編み物日記

手作り作品の記録。
たまーにオリジナル作品あり。

和裁教室(その5、6)

2009-07-26 00:37:08 | 和裁教室

5,6回目の教室での内容をまとめて書きます。

4回目の教室で、細い竪衿に詰め込まれた、前身頃を抜き出します。
気をつけて持ち運んだつもりでしたが、やはりかなり皺くちゃになってしまいました。通常の仕立時は、竪衿を着けた直後に抜き出すのでそれほど、くしゃくしゃにはならないのでしょう。

竪衿の裾の始末が何かあったような記憶があるのですが、数週間前のこと、すっかり忘れてしまいました。覚えているのは、ひっくり返した後、竪衿の裾部分に2目落としのしつけをしたこと。

竪衿と裾の裏側。右側が裾。


次は、脇縫いです。これができるとちょっとだけ着物の形が見えてくるのかも。この脇縫いが曲者で、片側5本縫います。
最初聞いた時は、「へ?5本縫うってどういうこと?両脇で10本?なんで?」と頭の中は?マークでいっぱい。

実際は、やっぱり片脇5本。
1本目:普通に糸印上を裾から脇下まで並縫い。
2本目:1本目の並縫いから縫い代寄り5mmの所をまた並縫い。
3本目:キセをかけて(縫い代を前身ごろ側に倒してこてでキセをかけます。)、縫い代を割り、前身ごろよりの縫い代を抑えるために、1本目、2本目の並縫いの間を一目落としで縫います。
4本目、5本目:割った縫い代の端7~8mmを折込み、両端をくけます。2本目の並縫いは多分、補強の役目。3~5本目は、裏の始末を美しく見せるためだと思います。あくまで推測です。

3本縫ったところ。上下の並縫いが1、2本目。真ん中がキセを押さえる一目落とし。

縫い代を開いたところ、片側の縫い代に一目落としの縫い目が見えます。

縫い代を開き、耳から7~8mmを折込み、まち針で留めたところ。


しかし、手縫いでこの丁寧さ、ほんとうにびっくりです。
3本目までは両脇終わりました。残りは宿題です。

脇の後は、裾です。
裾も”ふき”を作るので、3本縫います。
1本目:2cmをつまんで並縫い。
2本目:つまんだ2枚と表の布を合わせて、縫いびつけ。
3本目:裏布も合わせて(4枚)2目落としのしつけ。

2本目、3本目は、絹のしつけ糸を使います。通常はよりが3本、しつけ糸は2本でかなり細い感じです。


2本目の縫いびつけは、しつけと言えども解きません。4mm間隔ぐらいで、表に1mm弱の縫い目を見せ、飾りのようなしつけです。
「表に出る縫い目なので、細心の注意を払って縫いなさい。」との指示を受けました。確かに、普通の縫い糸で縫う場合は、かならずキセをかけて縫い目がみえないので、あまり縫い目の幅は気にしなくてよさそうですが、
縫いびつけは、糸が白ということもあり、濃い色の着物では非常に目立ちます。

私の場合は、襦袢なのでちょっとだけ気が楽です。
2本目、3本目も宿題です。

縫いびつけ。表側

裏側。下側が1本目の並縫い。上側が縫いびつけ。

竪衿をつける前に縫った3本目のしつけ。2目落とし。


裾は正確に言うとあげ部分もあるので、後1本縫わなければなりませんね。居敷当を挟み込んで縫います。これは次回の授業で習うはずです。

 


 


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スパンコールのネックレス(その2)

2009-07-20 18:22:05 | レース編み

夏用に大ぶりのネックレスがほしくなりました。

糸:だるま絹のレース糸1

MIYUKI H1298/514, MIYUKIH477/403

以前、作ったものとほぼ同じ配置で、スパンコールを夏らしい色に変えてます。

前のモチーフの裏にCカンを2つつけてます。長さ調節も可能です。

留め具は、当初から考えていたように前につけました。夏服はどうしても肌が出る服が多いので、首の後ろもすっきりした方が少しでも涼しげに見えるのではないでしょうか?

