LOVE - GOLDEN APPLE

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久しぶりの24時間テレビ  羽生結弦くんと無言館 で終わりました。

2022-08-28 12:17:00 | テレビ
今年は久しぶりの24時間テレビでした。
ここ数年、全く興味のなかったこの番組。というのも、偽善だなあと思っていたことと、スペシャルドラマも、病気になった可哀想な子供が亡くなりました、とかいうありきたりのお涙頂戴のようなドラマばかりで、見ることもなくなりました。病気をダシに使うな❗️っていう感じ。それに、ジャニーズばっかだし。

確かに、難病が治らず亡くなってしまうのはとっても残念ですが、頑張って闘病している人たちのこととか、世界中でどういう研究が行われているとか、そういう事をもっと掘り下げて放送したら、と常々思っていたところです。

が、今年はプロになった羽生結弦くんと無言館の事が見たくて24時間テレビを見てみました。今年は、障害を持っている人の話ではなく、戦争のこと。それも興味がありました。

羽生くんは、やはり、競技ではないということからとっても余裕があって素晴らしい演技だったと思います。もしこれが本番でできたら、ものすごい高得点⁉️なんちゃって。
やはり、競技は難しいものです。

そして無言館。





地元ですから、当然この美術館のことは知っています。窪島さんの著書を読んだこともあります。が、訪れた事はまだありません。
というのも、ここは美術館というよりも、戦没者慰霊碑のようなところ。絵だけではなく、遺品とかも飾られているようです。絵を描きたかっただけなのに、戦争に行って絵筆も握る事ができない。そして戦死してしまった、というなら、ここに行くだけで戦争で亡くなった画学生の無念な思いが一気に伝わってきそうで、暗い場所のように思えて訪れることもありませんでした。

私の知人が言うには、

日本人だったら、必ず行ってみないといけないところ

と言う事でした。涙涙で絵も見れなかった、とか。それでもなかなか、私はここには行けていませんでした。

そんな思いを持っていた無言館なので、是非にも見たいと思っていたドラマです。

が、思っていたより秀作で、24時間テレビ内のスペシャルドラマだけではもったいない、と思えるほど。出演されている俳優さんたちも演技達者な人たちばかり。最近の地上波のドラマではお目にかかることも少なくなってきている演技派の方々です。それに、構成も良いです。途中、ロードムービーのような流れがあって、ドライブマイカーを思い出させる演出でしたが、綺麗な風景も挿入されていて、とっても良かったです。


それでこの歌。



日本語だと「雨を見たかい」になるようですが、元々はベトナム戦争で使用されたナパーム弾の事を意味しているのだそう。ですから反戦の歌。当時はアメリカでは放送禁止になったとか。
いろんな人がカバーしていて、ロッド・スチュワートもその一人ですが、番組内では誰の歌が流れていたのだろうか。

ラストは綺麗なハイビスカスの咲き乱れて遠く海を望む事ができる場所からアニメーションに転換。戦死してしまった画学生の無念な思いだけではなく、明るい未来を彷彿させるような終わり方でした。

本当に、

やるじゃん、劇団ひとりさん

という感想で、久しぶりに見る良質なドラマでした。お金もかかっていそうで、最近の民放には見ないようなドラマでした。

それにしてもCMが多くて、多くて。ドラマだけ集中して見れないのか、と思っていたら、Huluで8/28の夜、24時間テレビ終了後から配信されるようです。
また見てみよう。

が、無言館の開設からはや20年以上。開設式に集まった身内の方々ももう、鬼籍に入られた方も多いでしょう。窪島さんも80才。それを考えると、これからの無言館はどうなるのか。それも心配です。

最近の日テレは統一協会と自民党のことしかやってなくて頭にきていたけど、良心のある人もいたのですね。