雑木帖

 ─ メディアウオッチ他 ─

“本当のこと”

2006-09-24 03:01:01 | メディア
 次の動画はVIDEONEWS.COMが2006年7月8日に収録した≪公開シンポジウム:「いま マスコミに問われているもの──ネット時代のジャーナリズムとは?」≫の中のパネルディスカッションの一場面で、神保哲生氏(「ビデオニュース・ドットコム」代表)、高成田享氏(朝日新聞社論説委員)、竹内謙氏(日本インターネット新聞社代表取締役社長)らのやりとり。

再生 「いま マスコミに問われているもの──ネット時代のジャーナリズムとは?」 5分44秒
  Windows Media Player 300Kbps

 JANJANを主催する竹内謙氏が「ネットも既存マスコミに対抗するような存在には成りえていない」と言っているのだが、たとえばJANJANの原発問題の技術者の市民記者の記事は、既存マスコミを遥かに超えて実態を伝えている。そもそも既存マスコミはこの原発の問題をやりたがらない。
 ちょうどMy News Japanが既知のものとはいえこの問題の一角に切り込む記事を最近二つ載せている。

 ・立花隆氏 今なお残る報道の「40年体制」=「大本営発表体制」
 ・大前研一氏が解説 日経記事は「情報操作」「風説の流布に近い」

 政官業における記者クラブで、まるで「官報」や単なる「広報」のような記事を大新聞・テレビは多く発信していながら、「“本当のこと”とは?」という発言が出てくる(高成田享氏だけではなく、そういった発言をする人は多い)ことに僕は不思議さを覚える。ちょうどレスリングの選手が八百長のプロレス業界で選手をするうち、「本当の試合とは?」と問うような危うささえ感じる。

 原発問題でいえば、次のような告発こそ「本当の報道」といえるものではないだろうか。

 ・原発がどんなものか知ってほしい
 ・「そんなばかな」 平井さんと浜岡住民との対話

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