はれ ときどき かめ日記

旧「週刊カメ日記」です。長い冬眠を経て復活します(汗) 時々更新できたらいいなぁ~と気楽にいこうと思います。

産卵 ’09-6 &孵卵方法

2009年05月29日 02時14分51秒 | 産卵&孵化(2009)
我が家のお産が活性化してきましたよーーーーー

その結果、同じような日記ばかりですみません

今回はクサガメのカジョウです



きれいな卵を9卵産んでくれました

うちにはクサガメのメスは2匹います。前回紹介したシオと今回のカジョウです。

体はシオの方が甲長で2cmくらい大きいです。シオは体のでかさもあってか、大体12~15卵産卵します。一方カジョウは6~9卵しか産卵しません。カジョウは産卵数こそ少ないものの、1つ1つの卵は大きく、しかも受精率がとても高いです。カジョウの受精率はほぼ100%、一方シオは良くて50%くらいです。また孵化した子ガメもカジョウが7~8gあるのに対して、シオは4~7gしかありません。同じクサガメのメスなのにこうも違うものかと、いつも楽しませてもらってます

ちょっとずつカジョウの産卵数も増えてきている気がしますので、今後の変化も楽しみながら追って行きたいです


2009年の産卵記録

ミシシッピアカミミガメ 3回/16個/ ?個/ ?匹
ニホンイシガメ?    1回/ 4個/ 2個/ ?匹
クサガメ           2回/21個/ ?個/ ?匹

              (産卵回数/卵数/初期発生した卵の数/孵化数)



今回はついでに私の孵卵方法も紹介します孵卵方法の1例として参考にしてもらえれば幸いです

まず産卵していることを確認したら、



ザルでバーミキュライトを水でひたひたに濡らし、ザルをあけ水を切ります。



産卵数にあったサイズのタッパーにバーミキュライトを敷き詰めます。
カメの卵の孵卵にはミズゴケなど様々なものが使われていますが、私はバーミキュライトが一番管理しやすいと思っています。



次に卵をのせます。付いてしまった産卵床の土は手で掃う程度で、一生懸命はとりません。それが原因と見られるカビの発生は今のところ見られません。すでに発生が始まっている可能性も考えられるので、卵の上下は産卵床の状態をキープします。不意な事故に備え、卵の上の位置に油性マーカーで×印を入れておきます。



次に、同じように濡らしたバーミキュライトを卵がちょうど隠れるくらい足します。



そして、タッパーのフタをします。呼吸が出来るように隅に少し穴を開け、「産卵日」・「産卵個体」・「産卵数」を書いたテープを貼ります。



あとは風通しのいい場所で保管します。卵は1クラッチごとにタッパーを分けて管理しています。あとはタッパーの湿り気具合を確認しながら、1~2週間に1度霧吹きで水をかけるだけです。クサガメやミシシッピアカミミガメなどは約2ヶ月で孵化します。

孵卵中の私の失敗から、高温になり過ぎないように注意してください。32度くらいまでは大丈夫だと思いますが、以前暑く風通しの悪いところにおいていたときは、甲板ズレの子ガメの生まれる率が高かったです。今の場所に移してからはかなり減ったように思います。

以上、私の孵卵方法でした

※これはあくまでクサガメやミシシッピアカミミガメなどポピュラーなミズガメに通用するものだと思います。曲頸類やリクガメなどでは違う工夫が必要になりますので、マネしないようにしてください!

産卵 ’09-4, 5

2009年05月27日 00時34分22秒 | 産卵&孵化(2009)

ついに見ましたよーーーーーー



今年作った産卵床で産卵しているところを
この子はミシシッピアカミミガメのミドリ小です。ちょっと見にくいですが、すでにかなり穴を掘り堀りして、後ろに土がこんもり山になっています。刺激しないようにそっとしておいてしばらくして見ると、後ろ足で一生懸命埋めていました。一生懸命踏み固めていたので、後ろ足で甲羅を持ち上げてたたきつけてるみたいな。。。それだけ一生懸命でした

