@りえ記

観劇と気になる記

8月29日&30日の観劇記

2009年08月30日 | 観劇記
8月29日
14:00ドリアン・グレイの肖像@世田谷パブリックシアター

三軒茶屋なので、いつも行く広島風お好み焼き屋で肉・玉・そばを食べた後、レンタサイクルを借りてカレーパンが美味しいという喜楽亭へ。
カレーパン2種と土曜日限定ピロシキを買って劇場に。
座席に持って行くとにおいの暴力になるので、コイン返却式のコインロッカーに保管。

オスカー・ワイルドの耽美作品という予備知識のみでしたが、一言でいうと「理屈ぬきで面白い」という言葉がありますが、そうではなく「理屈ありありで面白い」というかんじ。脳内にヘンな液が分泌されるようなエキサイティング感があります。
退廃すら「紳士の嗜み」なヘンリー卿の言葉に引かされて、真面目すぎるが故に罪を重ねて行くドリアン。
そんな彼に当のヘンリー卿が「人殺しだけはどんなことがあってもするべきでない」という皮肉。
画家バジルの「神様に許してもらうのに、遅すぎることはない」というようなセリフがよかっったです。

8月29日
18:00 天翔ける風に@東京芸術劇場

初演から上演されたら必ず観るようにしている作品。なんか好きなんですよね。演出的には、前にあった軽快な息抜き的部分がなくなって、スッキリした反面、メリハリが際立たなくなっているような気も。
心配した銀ちゃんの歌も思ったよりうたえてましたが、畠中さん想定の歌だから厳しいですよねえ・・・。
それにしても男前の司之介でした。溜水は今さんのキレ具合もなかなかでしたが、やっぱり初演の福井さんが忘れられない。
英は今回が一番よかったです。

覆った宝石の詩、いつも作者をド忘れするのですが、西脇順三郎さんでしたね。ここでメモ。

8月30日
13:00 RENT@赤坂ACTシアター

ほぼほぼ1000人のブレイクスルーシートの抽選。573番の私は当然ハズれ。
先行予約日には来る予定でなかったのでチケット確保しなかったのですが「天翔ける風に」が後から入ったので、ぴあのプレリザーブで確保。先行予約日に決めてればK列とかだったのですが、1階の一番後ろの列でした。
でもでもでも、オペラグラスなしでもキャストの情熱、感情が伝わってくる素晴らしい舞台。やっぱり最高。
マークは山本くんも森山くんもよかったけど、ロジャーはやっぱりアダムを観てしまったら、これを超えることは難しそう。
ああ、ホントにこれを最後にしたい気もしますが、やはり来年のクリエ版も見ちゃうと思います。