オランダの風2

Wind from Holland 2
   brug43

暗〜い...

2018-10-24 06:37:37 | 
先週半ばまでは穏やかな小春日和の日が続き、いい秋だな~!なんてノーテンキな気持ちで過ごして
いましたが、10月もあと1週間というところで分厚い暗~い雲に覆われた日々が始まりました。

この暗~い北ヨーロッパの日々が訪れると、簡単には太陽を拝めなくなっちゃうのでした。まあ、慣
れているのでそれほど落胆することはないです。好きじゃないですけどね。この時期のこの感覚は今
だに忘れることのない、北陸金沢に住んで初めて迎えた晩秋を思い出します。10月末の金沢の方が
もうちょっと気候は良かったですけどね。えへへ。

先週半ばまでの好天候のおかげで、庭にはまだ色々な花が咲いていました。今週は太陽を拝めませんが
依然として花は咲いてます。このまま花は衰退していくでしょうが、その前にこの暗い空気の中で健気
に咲く花の写真を撮りました。本格的な冬を迎える前にジタバタするのも一種のリクリエーションとい
うところです。爆笑)

赤いゼラニュームがけっこうキレイに咲いているのですが、赤色飽和が起き解像してくれません。画面
 

 
を暗くすれば赤色飽和をなだめることができるのですが、汚らしい画像になっちゃいます。苦笑)

夏に楽しませてくれた青いサルビアはまだたくさんの花をつけてます。葉色が新鮮な緑を保てなくなって
 

 
ますが、まだそれなりにキレイです。この "群青色" と呼べるサルビアは大いに気に入りました。来年も
ぜひ庭に置きたいですね~。こういう気持ちになれる花っていいですよ! 厳しい冬を迎える前に、来年
の希望が湧き上がってくるわけですから...。^ム^)。

最初の画像では今年自慢の赤いゼラニュームを本来の姿でお見せできませんでしたが、庭の中央に置いた
 

 
大鉢の同じ赤花はなんとかギリギリ、ゼラニュームの美しさを見せてくれます。このゼラニュームも、来
年の庭に置きたい花です。微笑)

  ♢

今年の秋はやたらと食欲があります。夏に厳しい熱波に何度も襲われたにも拘らずとても体調が良かった
のですが、それがそのまま秋に突入し冬を迎えようとしてます。これは精神的にとてもよく、9月から始
まったブリッジの新シーズンにもいい結果をもたらしてくれてます。成績が良ければもちろん楽しいです。
ただ一つだけ心配ごとが...。お腹周りが生涯で一番のサイズになってますね。えへへ。

チコリ_オーブン焼き

2018-10-20 23:25:59 | 食べもの
ここしばらく小春日和のような日が続いていましたが、昨日から冷えてきました。まあ、この時期の
正常な気温に戻っているに過ぎないのですが、ちょっと嫌な気分です。笑)

もう一つ食い物の記事をしたためることにしました。冷えてきたときに好ましく、とても美味しい料
理をしました。折角だからと写真に撮りブログ更新です。タイトル通り「チコリ_オーブン焼き」です。

こんな具合にブイヨンで茹でたチコリーをハムで巻き、耐熱容器に並べ茹で汁を張り、その上にすり
 

 
おろしたゴーダチーズをたっぷり乗せオーブンで焼きました。以前はハムで巻いたあとベシャメル/
ホワイトソースをかけてオーブンで焼きグラタンにすることが多かったのですが、ベルギー_アント
ワープ郊外に住む友人が、リッチなグラタンに飽きた時のバージョンとして地元の主婦たちがやって
いる家庭料理バージョンを調理してご馳走してくれたのでした。

さっぱりしてとても美味しく、チコリの持つ爽やかな苦さがしっかり残っているのが好ましいので、
レシピをいただいて帰ったのでした。もうメチャ簡単なレシピです。

チコリを茹でる時にクノールなどの粉末ブイヨンで茹で汁に味をつけます。あ、でも日本ではこの粉
末ブイヨンが買えないのでした。多分クレージーソルトでも美味しくできると思います。塩味を控え
めに抑えることが美味しく仕上げる秘訣です。たっぷりのすりおろしたチーズを乗せるので、チーズ
の塩分がけっこう加わるのでね。画像からお分かりだと思いますが、茹で汁/ブイヨンはたっぷり張
ってあります。丁度、オニオングラタンスープのような状態でそのままオーブンで焼きます。

皿にとり、茹でたジャガイモを添えます。茹でたジャガイモはフォークを使い一口大に崩してあります。
 

 
その上から耐熱容器に張ってあったブイヨンをまわしかけます。すりおろしたチーズが溶けて柔らかく
なりブイヨンにたっぷり含まれてます。ハムに巻いたチコリも美味しいですが、この茹で汁をかけたジャ
ガイモがメチャ美味いのですよ。チコリの苦味がほんのりいい感じのスパイスとなり、ジャガイモが、
えも言われぬ味わいとなります。私はこのチコリの苦味を含んだジャガイモが、この世で一番おいしい
ジャガイモ料理だと思っています。へへ。

ヨーロッパでは家庭料理に添えるスターチとして茹でたジャガイモが度々登場します。レストランなん
かでは茹でたジャガイモは出てきませんね~。メニューにもないですね~。家庭で日常の食べものとし
て嫌になるほど食べているのでお金を取れないからでしょうね。。。^ム^)。