掘り返してみると。。。



7卵ありました。掘り返すまでに1日あけてしまったので、すでに上の真ん中2卵は発生が始まっていますね。真ん中が白くなっているのが分かりますか?毎回観察してると、アカミミガメはきれいなバンドにはならずに白い領域が無秩序に?円状に?広がっていきますね。

とりあえず今年版の産卵床を使えてもらってうれしいですただあまりにも利用率が悪いので、もうちょっとしたら配置を変えようと思います。そしたらまた報告します。



そして今日はもういっちょ産卵を紹介します

クサガメのシオですクサガメは今年初ですね

結構難産でした~

5日くらい前に一度昨年式の産卵床に閉じ込めまたのですが、中を確認したのがタイミング悪く、ちょうど穴を掘っており、その後びびって産まなくなってしまったんです

そして2日前に、コンクリートを掘ろうとしていたので再度閉じ込めました。しかし昨日確認しても産んでいませんでした心を鬼にして、閉じ込め2日目に突入し何とか産んでくれたくれました。





ブリブリと12卵産んでくれましたどれも形がよさそうなので孵化に期待です

水に戻すと、さっそくバクバクとエサを食べていました。産卵のときエサを食べなくなるのはいつも心配ですね~やっぱりバクバク食べてる姿を見ると安心します

この調子で2クラッチ、3クラッチと産んでもらいたいです

2009年の産卵記録

ミシシッピアカミミガメ 3回/16個/ ?個/ ?匹
ニホンイシガメ?    1回/ 4個/ 2個/ ?匹
クサガメ           1回/12個/ ?個/ ?匹

              (産卵回数/卵数/初期発生した卵の数/孵化数)


ニホンイシガメの求愛行動

2009年05月25日 00時49分47秒 | カメ日記

今日はニホンイシガメの求愛行動を紹介します

言わずと知れた日本にしかいない固有種です。この種と沖縄にいるリュウキュウヤマガメはほんとに日本的な美しさをもったカメだな~って思います。

↓がリュウキュウヤマガメです。こちらも日本にしかいません。ちょっと写真がよくないですが、どうでしょうか?美しくないですか



私はこの日本的なカメ達が大好きです。
ちなみにリュウキュウヤマガメは天然記念物ですので飼うのも触るのもダメですよ見るだけにしてください

話がそれてしまいましたが、↓これがニホンイシガメの求愛行動です。



左側のメス(カメ子)に対して、右側のオス(シガ)が一生懸命求愛してます。まあほとんど無視されて、うざがられているんですけどね

ニホンイシガメの求愛行動の特徴は片手を使うことです。こうやって求愛行動を見ていると、右左にこだわらずメスに近いほうの手で求愛してますね。頭だけを使ってた前回のハナガメとは違いますよね。まあオスが小さくて、メスの前に回りこんで、一生懸命求愛するっていうところは一緒ですけどね

今年もニホンイシガメの(ものだと思われる)卵は発生しています。この調子でオスたちにはがんばってもらいたいです


産卵 ’09-3

2009年05月21日 18時43分22秒 | 産卵&孵化(2009)



やっと今期3回目の産卵です

みんなお腹に卵を持っている感じなのですが、なかなか産んでくれません

第3回目もミシシッピアカミミガメの「ミドリ大」でした

この子、一昨年までは月に1回のペースで10卵くらいを年2,3回産んでいたのですが、去年から15日~20日くらいの間隔で5卵くらいを年4,5回産むようになりました。なんででしょうね?これまで左右の卵巣の卵を作る時期が一致していたのが、今は左右交互に卵を作って産んでいるのかな?なんて考えています。

まあなんと言っても立派なお母さんです

写真はちょっと光が強すぎて見えにくくなっていますが、左のは100円玉です。今回は5卵なのですが、1卵おまけみたいなちっちゃいのがついてきました毎回では無いですが、たまにこういうことがあります。カルシュウムをとられるだけで、いいことないと思いますのに。。。

今回の卵はきれいな楕円形ではなくややいびつに見えると思います。これは奇形なのではなく、アカミミガメの卵の殻が薄くて柔らかいためです。クサガメやニホンイシガメも卵の発生が進むと、卵は弾力を持ってやわらかくなります。アカミミガメの卵は発生初期にたくさん水を吸収し、産んだときの1.2~1.5くらいの大きさになります。そのため産みたての卵は殻がぼこぼこしてしまっています。同じカメでも結構違うもんです。おもしろいですね

さて次は誰でしょうか??


