たまたま聞いたこのコンサート。
BSでも少し前に放送していた、と思う。
1980年か。
そんな昔だったのか、と今更ながら思う。
当時はリアルタイムでテレビで見ていたかな❓
凄く話題になったと思う。
最後、白いマイクを舞台の上に置いて去っていく彼女の姿を見て、当時は大袈裟な事をするとは思ってしましたが、彼女にとってはものすごい覚悟なんだろうな、とも思いました。
当時、テレビの放送ではコンサート終了後の会場で、黒柳徹子さんと久米宏さんがしんみりと話されていたのを覚えています。
それにしても今回の放送を聞いて、山口百恵ってこんなに歌がうまかったっけ、と思ってしまった。
最近のテレビの音響が良くなったせいもあるかも❓
が、歌の情景や雰囲気をこれだけ現す事が出来、かつ、声量もあるから、もっときちんとした発声の訓練や音を外さない事を集中的に訓練していたら、もっと歌も上手くなって、もっと素敵な歌を残せたかもしれないと思うので、それが残念。
特に彼女の声量がある、ということに、今更ながら驚いてしまった。
残念ながら、今ではもうあの頃のようには歌えないでしょう。
確かに、芸能界に残っていたら、家庭と両立する事は難しかったかもしれない。今の女優さんとかは出産してもすぐに戻ってくる。普通の仕事を持っているお母さんもすぐに仕事に戻ってくる。
でもそこで犠牲を強いられるのは子供かもしれない。
働かなければならない場合も多いですが、私の考え方も古いのかもしれませんが、子供にとってはお母さんといつもいっしょ、というのが理想かもしれません。
未満児で保育園に預けられている子供たちって、顔つきがいつもおどおどしているような感じがして、かわいそうに思っちゃう。
そんないつもお母さんと一緒という家庭生活を、百恵ちゃんも夢見ていたのでしょう。
お父さんがいて、お母さんは子供たちのことをいつも気遣い、そして幸せな家族団欒。そんなどこにでもある普通の幸せを夢見ていたんでしょう。
しかし、歌を続けていたらどうなったのかな❓
この時代、百恵ちゃんの引退と松田聖子ちゃんのデビューが重なっていた頃だと思います。そして夢の80年台に突入❗️です。
百恵ちゃんなりに、時代の移り変わりを感じていたのかもしれない。
百恵ちゃんのラストコンサートを見て聞いて、この40年の間に日本の歌も随分と変わったものだと思いました。
切切と日本語の歌を歌い上げるあの頃に比べて、今では主義主張もなく、訴える力もないような歌ばかりで、全てが泡沫と消えていくようなものばかりに思える。
心に残る歌がない。だからヒット曲もないんだな。
アメリカでも同じような状況みたい。
今はどんな歌が流行っているの❓
おまけ
これ、2019年ごろの百恵ちゃんみたいですが、ホントかな。
この姿では、誰も百恵ちゃんとはわからないでしょう。
でも幸せそうです。
百恵ちゃんにとって、芸能界をすっぱりと辞めて、それが正解だったような笑顔に見えます。