分水神輿會

分水(この)町を愛する神輿馬鹿のつれづれ・・・

第四部【二章・そして凱旋しての慰労会~石油王と山のようなアサリ…ギブさんの中華道~】

2013年01月20日 23時57分14秒 | Weblog
公会堂に到着して…


私の車の荷物を下ろす…

バルサさんと荒武者君に片付けをお願いして、ギブさんのお店へ、借りていた発泡などを戻しに行き車を片付ける事に…


先ずはギブさんのお店へ…

お互い

『お疲れさまでした』

と声をかけて、簡単に概要を話しました…


慰労会に出席していただきたかったのですが、翌日の仕込みなどもございましたから、詳しい話しはまた後日行う事にさせてもらい、ギブさんのお店を後にする…


車を片付けて公会堂に戻ったら、ぽえにすと君の車も到着して、機材を下ろしながら洗い物を行っていた…


先ずは鍋や包丁、まな板、タッパ類のなどの調理器具を洗いながら、調味料などの余った食材の確認を行いました…


二週間後にまた使用する事になりますので、調味料の残量は特にチェックをしておきました…


あらかた洗い物も片付き…


何気に頭を悩ましたのが『アサリ』の存在でした…


このアサリをどういたしましょうか…


雑煮の出汁を取る為に使用した大量のアサリ…


もちろん雑煮に付けましたが、まだまだ何個かタッパが付かずでした…


慰労会のメニューはオードブルと簡単な焼き肉と考えていたので、鍋系の予定は無かったので…


取り合えずは殻と身を分離させる作業を行いました…


先ずは荒武者くんと私で…


洗い物が片付いたぽえにすと君とソウルメイトが合流しておこないました…



単純な作業でしたが4人で行ってもかなりの時間系かが予想されました…




途中…


公会堂のヒーターの灯油が切れるアラームが鳴りました…


手でアサリに触れている4人…


しかしシュン君はキッチンで洗い物の仕上げを行ってました…


そこでシュン君に、手が空いたら灯油を積めてもらえる?


と頼んだら引き受けてくださいました…


そしてまたまたアサリの仕分けスタート…


ただでさえ疲れがピークなのにこの単純作業がこたえます…


『手』ではなくて、『目』にきます…


どれだけ時間が経過したかは不明でしたが…


そこそこゴールが見えてきた…


かなりの時間が経ちましたが、シュン君が戻ってこなかった…


仕分けを行いながらシュン君に声をかける…


『大丈夫?』


の問いに、


『大丈夫です』


と答える…


そう言えば、公会堂の灯油を入れる機械は、電池式でなくて、ポンプ式でした…


最近の若い子はポンプ式で給油を行った事はないだろうと思い、聞いてみたら…


やはりはじめて使ったようでした…


数回握ったら頭のキャップを緩めると、自動で給油される事が知らなくて、一心不乱にポンプをニギニギしてくださった…


シュン君が気持ちを込めて入れた灯油ヒーターの温度はひと味違った気がしました…




~二章終わり~
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〓第四部・風と共にさりーぬ…ここからが本番、片付け~慰労会【一章・怒りのアフガン~からの怒りの...

