5/6。 GW最終日。
ではあるのだが、僕もフミヤもあまり実感のない一日の始まり。 ボクはカレンダー通り、フミヤは今日一日のGW。 お互い休みが世間のように『長期』といえるものではなかったこと。
でも実際は、今年初のトレッキングであったことがあまりにも大きかったのでは。
下界は気持ちのいい初夏の晴天。 いよいよ始まる熱いシーズン。 期待にワクワク、不安な体力にドキドキ。
途中、アイゼンをはくがすぐに後悔。 岩場を鳴らすアイゼンの軽いこすれ音が、GWの南蔵王には不要の代物だと僕たちに語りかける。 軽アイゼンだったけれど、フミヤも無事デビューを果たしツボアシとの圧倒的な違いに好感触。
帰り道ではグリセードも体験。
ちょっとした日帰り登山でも、そんな小さな発見が新鮮で二人の経験になってやっぱり嬉しい。 それが登山の魅力。
登山で使いたい。
そー言ってフミヤがガサゴソ取り出したのは、チョー!ナイスなグラサン。 ボクも欲しいと思わず声に出してしまったが、それ以上に二人でファンキーなグラサンをかけてテッペンポーズを決められることがとても嬉しかった。
今年の登山はきっと熱くなる。
歩き始め、フミヤの猛烈なスタートダッシュにはボクもすっかりバテてしまったが、後に聞くと彼も相当にバテていた。 ホントに安心。
今回は、不忘山のピークハント。
ピークは敷き詰めたような厚い雲に猛烈な寒さ、グローブとウィンドブレーカーは離せない。
底知れぬ体力と、熱い心と、少年の純粋さを持つフミヤ。
今年はあそこに行きたい、こんな日程を実行したい。彼と期待のこもったユメを語り合うのが楽しくてしかたがない。
今年のテーマは『縦走』だ。
Time : 硯石登山口8:30 - 不忘山10:30 - 硯石登山口12:00