2009年の産卵記録

ミシシッピアカミミガメ 2回/ 9個/ ?個/ ?匹
ニホンイシガメ?    1回/ 4個/ 2個/ ?匹

              (産卵回数/卵数/初期発生した卵の数/孵化数)


記録簿

2009年05月18日 21時41分48秒 | カメ日記



私は毎日の世話を写真のような紙に記録しています

飼育容器ごとに分けた記入欄に、その日したことを書いています。記録していることは、与えた餌の種類や量、水換えや甲羅干しなど日常の世話、そして産卵や甲長・体重などカメのことです。下にメモをとる欄もあり、詳しく記録しておきたいことなどを残しています。また天気・気温・水温も記録しています

記録を残していて気づいたことは、いかに自分の記憶が曖昧であるかということです

例えば、カミツキガメには週に2回程度しか餌を与えないのですが、

「一昨日に餌をやった」と思って記録を見ると、もう5日前の話だったり

「そろそろ餌をやろう」と思っても、実は昨日餌をやっていたとか

ほんとに記憶ってあてにならないな~って思うことが多々あって驚かされました


そのため、いくつかの種類の餌をローテーションであげてたりする場合や、冬場などたまにしか餌を与えないときは、記録がとても役に立ってます。また数字にして、うちのカメたちの成長を感じられるのも楽しいです。何年も同じサイズに見えていてもちょっとづつ、4年で1cmとか成長していることに気づけたときは、なんかすごくうれしかったりします

あとは同じ失敗を繰り返さないための教訓になったり、昔の情熱が垣間見れたりします。

いいですよ、記録簿


産卵 ’09-2

2009年05月15日 13時56分35秒 | 産卵&孵化(2009)

やっと産卵第2弾です



しかもですね、ついにあの産卵床で産んでくれていました

産んであった場所は10cm無いくらいと意外と浅いところでした。掘り返してみると4卵ありました。



左側の2卵はすでに初期発生が始まっていました写真ですと真ん中に縦に白いバンドがあるのがお分かりでしょうか?これは、卵の内側に血管が張り巡らされる過程で現われます。胚の場所から白い部分が現われ、徐々に広がって行きます。大体産卵後1日くらいで始まると思います。もう血管が張り巡らされると卵の中で胚が動くことができませんので、卵をさかさまにすると卵黄に押しつぶされて、胚が死んでしまします。ご注意ください

発生が始まっていない残りの2卵はどうやらダメそうです。またその中の1卵は、きれいな楕円形ではなくバナナ型になっています受精率の低さ、バナナ型の卵から、この卵はニホンイシガメのカメ子の卵である可能性が高そうですニホンイシガメが楕円形のダメ卵を産むわけではなくて、この個体がちょっと変みたいです。イシガメを繁殖させている方にバナナ型の卵の話をしたらきょとんとされてましたしカメ子は卵を産み始めた初年度はまともな卵なんて産みませんでしたし、もちろん発生もしませんでした。徐々にいい卵を産む率が上がってますので、今後は受精率の向上も期待したいです

とりあえず2ヵ月後の孵化が待ち遠しいです

あと1つ残念なお知らせが・・・
水槽の中に割られた卵の殻が沈んでました。たぶん1腹分だと思います。ヤエヤマイシガメだと思いますが、ちゃんと産んでくれなくて残念です。


2009年の産卵記録

ミシシッピアカミミガメ 1回/ 4個/ ?個/ ?匹
ニホンイシガメ?    1回/ 4個/ 2個/ ?匹

              (産卵回数/卵数/初期発生した卵の数/孵化数)


スジクビヒメニオイガメの飼育環境

2009年05月11日 22時06分27秒 | カメ日記



今日はニオイガメの飼育環境を紹介します!

