私の簡易書留

郵便で何か面白いことができないか。いつもそればかり考えている郵趣家の日記。鉄分含有。

「ご遠慮ください」は「ちょっとならOK」!?気遣い表現を理解できない現実に「日本語の婉曲表現も比喩ももうダメかもしれない…」

2023-05-06 23:00:00 | わたしもひとこと
「ご遠慮ください」は「ちょっとならOK」!?気遣い表現を理解できない現実に「日本語の婉曲表現も比喩ももうダメかもしれない…」

そうですね。私も、「ご遠慮ください」は「ちょっとならOK」という意味に、ある時期まで理解していました。
だって。「タバコはご遠慮ください」と書いてあったら、ちょっと遠慮がちに風下に行って、1本か2本吸うだけにする、というのが日本語の意味でしたから。
字義通りには、それが正しいです。
それがいつの間に、禁止という意味になったのか。少なくとも、学校では習っていません。

別の見方からすると、禁止というのは、禁止する権限のある主体が行うものです。
では、禁止する権限がない人は…?
例えば、「家の前の道路で遊ばないでほしい」と思ったとしても、道路管理者でない限り、道路で遊ぶことを禁止する権限はありません。
であれば、「家の前の道路で遊ぶのはご遠慮ください」という日本語が正しいですね。まあ、守ってくれるかどうかは良識次第ということになりますが。

もう一つ。施設管理権があったとしても、
「郵便局内で他のお客様のご迷惑となる行為はご遠慮ください」とは?
どんな行為が他のお客様のご迷惑となるのか。主観によってさまざまでしょう。
よって、まず「他のお客様のご迷惑となる行為は何かを想像してもらい、自制を促す」ということですね。
明確な禁止ではありません。

であるからして、「ご遠慮ください」は明確な禁止ではありません。字義通りに。
良識にゆだねる表現になっているので、良識のない人には通じません。
禁止なら禁止というべきです。
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