1/20。 数日前からドキドキ。
朝イチで向かったのはゲレンデではなく病院。
長引く腰の痛みが年始にとうとう限界に達した。 まあ休み中一日たりとも休息日をとらず七日間連続でしかも終日スキーをし続けたしわ寄せが当然ながら最大の原因だろう。
初めて苦痛に感じたのは去年の三月だったが、これまでだましだましなんとかやってこれていた。
レントゲンでは判断できずMRIをとる。
職業病なのかスキーが原因なのか、今シーズンが始まる前、僕のスキー仲間の一人がヘルニアで一線から退いた。 キッカー、ジブ、そしてウォーター、常に体をいじめるようなジャンルのフリースタイル。 遅かれ早かれ、長くは続けられないと皆わかっていてもやっぱり攻めたくなる。
いよいよ、僕にもその時が来るのか。
年が明けてからずっと悶々とした重い気持ちで過ごしてきたけれど、先生の診断は『かなり軽いヘルニア』。 でも強い痛みが出るようなものではなく痛みは椎間板の劣化によるものだろう。 じきに痛みは消える、らしい。 『まだまだ、ガンガンいける』。 先生のその一言が何よりも嬉しかった。
正直、きわどい診断が下るのであれば今のスタイルのスキーを辞することも考えていた。 大好きな釣りや、登山ができなくなるほうがよっぽど困る。
決して虚弱体質とかではないのだけれど、何かと医者にかかることが多い。
でもその度に、健康のありがたさが身に染みてハチャメチャしてる僕にはいい戒めになっているのだと思う。 虫垂炎の手術で入院した時はホントにそう思った。
短い人生の中での最大の痛みは、その時に経験した脊髄注射。
ファインスノーをいただく中丸山が美しかった。 アライさん達と初めて登った思い出のある山だ。 GOサインをいただいた僕はウッキウキでたまらずにライザスキー場へぶっ飛んだ。
思いがけず、タカハシリョウさんと出くわしてパウダーセッション。彼は僕をこのスポーツに導いた第一人者。
南方面には僕の家から見上げる番城山と二つ森山。 稜線沿いはクマザサが猛烈なブッシュを形成しているため無雪期のピークハントは困難極まる。
だから、僕とフミヤは五月前半の残雪期に、幼少の頃から見上げ続けたこの二つの憧れの山をピークハントしようと意気込んでいる。
フロントガラスに大きなヒビが入った。 修理は張替えになるため10万円を超えるけれど保険さまさま。 飛び石が原因ということにしてうまく話は進んでいる。 明日、いよいよ3年目の初回車検を受ける。走行距離128000km。
ブナムシ号はまだまだ走る。