まずは詳細を↓

<容器>
ガラス水槽(幅60cm×奥30cm×高さ40cm)

<フィルター>
テトラ エックスパワーフィルター75
使用ろ材:ブラックスポンジ・ウールマット・EXリング

<底砂>
麦飯石(5cm程度)

<その他のアイテム>
流木3本、温度計

<水草>
マツモ、ウィローモス、アヌビアス・バルテリー、アマゾンソード

<同居>
ブラックモーリー2匹、オトシンクルス1匹、ヤマトヌマエビ5匹

<水換え>
週に2回、20ℓずつ交換してます。フィルターの掃除は月に1度程度。

<保温器具>
未使用

<陸>
なし

このように飼育しています現在の水槽に変更したのが1月半前ですかね。それまでの水槽には陸もホットスポットも作っていたのですが、3ヶ月で1度も登りませんでしたそのため今は設けていません。

前の水槽から比べて、約2倍深くなったのですが、今のところは苦しそうに呼吸しているところは見られません上手に流木を登ったり、短い足をバタつかせてあっという間に水面にたどり着きます。夜は左側の流木に登って、マツモに絡まりながら寝ています

日中は右側の流木の付け根で寝ています



そうでなかったら、テトテトと底を徘徊して餌を探しています。魚もエビも水草も飼育書には食べると書いてありますが、今のところ被害者はゼロです写真に写ってるネオンテトラは白点病が出たので隔離しました。どうやらペットショップで悪い個体をもらってきたようです

レッドラムズホーンは入れるとすぐに食べられるので、お掃除人としてモーリー、オトシン、エビは非常に重宝してます投入前には目立った白いもやがまったくなくなりました。いー仕事です

あと心配なのは今後大きくなって、レイアウトが破壊されることですね~一応左側の流木は底にプラスチックの板をつけて補強しているのですけどね。今後要チェックです


初めての散歩

2009年05月04日 00時43分18秒 | カメ日記

先日初めてケヅメリクガメを散歩に連れて行きました

素敵な公園やクローバーの生い茂った場所を見ると、「カメ連れてきたいなぁ」なんて思っていましたが、なかなか機会に恵まれず実行されないままでした。

少し前に近所で飼われてる兄弟ケヅメを見にいったら、甲羅がすごくきれいでしたうちの子はややメロンパンみたいになってきています

話を聞くと、よく子供と一緒に公園に連れて行ってるとのこと。

やはり紫外線灯だけでは補いきれないことを痛感し、カメの散歩を心に誓いました

そして先日のよく晴れたお昼時に初めて散歩に行きました



近所の畑に行きました
写真のように、畑の周りにクローバーなど雑草がたくさん生えてました

新しい場所だし、手にしばらく握られて移動したため、びっくりして草なんか食わんのじゃないかと思っていましたが、最初っから積極的にかじってましたね



基本的にはちょっとかじって移動、ちょっとかじって移動を繰り返してました。まるでデパ地下で試食するあばちゃんのよう気に入った草のあたりではちょっと長めのお食事でした。

まあ体に悪いものは食べないだろうと信じて自由に食事させてました。観察していると、クローバーや単子葉植物(芝生の草のような植物)を好んで食べてました。あとちょこちょこつついていたのが、透明なプラスチックの袋ですね。もともとケヅメはサハラ砂漠の南側の乾燥した地域に住んでいます。そのためまとまった水がほとんど摂取できないため、小さな水溜りでも水が飲めるように鼻から水を吸うことができると聞きます。あとは植物についた夜露などで水分を取っているのでしょうか?プラスチックが水滴が反射しているように見えるのかな?なんて思いました。

そんなこんなで、約1時間の初めての散歩は無事に終わりました



ケヅメも満足したのか、帰ってからは腕を投げ出して寝てました

今回を機会に、これからは月に2回くらい外に連れて行けるようにしたいです!