LOVE - GOLDEN APPLE

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離乳食に蜂蜜は危険

2017-04-09 13:45:16 | 社会
離乳食として蜂蜜を1日2回与えられていた生後6ヶ月の赤ちゃんが亡くなったというニュースがありました。
その原因はというと、蜂蜜に含まれているボツリヌス菌。この菌が原因で、乳児ボツリヌス症が引き起こされ、死に至ってしまいました。
今回、残念ながら亡くなってしまった赤ちゃんは、生後3ヶ月ぐらいから、朝晩ジュースに蜂蜜をまぜたものを飲んでいたようです。生後3ヶ月からジュースというのも早い気がしますが、、

そこでこのボツリヌス菌、蜂蜜には芽胞として存在、そしてその量は極微量で大人が食べても何の問題は起こしません。が、生後一年未満の赤ちゃんは腸内環境が整っていないため、この芽胞が腸内で発育、増殖してしまうのだそうです。

今回の乳児ボツリヌス症、報告されているだけでも1986年以降36例あり、その中で死亡したケースは今回が初めてということだそうです。

この赤ちゃん、呼吸状態がおかしくなりショック状態になってから救急搬送されたようですが、もうちょっと前から調子が悪かったのではないでしょうか。

厚生労働省も以前から蜂蜜の注意喚起をしていたということ。蜂蜜のラベルにも1歳未満には与えないようにという注意書きが書かれているようです。
それだけに、ご家族の対応が悔やまれます。蜂蜜は乳児には危険という事は、ご家族は「知らなかった」という事です。

こういう事を聞くと、「乳児の腸内環境は未発達」という事もあまり知られていないかもしれません。

専門家の中には「離乳食は一歳から」と提唱されている人もいます。
この腸内環境の事を考えると、確かにミルク或いは母乳だけでも十分とも思えます。