2013年01月20日 23時39分43秒 | Weblog
…話しは表彰式から少し遡った、15時少し前…


本陣の中で待機しているのも、限界に近づいていました…


良く見ると周りでも片付けを始めている団体もありました…


表彰式が終わるまで、車両は会場に入れる事はできません…


しかし、一斉に片付けを始めたら…


一同に車が入ってきたら…


そう考えると、段取り良く脱出方法を考えなくてはなりませんでした…


前もって用意しておいた台車もありますし、10人で手分けして車まで手で運べないか…


そう考えて、皆様に相談したら、満場一致で今すぐ片付けを行う事になりました…


迅速に帰りたい…


と言う思いよりも、何かをして時間を過ごしたいと言う方が正しい見解かもしれません…


そして台車やテーブルや舟に備品を乗せて手作業で駐車場まで運び、積込を行い表彰式まで待機してました…


そして閉会式も無事終わり、車に乗り込んで帰路につく…


公会堂で機材の洗浄や片付けを行わなければならなかったですし、それと同時進行で慰労会もセッティングしなければいけませんでした…


と言う事で、買い出し班と片付け班とで別れて帰る事になりました…


公会堂の鍵を持っていたので、私は当然ながらの片付け班になります…


途中空腹に負けてコンビニに寄りたい気持ちを押さえて帰る事に…


慰労会は豪勢に行きたかったものでして…



メンバーも班に別れて帰る事に…



…何か車のシートに座り、やっと落ち着くことができた感じでした…


車を走らせてエンジンが本格的に暖まると暖房も効いてきます…


疲れきった体…


やっと座れた体勢…


暖まってきた車内…



必要以上に眠たくなる要素がそこにありました…


帰りの車内…


後ろの席で荒武者君…


隣の席でバルサさん…


バイパスに上がる頃には荒武者君は完全に落ちていた…


何とかナビコンで競馬中継を聞きながら、バルサさんから話しかけてもらい…


必要以上に独り言を喋り、眠さをしのいでいました…


バイパスを降りる頃には完全に覚醒してました…


競馬中継後の高校生バレーを聞きながら戻る…



バルサさんがプレーを見ながら、


『すげぇー』





『やってみたい』


と呟く…


何となく来月からのソフトバレーも楽しみになりそうな車内でした…


そして外が暗くなった頃に公会堂へ到着したのでした…





~一章終わり~
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第三部【三章・新発田に餅の雨が降るぞ~雑煮よりもキャラクター?脇差しプリーズ・歓喜の表彰式~】

2013年01月20日 23時02分36秒 | Weblog
どれだけ時間が流れたでしょうか…


意識だけは保ててました…


寝てしまえば楽なのかも知れませんが、寝起きの事を考えると…


体温が奪われる事になりますので、意識だけはどうにか保っていました…


新発田にいるはずなのに、雪山でサバイバル生活を送っているようでした…


そうなると、目の前を歩く人間観察に没頭してしまう…


人間、極限に陥ると、色々な者が…


色々な物に見えてしまうのが不思議でたまりません…


そして道行く人が、沢山のお菓子を抱えて、テント前をフラフラしていました…


何だろうと思ったら、メカ君が、

『カルチャーセンター内で餅まきをしていた』

と教えてくれました…


餅まきと言えばもうエンディングは目前のはずです…


この長い長い忍耐生活ともさよならできると言う事…


フィナーレまでもう少しであります…




そして…


いよいよ閉会式を兼ねた表彰式が始まりました…


もちろん開会式と同様にきららんは同伴です…


遠目で見ると、きららんが

『ど根性カエル』

のように見えたかもしれません…


そんなスタイルで参加しました…



時期新発田商工会議所青年部会長さんの挨拶を聞き…


いよいよ結果発表になりました…


三連覇中の村上商工会議所さんチームが更なる覇業を手にするのか…


はたまた、どこかがストップをかけるのか…


そんな色々な思いが交錯するなか、第三位から発表されました…


『第三位、村上商工会議所青年部チーム』


…会場内がざわつく…


この地点で四連覇はなくなりました…


四連覇はなくなりましたが三位と言うのは凄い事…


かなりの行列を作りましたが、商工会議所の組織力、層の厚さからなる戦術でかなりの雑煮を売り切りました…



そして二位は、地元の割烹さんの『かにかに雑煮』でした…


さらに発表は続き、優勝チーム…の前に、今回は特別賞がありましたのそちらの発表がありました…


ほりべやすべえ賞…


こちらは脇差しがもらえる、ある意味優勝と同じくらい意義がある賞だと思えました…


その特別賞は…


北海道から参戦の『恵庭YEG』 さんでした…


三回五回の優勝団体だけあって、実力チーム



そして第九回の征夷大将軍は…


地元の『おひさまで愛LOVEしばた』さんでした…


…ハートが凄かったお店です…


やっぱり…愛は大切なんですね…



表彰式ではメンバーさん全員が壇上に上がりましたが、皆様…キャラが際立ってました…


征夷大将軍になるには、ここまでキャラを作り上げなきゃいけないんですね…


…恐れ入りました…


優勝チームを見せていただき、今後へ繋がる課題が見えてきたような気がします…


まずは形から…





こうして、長きに渡って繰り広げられた、合戦場を後にする事になりました…



~第三章終わり~
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第三部【二章・ジョニーは戦場へ行った~永遠の三時間…瞬間しりとり&段ボールトランプ、鍋のキャンプ...

