@りえ記

観劇と気になる記

2,3月分

2007年05月23日 | 観劇記
ブラックコメディ
 「ユーリディス」以来、劇団四季のストレートプレイには抵抗があったのですが、去年「詩人の恋」を観た後、無性にシェーファーの作品が観たくなってチケットを取りました。というのも「詩人の恋」に出ていた畠中洋さんが10年以上前に演ったシェーファーの「太陽が死んだ日」という作品がとても好きだったのを思い出したからです。
 久々の四季のストレートプレイでしたが、ベテランぞろいのキャスト陣のおかげで割と普通に観る事ができました。演出次第ではもっとドッカンと笑いがとれるのかもしれませんが、やっぱ面白いわ、シェーファー・・・というのを再認識した作品でした。

スウィーニー・トッド
まさちゃんと初観劇、初ミュージカル体験のゆきちゃんと北九州芸術劇場で。初ミュージカルがコレというのはどうだろう・・・という気もしたのですが、キャストに好きな俳優さんがいるということで。やっぱりそういうきっかけでもないとねえ。
作品はソンドハイムだ~! という曲とストーリー。ストレートさとシニカル、残酷さとユーモアがまざりあいながら破滅に向かっていくのですが、ラストには幾ばくかの光明があるところが彼らしい気が。
判事が義理の娘への恋情を断ち切るために自分を鞭打つ演出の印象がキョーレツでした。しかもその後「結婚しよう」っていうのが更に。

コリオレイナス
スウィーニー・トッドの翌日に観ました。2日続けてみんな死んじゃうような話を観てますね。立ち回りや白石加代子さんの母の迫力は十二分に楽しめましたが、誰にも思い入れできないストーリーで実際の時間より長く感じた作品でした。

地獄八景・浮世百景
土日に遠征を入れてしまったため、金曜日の観劇。平日に北九州行きはつらいのですが、AGAPE STORE系G2プロデュースなんで、やっぱり観たい。
ゲラゲラ笑ってすっきりする、そんな作品でした。金曜日に観てよかったかも。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
作品的には1回でいいかな、というのが前回観た感想だったのですが、新キャストが山本耕史くんなんで観ることに。前バージョンではアンドロギュノスの伝説がプロローグチックに開演前に流れたような記憶があるんですが、今回はなし。ヘドウィグのママの話のところだけではわかりにくいんじゃないかなあ。
イツァークも新キャストの中村中さん。やはり前バージョンのエミ・エレオノーラさんの印象が強いため、ちょっとキレイすぎる気も。声は好きなんですが。
山本ヘドウィグももうちょっとグリザベラ(キャッツ)感がほしい機がしたので、あと10年ぐらいたって観たいかな。