私の簡易書留

郵便で何か面白いことができないか。いつもそればかり考えている郵趣家の日記。鉄分含有。

かわいい切手

2024-02-03 23:00:00 | 切手


2024年1月17日、ミッフィーのグリーティング切手が発行され、即購入しました。
故ディック・ブルーナさんのデザインは、かわいいものが好きな日本人の感性にも非常によくマッチするため、日本切手の題材に取り上げるには十分な理由があります。

思い起こせば、日本で初めてブルーナ切手が発行されたのは、1998年のふみの日。5年連続で、ふみの日切手はブルーナさんのデザインでした。
それまで、日本切手のデザインは渋みを増し、切手収集趣味はビギナーを迎えることができず、風前の灯火であったと言えます(私調べ)。
それが、燦然と輝くブルーナ切手が局に入荷したため、社用で局を訪れる事務員層など(いまはOLという言葉は使わないようですが)の目に留まり、
瞬く間に若い世代に切手収集趣味が認知されたのです。
これが、現在に続く郵趣のターニングポイントであり、郵趣再興ののろしが上がった場面です。

ふみの日切手からブルーナが降りた後、中継ぎとして登場したのが、
2007年の南極地域観測事業開始50周年記念切手です。これの小型シートが特にかわいい。

その後は、2007年10月の郵政民営・分社化を経て百花繚乱のようになっていくのですが。

そういうわけで、1998年のブルーナ切手は、日本における郵趣の起爆剤であったといえるのです。
当時としては思い切った判断だったと思いますが、これがなかったら、郵趣は団塊と共に去りぬ、だったはずです。

さて、そんな団塊のサイフをアテにしているのか、またこんな切手が発行されるようで。
切手趣味への招待~パリ~
500円切手が3枚入って1500円ですか。貼って使うことを前提としていないという時点で、終わっています。まともな発行政策に戻ってほしい。
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2024(令和6)年度特殊切手発行計画

2023-12-27 23:00:00 | 切手
2024(令和6)年度特殊切手発行計画



大阪万博の寄附金付き切手が出るのは既定路線ですね。法改正もされていますし。
記念切手の発行は最小限に抑えようという意向が働いているのは明らかのようです。それでも外交礼譲に基づく発行はあるのですね。

グリーティング切手・シリーズ切手も変化はないかな、と思ってよく見ると、
今回から「切手趣味への招待」がシリーズ化されることになっていました。
2022年度、2023年度の「切手趣味への招待」は単発の記念切手という扱いで、特印が使用されていたのですが、
2024年度からはシリーズ切手なので絵入りハト印が使用されることになるでしょう。
ちなみに、従来より「切手趣味週間」「ふみの日」「国際文通週間」は単発の記念切手という扱いであり(もちろん特印を使用)、
「切手趣味への招待」もこれに連なるものという理解だったのですが、これだけシリーズ切手になるというのは、平仄が合わないですね。

後は、2024年10月に予想される料金改定に合わせた通常切手、慶弔用切手、フレーム切手、はがきの発行に注目が集まります。
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「2023(令和5)年度特殊切手発行計画」の題材の追加~「ロワールのシャトー」の二番煎じ?

2023-12-17 23:00:00 | 切手
「2023(令和5)年度特殊切手発行計画」の題材の追加

特殊切手
「切手趣味への招待」

特殊切手
「未来に残したい文化シリーズ第1集」

が、2023年度に追加発行されるそうです。

「切手趣味への招待」は、2022年度に不評を買った「ロワールのシャトー」の二番煎じのようですね。
そもそも発行枚数が少なくて、欲しい人に行きわたらない。郵便局に行っても売り切れと言われる。
しかし会社全体としては余っていて、JAPEX2023の臨時出張所でさばいたりする。
まあ、確実に欲しければ銀座郵便局の通信販売で頼めばよいのですが、そこまでして切手集めなんかしないわ、とおっしゃる御仁も多いことでしょう。
500円切手2枚入り1000円という小型シートも、そもそも切手として貼って使うことを前提としていない。売らんかなという銭ゲバ商法。
それでも額面の価額で販売するだけフレーム切手などと違って良心的ではあるかもしれません。
題材としてフランスの古城を取り上げるのも意味不明。フランス郵政LaPosteの模倣であることは理解しますが。
箔押しとか穴あけとかエンボスとか凹版とか、これみよがしに印刷技術を盛り込もうとしているようですが、
一体誰がそんなものを求めているのですか。切手収集家の中でもごく一部なのでは?

と、「切手趣味への招待」へは恨み節しかないのですが。私は、銀座郵便局の通信販売で1シートだけ買って、自分あてに差し出したゆうパックに貼って使用済化してコレクションに加えました。

一方、未来に残したい文化シリーズという新シリーズがスタートするようです。
こちらは47都道府県を巡回するシリーズとなりそうであり(ふるさと切手ではなくシリーズ切手なのでしょう)、地方自治法以来のロングラン企画になるのかな、と想像しています。
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全国切手展JAPEX2023

2023-11-26 23:00:00 | 切手
今年ももちろん参観しました。





初日の11月3日、郵便局臨時出張所の押印コーナーに並んだら…

郵便局臨時出張所では、対応時間10分まで、押印回数10回までとの制限を設けていますが、平気で破る人が散見されます。
私の前に並んでいた2人ともルール破り。2人とも「郵趣」誌に載るような著名郵趣家です。
協会もそろそろ厳正な態度に出ないと、正直者が馬鹿を見る状態が続きます。
ルール違反者は、来場禁止、協会除名など、淡々と排除していけばよいと思います。
今の郵趣界は、「繁盛店が一部常連客のせいで潰れる」状態に近づいているのではないでしょうか。



きれいな押印ありがとうございました。

ステージについては、表彰式の日本郵便当局者の祝辞を聞きました。

日本郵便では手紙振興を行っているが、手紙を書く機会が減っている。自分の住所を正しく言える子供が少ない。こんなことでは災害時に困るが、それも手紙を書く機会が減っているためではないか。
手紙を書く機会の創出のため、手紙の書き方体験授業、ズッキュン郵便局、東京蚤の市へのポストカー派遣など、様々な取組みを行っているのでお力添えいただきたい。
要旨、そのような内容でした。
スタンプショウ向けの祝辞かなとは思いました。

もう一つ観覧したステージ。



浮世絵切手のQ&A。切手デザイナーの玉木さんや美術関係の方が、うんちくを傾けて下さり、美術の素人の私でも楽しめました。



次回の浅草の郵趣イベントは、春のStamp-Showですね。浅草寺に成功をお祈りしておきましたよ。
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350円通常切手「北山崎」発行

2023-09-20 11:00:00 | 切手
2023年9月1日は、10月1日からの新簡易書留料金に合わせた350円通常切手の発行日でした。

通常切手の発行という機会はなかなかないので、初日カバーを作ってきました。





偽造防止のパールインキは「〒」と桜。



特印や絵入りハト印が押せる初日押印の日は、老若男女が押印会場に詰めかけます。男女半々ぐらい、やや高齢者多めといったところかとおもいます。
しかし、今回はハト印だけなので、客層が違います。
見たところ、男性しかいませんでした。年齢層的にはいつもよりも若いです。
これは鉄道マニアの客層と同じだな、と思いました。

老人の男性が、カラーマークと銘版のところだけ大量に欲しいとねだっていましたが、局員さんにあっさり断られていました。断るべきです。
こんなやり取りも、一部の歓迎されない鉄道マニアにそっくりだなと思いました。
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