●『三光』 中国帰還者連絡会編
日本鬼子(リーベンクイズ)
核時代39年(1984年)5月初版発行
日本鬼子(リーベンクイズ)
逮捕
妻を拉致して夫を誘い出す
松原俊三郎
監督警尉 捜査主任
〈略歴〉
本籍地:岩手県盛岡市
出身階級:中農
学歴:尋常高等小学校高等科2年卒業
職業:鉄道労働者
所属部隊名:旧満州国斉斉哈爾(チチハル)市警察局刑事科
被捕年月日場所:1945年10月7日 旧満州国斉斉哈爾市
年齢:47歳
婦人は立ち上がって反抗した。刑事たちは手取り足取りで、表に待たしてあるソリに引きずり上げて、足錠をかけてしまった。婦人は足錠を外そうとすれば、手はぴたりぴたりと凍りついてしまい、手の皮はむけ、血が流れ、ソリに凍りついた。家の中から赤ん坊を持ち出した崔鵬程が夫人の手に投げつけると婦人は仕方なくボロ布団に赤ん坊をくるみ、もう一枚で自分の体を包んだ。悲しそうな赤ん坊の泣き声は、寒気をついて、私の耳に抗議するかのように響いてくる。私は道案内のために引っ張ってきた、この北安省依安県長陽鎮村の村長に向かって、
「張春生が帰ったら、お前が責任をもってチチハルに連れてこい。そしたら女房子どもを返してやる。今日から10日間、1942年2月10日まで待ってやる。もし逃したら、お前は家族もろとも同罪だ!わかったか!」
そう言い残すと、泰安鎮の駅に向かって4時間ソリを飛ばした。3頭の馬は、零下40°の北風吹きすさぶ北満の荒野を、蹄から吹雪のように雪を巻き上げて、走り続けた。
2018年12月に、『留守名簿 関東軍防疫給水部 満州第659部隊』2冊が発売されました!!(不二出版)
●日米安保条約・自衛隊を問う!!
自衛隊は、防護のためと言って、旧日本軍の細菌兵器・毒ガス兵器使用の反省・謝罪もないまま新たな生物兵器・化学兵器を作っているのだろうか??憲法9条を持ち、生物兵器・化学兵器禁止条約を批准しているにも関わらず!!
日本の毒ガス
在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)で米陸軍が化学、生物、放射線、核(CBRN)の対応訓練を予定していることに対し、厚木基地爆音防止期成同盟(爆同)など関連4団体が4日、同基地正門前で抗議集会を開き、訓練の中止を訴えた。
訓練実施は1月28日に、日米合同委員会で合意。防衛省南関東防衛局が大和、綾瀬市に連絡した内容によると、訓練場所は、同基地を共同使用する海上自衛隊が管理する区域内にある滑走路南端の約2万平方メートル。今月5日から9月30日まで使用することで合意した。
米側は訓練への参加部隊に関し米本土所属と説明しているが、参加人員や日程については知らせていない。危険物の持ち込みや騒音の発生はないなどの情報提供にとどまっている。
CBRNへの対応訓練は同基地で過去に例がなく、周辺住民に不安が広がっている。
今月4日には同基地正門前に爆同など住民団体から約60人が集まり「危険な訓練をやめろ」などと声を上げた。爆同の石郷岡忠男委員長は「昨秋には迎撃ミサイル訓練があった。米空母艦載機部隊の移駐後に空いた施設を使った新たな訓練場になることを危惧している」と強調。基地司令官宛てに、基地の機能強化につながる運用などに抗議する要請書を提出した。
●情報公開裁判
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?
情報をお持ちの方は下記のアドレスまでご連絡ください。
連絡先:exhibition731@yahoo.co.jp
『日本の国家機密』(現代評論社刊 1972年初版発行)
藤井治夫著
第3章 秘密保全の機構と体制
3 産軍複合の秘密
軍需産業の秘密保全
こうした契約にもとづく軍需受注で第1位を占める三菱重工業は、「防衛秘密保全規則」を作成し、秘密区分の指定、登録番号の標記、保管責任者の選定などを細かく規定している。生産現場の管理も厳しい。秘密を扱う作業場は塀で囲い、鉄格子や金網を張りめぐらせて外部からは見えないようにしているし、労働者が出入りするときは従業員バッジのほか、顔写真入りの防衛庁許可証をつけることを強制され、守衛が一人一人点検するという厳しさである。さらに調達実施本部は、数百人の工場駐在官を全国の軍需工場に配置している。彼らは製品検査に当たるとともに、秘密保全体制についても監視の眼を、光らせている。
1957(昭和32)年7月『衛生学校第1号』発刊
●『BC兵器』久保綾三著(1969年)
枯葉作戦とその被害
この作戦には第309空輸師団が従軍した。
1機当たり1000ガロンの対穀物用の化学薬品の値段は5000ドルに相当した。67年ペンタゴンは対穀物用の枯葉剤の化学薬品の購入に6000万ドルの予算を充当することを宣言した。このために延べ12000機の輸送機を投入することになった。もし、この作戦が完全に実施されれば360万エーカーの土地がダメになる。この面積は南ベトナムの約半分に相当するわけである。
ハーバード大学の動物学者ジョン・エドセルは次のように、この作戦に抗議した。
「対穀物化学作戦は解放戦線の地域と地方住民の地域を分けて実施されている、といわれるが、そのようなことは事実上不可能である。ベトコンに対する食糧供給を絶つというが、これは新手の化学兵器の戦争である」
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