とされた時期から言って、どうやらミシシッピアカミミガメのミドリ鬼が産み落としたみたいです

そんなに産みたいんだったら、どうぞ産卵床へ。。。って思うんですけどなかなかうまく行きません

もうこうなったら産卵床の配置を変えてやるということで、ベランダの模様替えをしました

今まで水場から産卵床へは、スロープを降りてベランダに出て、さらにスロープを登らなければなりませんでした。産卵床へ産まないカメ達を見てると、いつも水場周辺や、水場からスロープを降りたあたりで、掘り掘りしてました。そこで、単純に産卵床が利用し辛いだけだろうと信じ込み、水場のすぐ脇に設置することにしました





こんな感じになりました

前の日記では2つに分けていた水場間での移動はあまりないと言っていましたが、その後慣れたカメ達は産卵床を乗り越えて頻繁に移動するようになってしまっていましたこうなりゃ一緒にしてしまえということで、仕切りは取っ払ってしまいました。


現在のベランダ飼育の詳細です↓

<現在ベランダにいるカメ>
ニホンイシガメ     4匹
ヤエヤマイシガメ    5匹
クサガメ          4匹 (クサガメF1を除く全個体)
ハナガメ          3匹
ミシシッピアカミミガメ   3匹
キバラガメ         1匹

明らかに過密ですね水場は120cm標準水槽に比べ4倍近い表面積があり、それなりに広くしてあるつもりです。またベランダに自由に出入りできるため、ケンカやオスの求愛から逃げるための場所は十分にとってあるとは思うんですが、それでもちょこちょこケガしたり、尻尾がかじられて短くなっている個体もいますんー、数を減らすなり対策をしなくてはいけませんね。カメには悪いですが、しばらくは現状維持です。


<ベランダ>
移動可能スペース 約4m×2m

沖縄の一般的なアパートはベランダに洗濯機を置くため水道と電気が来ています。とても便利ですまた、本土のアパートに比べベランダは広く設計されています。その中でもうちのベランダは広いほうです。今のアパートに決めたのはベランダのためと言っても過言はありません隣の家に通じる水路やカメの入りやすい場所や逃げ出しそうな場所は、コンパネ、レンガ、ブロックを利用して最初に全部塞ぎました。カメは私の予想を上回る逃亡劇を行うものなので、あらかじめ過剰な対策をしています。


<水場>
プラ舟220(内寸1430×830×H198mm:写真左)
プラ舟140(内寸1150×700×H188mm:写真右)
バット?(内寸530×350×H70mm:エアコンの室外機の横)

バットはこれまでプラ舟220の避難場所として機能していました。オスに激しく追い回されているメスや、よくいじめられているカメはあまり水場に入ってきません。そのため水場が2つあると、オスのいない水場に避難することができます。また2箇所にエサを撒けば、エサを食べられない個体がぐっと減ります

水場にはブロックとレンガを重ねて入れてあり、そこからカメたちは出入りしています。水場への入り口はコンパネに割り箸をボンドで貼り付け、スロープにしてあります。

水換えは3日に1度程度です。ちょっと緑色になったら換えるという感じです。プラ舟は下に穴を開け栓をしてあります。そこから水を抜き、軽く洗い水を足します。


<産卵床>
常設産卵床(720×395×H260mm)

配置を変えたことによって利用されるか?今後に期待です
複数の個体が産卵すると、先に産み落とされた卵が割れてしまうことがありますので週に1度くらい産卵床を掘り返して卵を回収しています。空振りもしょっちゅうですが

このような感じで、うちの大多数のカメは飼育されています。

最後になりますが、こんな飼い方を紹介しておいてなんですが多頭飼いはお勧めしません
自然のカメを思い他のカメと一緒にしてあげたい、1匹では寂しそうなんて話を聞きますが、カメは基本的に単独行動する生き物です。1匹で飼うことに何の問題もないと思います。繁殖を狙う場合でも、十分に広いスペースの中で少ない数のカメを飼ってやるべきだと思います。

こんなことを自分で書いていると、私はまったくダメな飼い主だな。。。と実感します広いスペースをとってやる!これは永遠のテーマになると思いますが、頭に入れこれからもしっかり飼っていきたいと思います。