細菌戦の系譜!!

2020-08-06 08:26:07 | Weblog

●『1931 満州鞍山守備兵 斉藤準太郎の日記』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一月十六日

今日は煙草に関しておもしろい話が持ち上がる。午後七時半から九時至 大隅と僕とは煙草のみの第一期練習中にして柄になくKBを吹かす。 先ず煙草呑む人の講話ありて 清水班長殿が一日呑んで胃の中に入れた所 その煙が出てこなくて非常にあわててしまふ  その顔がまた非常に面白く腹を抱える  煙草なんかつまらん ほんとうに俳句でもやる人があれば人々が煙草呑む間に俳句でも作るからね。と呑まぬ人が云へば 呑む人は呑む人の云ふような理屈をつける。

夜中隊から二日居残りの通報あり 力が落ちた。また二日間巡察がありがっかりするね。

●パネル展「戦争の加害」感想(2020年7月27日~31日)

 7月28日(火)

1、ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった。私は、共産主義者では、なかったから・・・・・(中略)そして、彼らが私を攻撃したとき、私のために、声をあげるものは、誰一人残っていなかった。

【要望】確かに様々な議論やとらえ方のあるテーマではあります。しかし、「様々な議論」「中立」「どっちもどっち」などの言説や圧力を気にせずに、皆さまが確信をもっておられることを、これからも発信しし続けてください。応援しております。(不明、40代、市内、ウェブ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

●映画「ひろしま」アンケート(1月13日 横浜)

( )は性別・年代・住まい・情報

86、こんなにすばらしい映画が戦後まもなくの時代に作られいたことを知り、生々しい真実の姿が、克明に描かれていて、大変感動しました。原爆投下が、モルモットだということの認識があまりなかったので、衝撃を受けました。いろいろな問題を含むことなので、問題を整理して考えていきたいです。

★要望

この映画を是非より多くの方々に見ていただいて、戦争・核廃絶・原爆被害者の方々に対する認識等共に考えていくことができればよいと思います。若者たちに立ち上がっていただきたいです。

(女性・60代・相模原市・朝日新聞)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本は、日中戦争で国際法に違反して、細菌戦、毒ガス戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!


●細菌戦
【真相】(unit731)

・『石井細菌戦部隊―極秘任務を遂行した隊員たちの証言』
郡司陽子編(1982年11月30日初刷:徳間書店)


V 私は中国軍の捕虜だった

ー総務部調査課翻訳(情報)班 H・M

 

われ、ハルピンを脱出せず

 

 

 

 それでも不思議なもので、私は痩せなかった。といっても、むくみがきただけのことであるが。こうして、4ヶ月をこの独房で過ごした。その間、いわゆる取調べは、全く無かった。
 4ヶ月ほど経った頃、私は突然、撫順監獄(戦犯管理所)に移送された。今度は、奉天の地下室と比べて、まるで天と地ほどにも違う、素晴らしい待遇であった。鉄格子こそはまっていたものの、もはや地下室ではなく、清潔な独房が与えられた。

 

 

 

 

・『証言 人体実験(731部隊とその周辺)』


中央档案館、中国第2歴史档案館、吉林省社会科学院編
江田憲治、兒嶋俊郎、松村高夫編訳

三 警察・憲兵の第731部隊への「特移扱」 

 

 

小林正供述書(1954年7月23日)

問:「満洲国」東安省保安局防諜係で内勤をしていた際、どんな犯罪行為を犯したか述べよ。

答:1940年3月、特務機関長田島中佐は、抗日地下工作員李某を石井部隊に送って細菌実験に供することを許可した。私は伊藤孝仁事務官の命令を受けて、文書を携え、李をハルピンン市郊外の石井部隊へ護送した。その部隊の表面上の名称は「香坊防疫給水廠」であった。部隊到着後、まず文書を玄関の受付に渡した。すると中から1人の日本人が出てきて、李を中へ連れて行った。それで私は帰って来た。

 

*訳注:保安局―1937年12月に設立された満洲国の秘密スパイ組織。国境警備、防諜、対外牒報などを任務とし、各地に地下組織網を有していた。137頁にみえる「三島化学研究所」もその秘密監獄の偽装名である(前掲『満洲国史』各論、294~99頁、加藤豊隆『満洲国警察小史』第1編、満蒙同胞援護会愛媛県支部、1968年、193~94頁)。

 

 

 

 

●毒ガス戦

・『日本軍の毒ガス兵器』  松野誠也著
第1章 毒ガス兵器の研究と開発

4 対ソ戦を想定した毒ガス兵器開発と人体実験

 

アジア太平洋戦争直前の状況

 

以上検討したきたように、1931年から41年には、満州事変を経て日中戦争で毒ガスが使用され、その経験も踏まえて、陸軍が仮想敵国としたソ連に対する戦争を想定した毒ガス兵器の研究・開発が、人体実験などの各種実験も含めて行われた時期【第4期】である。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

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