分水神輿會

分水(この)町を愛する神輿馬鹿のつれづれ・・・

第二部【二章・現場には魔物が住んでいる~ブルータス、お前もかっ!~】

2013年01月18日 23時40分39秒 | Weblog
テント内と、テント外の準備も目処が付き…


代表者ミーティングも終り、写真用と撮影用の雑煮の説明も終り…


9時半までのオープニングセレモニーまで、まったりする時間ができました…


まったりと言っても、小雨が降るなか、合戦よりもまず先に寒さとの戦いがありましたので、言葉通りにはいってませんが…


まだ周りのテントでは出店準備に追われたりしてますが、早いお客様もぽちぼち会場内にやって来ていた…


会場が込み合う前に下見をしておいた方が当然賢い回り方です…


私もテントから出て周りの様子をうかがいながら自分達のテントを見ていた…


そんな時…


不意には以後から、とある親子連れの会話が小声でしたが聞こえてきた…


『ねぇねぇ、このテントの雑煮っていくらなのかな?』

『ホントだ
値段が書いてないよね~』


ハッとした…


うっかり看板作成時に、自分達の雑煮の値段を標記するのを忘れていた…


何てこった…


余裕をぶっこいてましたが、ここに来て一気に緊張感が高まった…
(私だけでしたが)


このままにしておくわけにはいかず…


取り合えず“とある”用紙の裏側にマジックで400円と記入する…


一応は一安心…


この緊急感が兄貴会らしくもあるのですが…


現場には何が起きるかわかりません…


やれやれ…と再び看板を見たら…


またまた『ハッ!!』っとする…


まだ試作段階の品目が書いてあった…


『三色つみれ』なんて用意してなかった…


目玉商品の『海老餃子』が表記されてなかった…



どうしましょうか…


マジックで書き直しても変になります…


しょうがない…


このまま行こうか…


看板の前に誰か立っていれば目立たないかな…

と言う事で、半分看板の意味合いと役目を無くしてしまいそうでしたが、この看板で押し通す事にした…


…ホントに現場には魔物が住んでいます…




そしていよいよオープニングセレモニー…


留守番を数名残して、ステージ前へ移動した…


きららんを同伴して…


来賓の方々の紹介をして、色々な役職の方の有りがたいお言葉を聞く…


…そんな中でも…


三連覇中の村上商工会議所さんのテントは早くも長蛇の列ができていた…


司会者もそこに触れていた…


やっぱりディフェンディングチャンピオンは凄いんだ…


他にも10時からの開店前から、前評判の高いテントには軽く行列ができていた…


地元の出場チームは早くも気合いが入っていてセレモニーを盛り上げていた…


この空気に飲まれたくはない…


自分達は自分達…



セレモニーの最後に、自衛隊さんのラッパで開戦の合図…


私達の戦いも、いよいよここから始まります…


急いでテントに戻り、そこで見た光景は……





~二章終り~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする