プレミア記念切手が最盛期の「2割以下」で購入可能に…趣味の王様「切手収集」はなぜ衰退してしまったのか

プレミア記念切手が最盛期の「2割以下」で購入可能に…趣味の王様「切手収集」はなぜ衰退してしまったのか

何度も言いますが、一時の切手バブルが異常だっただけで、今は切手収集をスタートするには良い時期だと考えています。
収集家が多すぎると、切手発行初日の記念押印の列がとんでもないことになったりと、何かとよくないことが起きるような気がします。
何事もほどほどが肝心かと。
一つ危惧するのは、郵趣家が減少することにより、郵政が「郵趣のための押印サービス」のような伝統ある郵趣政策を縮小してしまわないかということ。
一定のボリュームは維持していきたいものです。

郵趣を若い世代に伝えていこうとしても、若い世代は郵便そのものになじみがないというのが、大きな障害になりそうです。
郵趣以前に、まず郵便を利用するという習慣をつけてもらうことが大事であり、それは、切手を発行する主体である郵政の経営を成り立たせることでもあります。
郵便を出す、受け取ることが面白いと感じもらうことがまず大事であり、いろんな切手や日付印があるというのはその要素になるものだと思います。
切手収集や風景印収集をゴールと考えるのではなく、日常的に郵便を利用する層を育成していくことを第一に考えていく必要があります。