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大家族・長期村の日々奮闘記

飛び込み開始


さあさあ・・最後の飛び込みだぞ。 引き潮状態で岸壁から海面までは4m50cm、その上に立っていますから、5m以上。 幸い、嵐の後なので海水はちょっと透き通っていないので、高度感に幸いしています。

次々に飛び込む中、ふれあ と はるのすけが未経験者。

はるのすけ・・本気だったのか・・
「飛び込んだら 100オッホくれる?」
財務省のJOYが渋そうな顔をしていましたが、強引に押しこんで・・
「ヨッシャ!」

しかし・・・、皆が躊躇なく飛び込んではいますが、いざ岸壁の突端に立つと高い! 

飛び込めない・・・

後ろに飛び込みたい人が並びだす・・・ 飛び込こもうとしている本人ひとり以外はすべて応援団か観客。

5分・・・8分・・・10分 と時間は過ぎてゆく

数歩下がって、跳ぶ練習、スタッフに気合いを入れてもらったが、しゃがみ込んでしまう場面も・・。 それでも待つ・・・ 応援歓声が高まったり、静まりかえったり・・・

12分・・・15分・・・

「飛びたいか?」・・・「・・・うん・・・」

「怖いと思ったらやめよう。自分を守るのも勇気だよ。自分で決めるんだ。」

やはり飛び込めない・・・

ついに、ジョイから「帰るよ~」合図が出た・・。

「もう、時間だ! まず、待っている後ろの人を先に飛び込んでもらおう。そして、最後にもう一回時間をあげるよ」

5人ほど応援と順番待ちで並んでいた子ども達が 次々と飛び込む・・。
その中に 思い切りよく ふれあ も続いた・・・。

そして、次の瞬間・・・

彼も走り出して・・・

跳んだのでしたぁ!

うぉ~~!! 湧きあがる拍手と歓声!!!

よくやったぁ・・はるのすけぇ~!!

みんなが一体になった瞬間でした・・。

(私も・・思わず・・涙ぐんじゃった・・・)

***

帰って来て、シャワーを浴びてかたづけて、昼食。 座っていた彼をつかまえて・・小さな肩組んで・・・

「な、はるのすけ、約束だからオッホがでるけどさ、オッホのために飛び込んだんじゃないよな。自分のためだよな」

「うん、わかってる! 俺さ、いのちかけてた・・」

くらいの躊躇のすえ、自分にかけて 飛び込んだのでした。

コメント一覧

takagy
飛び込み
最上段から飛び込んでない子もいます。飛び込みをするかしないかも立派な選択です。やってみたいと思った子がトライします。一緒の時間を共有できる状況が大切だと思っています。
KNT母
すごい!
ドキドキするんだろうなあ。
写真見ても、どうみても高い!
私には、ちょっとできない......
パパ達もママ達みんな未経験者だけど、
長期村の皆は、全員経験者になったのですね!
おめでとう!
はるのすけ君、ふれあよくやった!
ゆき母
この飛び込みの画像を見た瞬間こみ上げるものがありました。
自然学校第一日の活動もこれでしたね。
3週間前に送って行った時のことを思い出します。

子どもたちは3週間前の気持ちを思い出しながら、皆海に飛び込んでいるのでしょうね。
たくさんの活動と、思い出と、自信と、仲間やスタッフの方々とのふれ合いの中で得た宝物を身につけた日に焼けた顔に会えるのが楽しみです。
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