「風景印ミュージアム」という本が出版されました。
このような郵趣の書籍が一般の書店や図書館に並ぶというのは大変意義あることです。見つかりにくい、郵趣への扉が開かれたということです。
多くに方に読んでいただければと思います。
さて、郵趣というのは郵便局を相手にする趣味であり、相手のある話ですからそこには当然ルールがあります。
このルールがあまり知らされていないことが、郵趣の普及を阻む最大の要因であると考えます。
「風景印ミュージアム」を読んで気になった点について、日本郵便切手・葉書室に問い合わせました。
「ゆうゆう窓口で記念押印ができるか」という問題についてです。
郵政民営分社化の際は、郵便事業会社は、原則9:00~19:00の窓口営業時間内(ただし、基本的に郵便窓口営業時間を除く)には記念押印を受け付けることになりました。
郵便事業会社と郵便局会社の合併時にも、特に取り扱いは変更されませんでした。
しかし、日本郵便ウェブサイトには、
Q.記念押印サービスはゆうゆう窓口でも行っていますか?
A.台紙などに日付印を押印してお持ち帰りいただく記念押印は、ゆうゆう窓口ではお取扱いしておりません。
お手数ですが、郵便窓口をご利用ください。
https://www.post.japanpost.jp/question/692.html
と記されており、グレーゾーン(というか、シレッと変えやがったな)でしたが、
今回の問い合わせで、日本郵便ウェブサイトに書いてあるとおり、すなわちゆうゆう窓口では記念押印は取り扱わないという見解に統一されました。
昨今のゆうゆう窓口の混雑ぶり(窓口営業時間の短縮とコロナ禍による郵便物等の増加が原因だと思われます。)からすれば、やむを得ないと思われます。
ゆうゆう窓口で風景印などを押したいときは、引受消印でお願いします。
まぁ、取扱いの変更が現場に徹底しているとは思えず、記念押印してくれることも無きにしも非ずかとは思いますが、
それは特別な好意によるものと受け止めて、次回以降も同じ取り扱いを無理に要求するようなことは巌に慎むべきです。郵趣の持続可能性にかかわります。
同書の中で、気になったことについて、あと2点ほど。
郵便物の表面に日付印を押してほしくないときに、「切手裏面貼付」のハンコを押して裏面に押してもらう例が紹介されていますが、
切手は郵便物の表面に貼ることが建前であり、裏面に貼ってよいのは表面に貼れないときだけと考えるべきです。
裏面に押印してくれることも無きにしも非ずかとは思いますが、
それは特別な好意によるものと受け止めて、次回以降も同じ取り扱いを無理に要求するようなことは巌に慎むべきです。郵趣の持続可能性にかかわります。
あと、63円に満たない少額切手を離して台紙に貼り合わせて63円以上にして、各々に記念押印を受け、その後切り離す例が載っていました。
確かに、これを規制することはできません。しかし、記念押印の1単位を63円以上とする趣旨を潜脱するものであり、決して推奨できる手段ではありません。
かつて、一連・一群ルールがあり、切手を貼る位置に制約があったところ、これが緩和されて現在のようにバラバラでもよいことになり、台紙作成の自由度が上がったものですが、
切り離しが大っぴらに行われるようになると、また以前に戻るかもしれませんね。
それに、極端な例ですが、極端な人もいるもので、1円切手100枚の1シートに、25回押印させて、田形(2×2)に分割する人もいます。
押印会場でこんな人に前に並ばれたら、後ろに並んだ人はたまったものではありません。
切り離し前提の少額切手への押印は控えましょう。郵趣の持続可能性にかかわります。
このような郵趣の書籍が一般の書店や図書館に並ぶというのは大変意義あることです。見つかりにくい、郵趣への扉が開かれたということです。
多くに方に読んでいただければと思います。
さて、郵趣というのは郵便局を相手にする趣味であり、相手のある話ですからそこには当然ルールがあります。
このルールがあまり知らされていないことが、郵趣の普及を阻む最大の要因であると考えます。
「風景印ミュージアム」を読んで気になった点について、日本郵便切手・葉書室に問い合わせました。
「ゆうゆう窓口で記念押印ができるか」という問題についてです。
郵政民営分社化の際は、郵便事業会社は、原則9:00~19:00の窓口営業時間内(ただし、基本的に郵便窓口営業時間を除く)には記念押印を受け付けることになりました。
郵便事業会社と郵便局会社の合併時にも、特に取り扱いは変更されませんでした。
しかし、日本郵便ウェブサイトには、
Q.記念押印サービスはゆうゆう窓口でも行っていますか?
A.台紙などに日付印を押印してお持ち帰りいただく記念押印は、ゆうゆう窓口ではお取扱いしておりません。
お手数ですが、郵便窓口をご利用ください。
https://www.post.japanpost.jp/question/692.html
と記されており、グレーゾーン(というか、シレッと変えやがったな)でしたが、
今回の問い合わせで、日本郵便ウェブサイトに書いてあるとおり、すなわちゆうゆう窓口では記念押印は取り扱わないという見解に統一されました。
昨今のゆうゆう窓口の混雑ぶり(窓口営業時間の短縮とコロナ禍による郵便物等の増加が原因だと思われます。)からすれば、やむを得ないと思われます。
ゆうゆう窓口で風景印などを押したいときは、引受消印でお願いします。
まぁ、取扱いの変更が現場に徹底しているとは思えず、記念押印してくれることも無きにしも非ずかとは思いますが、
それは特別な好意によるものと受け止めて、次回以降も同じ取り扱いを無理に要求するようなことは巌に慎むべきです。郵趣の持続可能性にかかわります。
同書の中で、気になったことについて、あと2点ほど。
郵便物の表面に日付印を押してほしくないときに、「切手裏面貼付」のハンコを押して裏面に押してもらう例が紹介されていますが、
切手は郵便物の表面に貼ることが建前であり、裏面に貼ってよいのは表面に貼れないときだけと考えるべきです。
裏面に押印してくれることも無きにしも非ずかとは思いますが、
それは特別な好意によるものと受け止めて、次回以降も同じ取り扱いを無理に要求するようなことは巌に慎むべきです。郵趣の持続可能性にかかわります。
あと、63円に満たない少額切手を離して台紙に貼り合わせて63円以上にして、各々に記念押印を受け、その後切り離す例が載っていました。
確かに、これを規制することはできません。しかし、記念押印の1単位を63円以上とする趣旨を潜脱するものであり、決して推奨できる手段ではありません。
かつて、一連・一群ルールがあり、切手を貼る位置に制約があったところ、これが緩和されて現在のようにバラバラでもよいことになり、台紙作成の自由度が上がったものですが、
切り離しが大っぴらに行われるようになると、また以前に戻るかもしれませんね。
それに、極端な例ですが、極端な人もいるもので、1円切手100枚の1シートに、25回押印させて、田形(2×2)に分割する人もいます。
押印会場でこんな人に前に並ばれたら、後ろに並んだ人はたまったものではありません。
切り離し前提の少額切手への押印は控えましょう。郵趣の持続可能性にかかわります。
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