今年買った、麻のシンプルな白いワンピースに合わせようと思っています。

 

 


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和裁教室(その4)

2009-07-06 07:47:13 | 和裁教室


1.背縫い
首から「あげ」のちょっと下まで(居敷当で隠れるところまで)袋縫いをします。まず、外表に布を合わせて耳から4mmのところを並縫いで縫っていきます。襟肩開きを右手にし、縫ったところから1~2mm下を手前におり(きせをかけます。)こてで折り目をつけます。
中表にひっくり返して、糸印上を首から裾まで一気に縫います。
先ほどと同様に、襟肩開きを右手に置き縫い代分をきせをかけて手前に折り、こてで折り目をつけます。
居敷当は、余った生地を使うようですが、私のは余り生地がなく先生から白い正絹をいただきました。

2.竪衿裾
竪衿の裾を縫います。
裏だか、表だか忘れてしまいましたが、糸印上を縫うのではなく、片方を4mmほどずらして縫います。 裏返すと、図のようになります。



3.竪衿付け
「鉄砲付け」という方法でつけます。
竪衿に前身ごろをはさんで3枚をいっぺんに縫っていく方法です。
竪衿を中表にして上の一枚の縫い代とを前身頃の縫い代とあわせます。
通常だったらここで並縫い、竪衿をひっくり返してまつり縫いあるいはくけ縫いをしたくなりますが、(竪衿の片側は輪になっているので普通はそう思うはず。。。)
なんと、前身ごろの布を幅の狭い竪衿の輪のなかにすべて押し込んでしまい、下側の縫い代と、さきほど合わせた2枚の縫い代をあわせて待ち針をします。竪衿の間に前身ごろを挟んでいっぺんに縫うため、竪衿の上下の布がずれないように、印付けの時に20センチ間隔で縫い代線直角に糸印をつけておきます。
その糸印を頼りに、待ち針をつけていきます。それから糸印上を3枚合わせて並縫いです。裾の部分2cmほどは、半返し縫いで。
絵を描こうと思ったのですが、難しくて挫折しました。言葉だけだとわかりにくいですね。

左右両方、待ち針をつけてもらい(もちろん先生にすべてやってもらいました。)、縫うのは宿題。

和裁を習う前は、直線に縫っていけばいいんだから簡単よねー。なんて思っていたのですが、ところがどっこい、なんだか難しいです。先生の一言一言に首をひねっていると、
「初めてなのに、難しいやり方をやっているのよ。なんだかわからないでしょう。」とのこと。
ま、そういうことなら2~3枚縫ってみればわかってくるのかな?
なんて安心してしまい、すっかり先生におまかせしてしまいました。

細い竪衿のなかに前身ごろ部分を収めた状態でお持ち帰り。
先生から「つぶさないようにね。ひっくり返した後、くしゃくしゃになっちゃう
から。」というお言葉。

う~ん。難しい状況です。
実は出張先での和裁教室。出張の往復はキャスター付きのキャリーバックの底に入れて持ち運んでいたのですが、
つぶしちゃいけないとなると、別で持たなければ。。。他にビジネス鞄も持っているので合計3つ。

 これで雨でも降られたら、、、。げんなりです。



 


 


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何にしましょうか

2009-07-06 07:36:45 | レース編み

風工房 「小さなクロッシェレース」から「カフス」を作ろうと編み始めましたが、なんだか大きい。本では1モチーフ5cm角ですが、これは6cm角ぐらい。1モチーフ少なくすると短すぎるし、本通りだと太すぎ、長すぎる。
腕の短い私にこの幅のある「カフス」はなんだか似合わない。
でも折角編んだので解くのは勿体ない。
何にするか決まってませんが、とりあえず編み進めることにしました。
編んでいくうちに良いアイディアが浮かんでくるかしら。

<参考にした本>

 

 


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