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NHK ファミリーヒストリー 草刈正雄さん、ルーツがわかっても複雑な心境かもしれません。でも、ルーツがわかって良かったです。

2023-08-15 16:43:00 | テレビ
話題になっていた今回の草刈正雄さんのファミリーヒストリー。





朝鮮戦争で戦死したはずの父親が実は10年前まで生きていた、というような感動的なお話になっていましたが、最初に思ったのは、草刈さん、今回の企画を良く引き受けましたね、ということ。
番組では詳しくは語られていませんでしたが、結局は子供ができて捨てられた親子だと思うので、父方の家族といえども、迷惑、とか言われてしまってもおかしくはないのに、もしそうだったらNHKさんとか草刈さんはどうしたのだろうか、この企画はボツ、だったのだろうか、というようなことも考えてしまいました。

そういうようなことも考えられるのに、草刈さん、良く今回の企画を引き受けましたね。
70才近くなって、自分のルーツをはっきりさせたいというように思われたのでしょうか。


が、今回、アメリカの草刈さんのいとこさんが好意的にかなり協力されていて、そういう親戚の方がいて良かったですね。

また、97才のおばさんがご存命で良かったです。そうでなければ、当時の詳しいこともわからなかったかもしれません。97才ですが、話し方や容貌がとってもお若いですね。

草刈正雄さんのお父さんのロバートさんは、当時はまだお若かったのでしょうか。子供ができた、それも日本人との間に、という事実を受けいられなかったのかもしれません。軍人家庭で育ったロバートさんにとっては、受け入れ難い現実だったのでしょう。
こういう事って、日本人同士でもある事だと思う。女性は覚悟を決めているけれど、男性にとっては思ってもみなかった現実。

現実の重さに耐えられなかったのかもしれません。

ロバートさんをドイツに送り出したお姉さんは、草刈さんのお母さんから手紙が来たことは、ロバートさんには秘密にしていたのかもしれませんね。お母さんのスエ子さんへの手紙に何を書いて、スエ子さんはどうやって納得したのか、知りたいところですが。


それにしても、スエ子さんから手紙が来たとしても、黙って無視する事も出来たのに、敵国の日本人なんだから。当時のアメリカ兵にはよくある話だったと思うので。それなのに、丁寧に事情を説明した手紙といくばくかのお金を送った、ということは、そんなに悪い人ではないのでは、と思いました。

その、親族を訪ねて草刈正雄さんがアメリカに行った時の様子を、特別編として放送するようです。

それにしても、人間にとって自分のルーツがはっきりしている、ということは心の安定につながるのかもしれません。外面からではわからない内なる繋がりを感じられるのかもしれません。
精子や卵子提供で生まれた子供たちも、自分のルーツを知りたくなるようですが、自分がどこに属しているのかを知ることは非常に重要ですね。血脈、だから。DNAは繋がっているのだから。





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