8月22日(土) 足の踏み込み

2009年08月22日 | 練習日記
8月22日(土) 足の踏み込み

 今回、子ども達の練習では、おんぶをしながらの足の移動や、前蹴の練習を取り入れた。これは普段の立ち方が弱いから強くするために行ったのだが、結果として蹴技が力強く出る思いがけない結果になった。これは体重が増す分、ある程度足腰が安定したためと考えられる(その後おんぶをやめて前蹴をさせたら、おんぶの時より鋭くなくなってしまった)。
 一般部ではI先生より雑巾掛けの工夫したやり方を教わる。これは指先で雑巾を押しながら進めていくもので、普通の雑巾掛けが「量」とすれば、この雑巾掛けは「質」となろうか。意識の集中を指先に継続して集めなければ進むこともままならず、水分の汗が脂汗に変わるような練習であった。
 また、この日は茶帯中学生のMをI先生に見ていただいた(コメント参照)。踏み込みの練習の際に、後ろ足を膝上げするよう指導すると、その前段階である前足の踏み込みが、より強烈になるという実験結果であった。これは追突など他の練習にも転用ができる練習なので、応用していきたい。
 

8月19日(水) お盆明けの練習

2009年08月19日 | 練習日記
8月19日(水) お盆明けの練習

 お盆明けの練習である。休み明け初日なので帯の結びほどきを競わせたり、掛かり稽古をさせたりいつもとは違う練習を行った。また、合宿の反省として体力不足(土台力を含む)を感じたので、児童部、一般部共に雑巾がけの練習を行うことにした。

 雑巾がけは、連続してやらなければ意味がない。私の経験では体育館一往復程度は体力があってもなくても出来る範囲である。それほど疲労はない。だから持久力をつけるためにはある程度の量をこなす必要がある。
 
 他には匍匐前進や背這いなど、変わった練習もやってみた。自衛隊ではこれらを1㎞も荷物を背負ったり、銃を持ちながら行うのだから、私達の練習はピクニック程度のものなのだろう。
 とにかく体づくりの練習を主として行った。空手ができる体をつくって、空手の練習を行わないといけない。

8月8日(土) 尻に火がつかないと人間は動かない。

2009年08月08日 | 練習日記
8月8日(土) 尻に火がつかないと人間は動かない。
 
 児童部の練習は毎回体力づくりを重点的に練習しているが、今日は色帯の面子が揃ったので、約束組手をやらせてみることにした。
 攻撃側は当たらない距離で技を出すので、受け側は相手の技をしっかり見て受けるよう指導するが、目で見て当たらない距離でも少し頭が下がってしまう。これは仕方のないことだが、仕方がなくはない。つまり仕方(=下がらなくさせる練習)はある。それが指導ということで、できないことをできるようにするのが練習である。

 一般部は合宿を通して(より正確には合宿感想文を提出しなければならないため、原稿用紙を目の前にし、ない知恵を絞ってようやくに書き上げた感想文を通して)浦和根岸支部の課題が浮き彫りになってきたので、それを埋めるべく四人組手などを行った。連続して技を繰り出せる体力、土台の安定力が必要である。

8月5日(水)躊躇

2009年08月05日 | 練習日記
8月5日(水)躊躇

 夏合宿後の、練習開始日である。まだ体の奥に疲れがたまっているような感じであり、体が重かったことを覚えている。
 子ども達は元気に練習に参加している。早速合宿の感想文を提出した者もある。感想文というのは記憶が鮮明なうちの方が書ける。それをなにやら理由を付けて付き続けて日がたつと、「億劫」になる、という形に量質転化していく。空手も同じで、躊躇すると、躊躇するための練習をしていることになる。

 一般部の人数は少なかったので、ボディバーを使った棒術の練習を少し行った。練習人数が少ないというのも、とらえ方次第で、悪いことばかりではない。個別の課題に取り組むことが出来るという良い面もある。
 
 こういった、きちんと練習に参加している者こそ、上達させねばならないと私は思う。