2013年01月20日 22時30分28秒 | Weblog
完売して、戦いが全て終わった兄貴会チーム…


完売の余韻に浸ったり、本の少し余った出汁でまかないの煮込みうどんを食べたりしてまったりしていた…


分水でお仕事中のギブさんに電話する…


ギブさんは物凄く雑煮合戦を楽しみにしていた…


電話で完売の連絡を入れると

『凄いですね』

と驚き、

『会場の雰囲気を味わってきてください』


と言ってくださった…


お昼も住ませ、とりあえず一息…


ルール上、完売しても合戦場所から帰してもらえない事になっていた…


まだまだ販売中に、帰り支度を始めると会場内の雰囲気に悪影響を与えるとの事でした…


なので15時半の閉会式が終わるまで、このまま待機となりました…


片付けはできない…


やる事はない…


困ります…


会場内の合戦風景を見に、それぞれが戦場に旅立った…


旅立ってもあっという間に帰ってくる…


ある意味…


この約3時間がホントの戦いだったのかも知れません…


雨が降っていて寒い…


販売終了だから、火どこが無い…


いや!!


まてよ…


売るのがなくても、火どこだけはあるではないか…


と言う事で、ご自慢の三連コンロを点火させて火どこを作った…


…温かい…


火があるだけでこんなに違うとは…


しかし火だけでは熱すぎる上に乾燥してしまう…


次に考えたのは、鍋に水を入れて湧かした…


湯気がとても心地好く、色んな意味で凍りついた物を溶かしてくれた…


鍋によるキャンプファイヤーは成功した…


しかし暖は取れても時間は進まない…


まだまだ時間はかなりある…


朝のコンビニで雑誌でも買っておくんだったと公開しても始まらない…


Sクラさんやポエニスト君とで何をするか…


何をしたら時間が過ぎるか話し込む…


時間も潰せて暖かくなるもの…


おしくらまんじゅう…


人前で恥ずかしい事をやってみる…


どれもが却下される…


『しりとりでもしますか?』


となりましたので、試しに私から始めてみた…


目の前に水のペットボトルがあり、そのラベルに書いてあった

『岩清水』

と言って、ポエニスト君に振った…


振ったら

『五十公野公園』

と言って、瞬間でしりとりを終わらせてしまった…


しかも『ず』と『い』ではしりとりにもなってなかった…


…時間が持ちません…


次は段ボールでトランプを作ろうか…


となりましたが、めんどくささが祟り、誰も作り出さない…


ふと最年少のシュン君を見たら、見事に意識を飛ばしていた…


この場面…


意識を飛ばした者勝ちかもしれません…


しかしこの寒さで意識を飛ばしてしまうと、体力をかなり消耗する…


若いシュン君ならではの戦い方だった…


ここからしばらく記憶が曖昧である…


確か私は椅子に座ってじっと耐えていたような気がします…


忍耐を鍛えていたような気がします…


会場の近くには線路が走っていて、走る電車が『シベリア超特急』に感じてしまえるくらいの寒さを凌いでいたのでした…






~二章終わり~
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●第三部・新発田は寒い・中盤戦~表彰式【一章・魔性の女きららん~新旧おいらん対決~】

