細菌戦の系譜!!

2021-01-20 12:24:04 | Weblog
 

 

 ・『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店 1995年発行)

 

 

 

 

第2章 地図から消えた神秘の大久野島

 最初の毒ガス被害者

 

 

 

 

「毒ガスの王」と「死の露」

島の中ほどには、もう1ヵ所の催涙毒剤(臭化ベンジル)の工室がある。はじめは規模があまり大きくなく、その日産量は数百キロ程度だったが、1941年には、この工室は島の西側の埠頭付近に引っ越し、規模も大きくなった。この種の毒剤は淡黄色の結晶体で人の目を刺激し、涙が出ると同時に皮膚にも刺激があり、これが付着すると非常に痛い。デモ隊や暴動の鎮圧等の目的で使われるのは、つまりこの催涙剤である。この種の毒剤は各種の発射弾や発射筒の中に入れることができ、外には緑色の標識帯をつけている。つまり「みどり1号」という。

 

 



 
 
 

 

 

 

日本軍の毒ガス戦と遺棄毒ガス問題

 

 

 

●『三光』     中国帰還者連絡会編
日本鬼子(リーベンクイズ)

 


 

 

 

 

 

 

 

2018年12月に、『留守名簿 関東軍防疫給水部 満州第659部隊』2冊が発売されました!!(不二出版)

 



●日米安保条約・自衛隊を問う!!
自衛隊は、防護のためと言って、旧日本軍の細菌兵器・毒ガス兵器使用の反省・謝罪もないまま新たな生物兵器・化学兵器を作っているのだろうか??憲法9条を持ち、生物兵器・化学兵器禁止条約を批准しているにも関わらず!!


日本の毒ガス


●情報公開裁判
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?

 

2020年12月16日に『化学学校記事』の情報公開裁判があった。防衛省は、「衛生学校記事」と違って「化学学校記事」は、公文書として管理していないという。同じ自衛隊の中の機関誌でありながらなぜこうも扱いが違うのか?防衛省は最初「化学学校記事」は12号まではあったと主張していたが、原告が16号を提出すると、2年間も回答をしなかった。そしてやっと存在を認めた。そして20号まではいっていないと思う。何号まで発行されていたかは分からないとの曖昧な回答。

なぜ、防衛省という公的機関の機関誌の存在を、防衛省はきちんと把握できていないのだろうか?

何を隠そうとしている??

 

次回「衛生学校記事」情報公開裁判 2月5日(金)15:00~

419号法廷

「化学学校記事」情報公開裁判 3月3日(水)11:00~

法廷未定

自衛隊におけるCBRN対応
         長岡大学教授  兒島 俊郎

2 陸上自衛隊におけるCBRN対応

(3)教範から見えるCBRN対応

 

 

部隊防護の一環として「防護センター(CBRC)」を設置すること、各武器に対する防護として特にフォールアウト対策を充実し、「準備事項、核爆発観測、除染要領などの技術的事項」を明確にした点も新たに改定された部分である。


〔本教範の成り立ちと意義〕
 本教範の前身が、「案32-119 化学防護」であり、その他関係するものも、「案32-116化学科操典(草案)」、「陸自教範3-1化学科運用」などいずれも化学部隊の教範である。このことは化学関係の組織が自衛隊の中のCBRN対応の中核にあったことを示すものといえる。

 

 

 

 

*CBRNとはchemical weapon:化学兵器、biological weapon:生物兵器、radiation:放射能物質、nuclear weapon:核兵器を意味する。従来はCBRだけで用いられることが多かったが、近年は核兵器Nを加えてCBRN(日本語ではシーバーンと発音する)として用いることが多くなっている。

 


1957(昭和32)年7月『衛生学校第1号』発刊




 


●『BC兵器』久保綾三著(1969年)
※以下の記述から、自衛隊では、いま世界で流行している新型コロナウィルスなどの生物兵器の研究も大分以前からやっているといるのではないかと思われる。

4、日本本土も汚されている

Ⅱ 自衛隊と生物・化学兵器―その思想と作戦

1、自衛隊の装備・訓練を探る

国会におけるBC兵器論争

〇増田国務大臣 お答え申し上げます。

クロルアセトフェノンは、日本の法律の毒劇物取締法には入っておりません。したがって毒ガスではないし、催涙ガスである、こう考えております。

〇楢崎委員 それじゃ外務大臣にお尋ねします。国際法との関係についてちょっとお伺いしておきます。非常にこれは重大です。このCNをベトナムでアメリカが使っただけで、全世界の反響を、起こしたのですよ。それを日本の自衛隊なり、警察が持っておるし、警察は既に使っておるんですよ。戦争で人殺しに使っておるやつを、警察はデモに使っておるんですよ。だから、私はこれは重大だから、今問題にしておるのです。外務大臣、この毒ガス類に関する国際法は幾つありますか。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 ●昭和天皇の戦争責任を問う!!


天皇万歳に浮かれる無責任国家  田中利幸より

重要なことは、アメリカが、日本占領支配のために、裕仁の戦争責任を隠蔽してまでも、彼の天皇としての「権威」を政治的に利用したことである。つまり、私たちが本当に問わなければならないのは、「絶対的権力を保持していた国家元首の戦争犯罪・責任の免罪・免罪の上に制定された民主憲法が、果たしてどこまで真に民主主義的であるのか?」ということである。


 


 




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