ブナムシ日記

山形は上山を拠点にロックフィッシュ、トラウトを求めて釣り歩き。そしていつも北海道へ思いを馳せるブナムシのブログ。

ヘルニア

2014-01-22 00:53:30 | I am a freeskier

1/20。 数日前からドキドキ。

朝イチで向かったのはゲレンデではなく病院。

長引く腰の痛みが年始にとうとう限界に達した。 まあ休み中一日たりとも休息日をとらず七日間連続でしかも終日スキーをし続けたしわ寄せが当然ながら最大の原因だろう。

初めて苦痛に感じたのは去年の三月だったが、これまでだましだましなんとかやってこれていた。

レントゲンでは判断できずMRIをとる。

職業病なのかスキーが原因なのか、今シーズンが始まる前、僕のスキー仲間の一人がヘルニアで一線から退いた。 キッカー、ジブ、そしてウォーター、常に体をいじめるようなジャンルのフリースタイル。 遅かれ早かれ、長くは続けられないと皆わかっていてもやっぱり攻めたくなる。

いよいよ、僕にもその時が来るのか。

年が明けてからずっと悶々とした重い気持ちで過ごしてきたけれど、先生の診断は『かなり軽いヘルニア』。 でも強い痛みが出るようなものではなく痛みは椎間板の劣化によるものだろう。 じきに痛みは消える、らしい。 『まだまだ、ガンガンいける』。 先生のその一言が何よりも嬉しかった。

正直、きわどい診断が下るのであれば今のスタイルのスキーを辞することも考えていた。 大好きな釣りや、登山ができなくなるほうがよっぽど困る。

決して虚弱体質とかではないのだけれど、何かと医者にかかることが多い。 

でもその度に、健康のありがたさが身に染みてハチャメチャしてる僕にはいい戒めになっているのだと思う。 虫垂炎の手術で入院した時はホントにそう思った。

短い人生の中での最大の痛みは、その時に経験した脊髄注射。

ファインスノーをいただく中丸山が美しかった。 アライさん達と初めて登った思い出のある山だ。 GOサインをいただいた僕はウッキウキでたまらずにライザスキー場へぶっ飛んだ。 

思いがけず、タカハシリョウさんと出くわしてパウダーセッション。彼は僕をこのスポーツに導いた第一人者。

南方面には僕の家から見上げる番城山と二つ森山。 稜線沿いはクマザサが猛烈なブッシュを形成しているため無雪期のピークハントは困難極まる。

だから、僕とフミヤは五月前半の残雪期に、幼少の頃から見上げ続けたこの二つの憧れの山をピークハントしようと意気込んでいる。

フロントガラスに大きなヒビが入った。 修理は張替えになるため10万円を超えるけれど保険さまさま。 飛び石が原因ということにしてうまく話は進んでいる。 明日、いよいよ3年目の初回車検を受ける。走行距離128000km。

ブナムシ号はまだまだ走る。

 


初冬

2014-01-19 00:01:09 | I am a mountaineer

11/18。

初冬の南蔵王へ。

ピーカンの天気が気持ちをはやらせる。 早い時間に崩れることが決まっていたのに、遅い時間の出発。

シーズン最後にピークへプッシュしたいが、行けるところまでと自分に言い聞かせて軽装で高度を稼ぐ。 この時期にアイゼンなんていう冬山の装備を持たないのはドシロウトの域をまだまだ脱していない証。

結局、西の空から近づいてくる厚い雲が気になりピーク直下のガレ場で敗退。 恐怖を感じたトコロは今現在の僕の限界。

最近知ったことだが、外国のクライマー達は頂上を目指すことを『アタック』と言わないらしい。 アタック(攻撃)だとか、落とす(征服)だとかいう言葉、概念自体が日本特有のものだとか。 

『自分を上へ押し上げる』という意味で『プッシュ』というらしい。 登山の世界は奥が深い。


ターゲット

2014-01-16 22:33:32 | I am a saltist

11/5。

ウネリが入ることを確信し大好きな下越へ。

荒川の取水堤はいつきても美しい。 サクラマスもサケもがんがん遡上し、大好きな朝日と飯豊連峰に水源を発しているのだからお気に入りにならないわけはない。

堰堤からしばらく下流までは禁漁区。 

ターゲットはあなたではないと、久しぶりのバイトにも複雑な心境だった。 

流れがバチコンヒットして大きな払い出しになっているいつものポイントも留守。 

サラシ撃ちはこの一回きりだったかもしれない。 今思えば'13シーズンは少し釣りという趣味に淡白だった。 


こだわり

2014-01-14 19:49:14 | I am a freeskier

もう三ヶ月も前のことになるが、新しいカメラを買った。

ずっとRICOHを愛してきた僕は、発売当初から気にはなっていた。 GR。

しかし、新しいモデルがでるということは型落ちするモデルは底値となる理屈もわかっていた僕は、ひとつ前のGR Digital4(以下GD)を購入しGWのベカンではそのワイコンの破壊力に心酔してしまった。

朝日でも飯豊でも、ハチローでも、オニューのGDは活躍していた。 それでも型落ちのモデルの破壊力、いったいさらに進化したGRはどんなもんなのか。

ぼくの暴走する好奇心は、金銭事情という先立つべきものをまるで無視してしまっていた。

使い始める前から承知していたように、マクロという点ではGDよりも劣っている。 というよりセンサーの関係上、そうゆう仕様なのだということになるらしい。 GDは1cmまで接近しての接写であっても、限りなくその力は発揮される。

対してGRは10cm。 ワイコンをつけて4cmまでの接写。

プロのカメラマン達は、『このカメラはスナップ性能を突き詰めた機種』であると表現するが、そうゆうことなのだろう。 立ち上がりの早さ、ボタンの位置や装備されている機能はまさにそれ。 

そーいえばリコーのカメラはCX3から使い始め、GRで4台目。

写真が好きな人にはそれぞれみなコダワリがある。 

偶然性。 サンライズやサンセットなんていうシーンは構えて『その時』を待つものだけど、偶然見つけた光景やたまたま出くわしたハっと息を吞むようなシーンを写真に収められること。 そんな偶然性が楽しめるのも写真のおもしろさ。 

二つの武器の活躍に期待。

12/2、釜房ダムより北蔵王。波立つ水面のキメの細かさにモエ。

12/18、蔵王黒姫ゲレンデのFirst trackをイッタダキ。遠近感のキレにモエ。

今日1/14、黒伏高原ジャングルジャングルより、厳冬期の黒伏山南壁。

稜線上に張り出すセッピが北風の強さを物語る。中央左のクーロワールがよく登られるルートだとか。チリ雪崩のオンパレードだろう。

厳冬期南壁登攀の記録を見たことがあったが、僕には壁の中で3泊もビバークして完登する根性はこれっぽっちもない。

山形宮城のクライマー、先駆者達が古くより開拓してきたアルパインクライミングでは有名なこの壁も今ではあまり登られないらしい。

去年、穂高の屏風岩に登りたいとクライミングジムのオーナーに相談した僕。

おそらく何年かかっても黒伏山南壁すら登れない。