LOVE - GOLDEN APPLE

投資とフィギュアスケート、映画とドラマに政治、その他諸々。
自分の興味ある事を勝手に綴っているブログです。

諏訪大社御柱、本日終了🍎 実は厳戒態勢だった下社木落とし

2016-05-16 22:42:39 | 長野県
諏訪大社御柱、本日の下社建て御柱で終了となりました。
次回は2022年の寅年となります。



諏訪の皆さんはもうすでに明日から次の御柱の準備になりますが、最初の3年は今回の御柱の思い出を語り次の3年で御柱の準備をする/strong>、ということだそうです。
こうやって、このお祭りが続いていくわけですね。

さて下社の御柱ですが、私はケーブルテレビで観戦でしたが、テレビを見ていてアナウンサーの言葉に違和感を感じました。というのも、「今年は氏子たちだけで」と何回も強調していたからです。
「氏子たちだけで」っていつもそうじゃないの?と不思議に思いました。テレビの画面でも、木落とし頂上付近にはテープも張られ、物々しい雰囲気が。

その時はあまり深く考えなかったのですが、後になってなぜこのようなことになったのか判明しました。
それは暴力団が絡んでいるからです。

前回の2010年の木落としでもあったそうですが、いざ木落としが始まると、どこからともなく暴力団のおじさんたちが現れ、せっかくの華乗りの場を奪ってしまうわけです。
華乗りといえば、御柱の先頭に座る人ですが、誰が座るのかは相当協議して決めるのだそうです。それを当日さっと現れた暴力団のおじさんたちに奪われてしまうのですから。
ただ奪われるわけではなく、その「乗っ取られた御柱」はもうテレビでも放送されることもなく、ポスターにも使われることも無くなります。インタビューもありません。そのおかげで、地区の氏子の皆さんの士気も下がります。


平成10年の乗っ取られた御柱

柱が坂を下りる間、柱の周囲は大変な騒ぎになっているのが今までの御柱ではよく放映されていましたが、それは氏子さん達の興奮した姿を映しているわけではなく、柱を部外者から守る守備隊の人たちと部外者とのバトルなんだそうです。
それであれほど激しい気落としになっていたみたいです。

それが2011年から暴力団排除法なるものが施行され、今回の御柱にも初めてそれが適用となったということでした。

そのおかげか、今年の木落としは秩序があり、整然としておとなしい木落としのような印象でした。
暴力団の問題だけではなく、木落とし坂もいろいろと改修され、危険をさけるため起伏が少なくなってきています。それも木落としをおとなしくした影響かもしれません。

おとなしくはなりましたが、今年の木落としは整然として非常に綺麗な印象でした。皆さんが一体となっているように見えました。



昔の木落としはどうだったのかと思い、平成4年の木落としのビデオをYouTubeで見てみました。すごい騒ぎになっています。また、スタート地点の段差も今は緩やかのものになっていますね。

御柱祭!これが本当の木落しじゃぁ~! 平成四年の御柱 


2016木落し 下社春宮一之御柱  平成二十八年の御柱


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。