2013年01月20日 22時01分34秒 | Weblog
雨は降り続いても…


人の波は一行に収まる感じではなかった…


良い具合にテントの食材も減っているのですが、列は途切れる気配を見せない…


むしろ伸びすぎて、メイン会場の辺りまで伸びそうだった…


そんな時、記事を書いてくださった新潟日報のK記者も会場に来てくださった…


『どんなですか?』


『新聞記事のお陰です』


『それは良かったですね』

と、K記者も列に並んでくださった…


途中…


Sクラさんが出汁雑煮のサンプルを持ってきてくださった…


右手に『最後尾』の看板…


左にサンプルの雑煮…


実はこのサンプルのお陰で、列が更に伸びていった…


見た目やボリュームにインパクトがある方ではない私達の雑煮…


むしろ味を極端なまでに重視して出来上がったもの…


派手さは無いけど、堅実な雑煮だったんだと思える…


むしろいぶし銀的な存在に写ったのかも知れません…


その証拠に、会場内には老若男女様々な人達がいらっしゃいますが、列に並んでくださっている人達の平均年齢は、雄に40オーバーの『食にこだわりを持っている』玄人的な方達だったように思える…





販売開始してから、1時間以上は経った…


私達が用意したのは200食…


列は20人近くは常にいる状態…


これは…


ひょっとして…


完売するのかな??


本陣から1人離れた場所にいたので、食材の様子が全くわからなかった…


体格の良い方が並んでくださり、この方を目印にすれば少し離れても大丈夫だろう…


と思い、少しテントのようすを伺いに本陣へ戻った…


雑煮合戦は、お金と引き換えに、雑煮と投票用のメダルを交換するシステム…


つまりはメダルを数えれば残りの杯数の目安がつけられます…


荒武者君がメダルとお金を交換する作業を行っていた…


荒武者君に、

『どんな感じ?
残り50食くらいになったら、看板持ち変えるから教えて』


と伝えて、列の最後尾に戻った…


まだまだ列は減るようには見えない…



もう1つ私達の雑煮の特徴…


それは、他所で一杯目の雑煮を食べていただき、二杯目の雑煮のお客様を狙った戦略でした…


どうしても、こう言う場所では、伊勢海老や蟹や牛肉などこってりした派手な物を食べてしまいがちです…


しかし2杯目もこってりした物を食べたいとは思えない…


むしろあっさりした方で小休止で食べると丁度良い作りになってます…


なのでパンフレットのPRコメントに、他所は目一杯ぎっしりと特徴が書いてありますが、 私達のPRコメントは…

『並び疲れて冷えた方、ぜひお立ち寄り下さい!潮のかほりがお待ちしてます。』

と、何処よりも短かった…



そしていよいよ『残り50食』の看板も登場した…


まだまだ列は途切れない…


本陣前のSクラさんから

『残り20食』

『残り10食』


と指示が出る…


残り数と人数を数えながら、最後まで売り込む…


…そして完売の時…



12時前に…


販売して2時間経過する前に見事に売り切れてしまった…


やりきった感がハンパ無かった…


こんな結末は誰もが想像してなかった…



完売したら本部に報告に行かなければならない…


と言う事で、私も急いで本部で報告…


『27番諏訪町兄貴会完売です』


と告げたら、


『あっ!ご苦労さまでした。海の恵み・アサリとアゴのでじる雑煮ですね?』


『でじるじゃなくてダシですっ!』


と告げて本陣へ戻る…


戻る最中会場内に、

『27番諏訪町兄貴会、海の恵み・アサリとアゴのダシ雑煮、好評につき、完売いたしました』

とアナウンスされた…



このアナウンスが物凄く嬉しかった…



そして本陣に、『完売しました』の看板が出る…


出てもお客さんがやってきて、

『もう無いの?楽しみにしていたのに…』

と言ってくださった…


手ぶらで帰すのも悪いと思い、おいらん道中のパンフレットを手渡す…


『この写真が今年のおいらんなの?』


『いえ、写真は昨年のおいらんです』


『あーそうですよね』


『でもこちらは今年のおいらんです』


と、きららんを差し出したら、


『へ…へぇー』


と顔をひきつらせながら、行ってしまった…


…軽くボケたつもりなのに…


ボケとは受け取ってもらえなかったようです…


きららんを見ていると最近やたら愛嬌があるように感じてしまうのですが…





販売は終わりましたが、むしろここからが新発田の洗礼を浴びる事になるのでした…




~一章終わり~
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