あ、そうだ。ちょっとだけヨーロッパの一般家庭で茹でたジャガイモをいただく上で気をつけねばならな
いことを書いておきましょう。茹でたジャガイモをナイフで切ってはいけません。禁止されてます。ホン
トですよ。これは2世紀ほど前からの伝統と思ってください。

当時、いわゆるテーブルウェア/カットラリィのうちのナイフは鋭利に仕上げるのが難しくとても高価な
ものだったのでした。一般家庭ではナイフはテーブルに1本しか置かなかったのでした。で、ナイフ奉行
(=日本で言うところの鍋奉行みたいに) とでも呼べるテーブルに一本しかないナイフを使って切り分けを
する人が決まっていたようです。ほとんどの場合、その家の主人がその奉行職に就いていたようです。

で、この条件からお分かりのように、一般家庭では茹でたジャガイモをテーブルで切るなんていう作業に
ナイフを使う機会はなかったのですね。茹でたジャガイモのような柔らかいものはフォークで砕くか潰し
て食べるものと決まっていたようです。それから、テーブルでナイフを舐めてはいけないのは危険だから
ではなく、全員のために使うものだから舐めちゃいけないんですよね。わはは。

アメリカでもヨーロッパ系の人たちは概ね同じハビットを持ってますね。このへんのこと、日本にいた頃
は聞いたことなかったです。よほど、その家庭の中に入り込み、そんな話題が出てくるオケーションに身
をおかないと聞けないと思います。私としても、こんなことを日本語で話題にしたのは初めてです。へへ。

カツ_ハヤシ

2018-10-16 20:03:54 | 食べもの
久しぶりの食いものネタ。とても美味しいものが作れました。昨日のことですが、幸せな気分が持続し
ているので、写真にも撮ってあるので記事に仕立て、ブログの更新です。^ム^)。

このところ仕事に没頭してます。まあ、ブリッジ以外!と書かなければいけないのですが。先週は殊に
忙しく、買い物に出かける余裕もなかったのでした。あまり食いものの買い置きがなく、乏しい食生活
を強いられたのでした。一応、先週末で一息つけるようになりました。昨日の月曜日のディナーには、
何かうまいものを食いに出かけるか、食材の買い出しに出かけて自作するか迷っていました...。

そんな時に私のお気に入りの「昌さんのブログ」を覗いたら、築地場外の東都グリルで「カツハヤシ」
なるものを召し上がった記事。最初はあまり惹かれることもなく、ジャンクな一皿だな~!なんてひ
どく失礼な印象を持ちました。でも見ているうちに、待てよ! これ、けっこう美味しそうじゃん!と
気持ちが変化していきました。ことに最後の画像で、これパクろう!となっちゃいました。笑)

ハヤシ_ライスの原型は英国料理です。そう、ハッシュド_ビーフという料理を日本式に発展させたもの
です! 私は英国料理ってあまり評価をしていないのですが、英国式のビーフシチューが大好きです。こ
のハヤシ_ライスの原型のハッシュド_ビーフはビーフシチューと親戚関係にあり私はこれも大好きなの
です。

すぐに材料の買い出しに出かけました。買い物は簡単に済みました。直ぐに調理にかかりました。先ず
は英国風のビーフシチューを作り、その一部にさらに手を加えてハヤシライスを作る計画を立てました。
上の昌さんの召し上がったハヤシライスはトンカツを乗せてます。脂肪のついたロース肉がオランダで
は買えません。不健康だからと最も美味しい部分をカットして売ってるんですよ。正に「くっそ!」な
んです。ある意味、一番味わい深~~いところですからね~。まあ「郷にいれば郷にしたがえ」です。

せめて、鶏もも肉の脂身と皮つきをカツに揚げてご飯に乗せハヤシソースをかければ、けっこう美味し
いものになる筈と目論みました。はい、目論み通り大当たりでした。写真をどうぞ。笑)
 

 
このハヤシライスのソースは、シチューの出来のいい部分を取り出し、残った煮崩れた肉や野菜を煮汁
と一緒に他の鍋に移し、手を加えたものです。その加工は手間が少々かかりますが、簡単なことです。

今回の調理で、シチューを作るにあたり、水を一滴も使いませんでした。現在ワインがけっこう溜まっ
ています。夏にブリッジの試合を組んで招待した方達からのいただきものです。その中の煮込みに向き
そうなのを選んで1本半ほど、あとシェリー酒をボトル半分ほど...。

さすがにここまで徹底してやると美味いものになりますね~。味の純度が高いです。選んだワインは
ハウスワインとは別物で、普通に飲んでもかなり楽しめるものです。これだけ味わいのある料理が出
来上がれば惜しくはないです。よくぞ調理酒にした!と、自分を褒めてやります。

さて、最初にメインとして作ったシチューの上質な部分は、味見をしただけで全て厳重にパックし冷
凍庫に収めてしまいました。爆笑)トマトは少しだけ使いましたが、大部分の味付けは2種のお酒と
ブラウンソースによる英国式で、現在冷凍庫に在庫のあるトマト/赤パプリカのグーラッシュとは別
物です。両方、とても美味しいです。トマト/赤パプリカのものはパスタと合います。ラザニアが特
に好みなんですよ。

昌さん、いいメニューを参考にさせていただきました。ありがとうございました。これからもいろい
ろパクらせてくださいネ。^ム^)。

落書き

2018-10-10 11:53:54 | その他
昨夜は遮光用の分厚いカーテンを開けたまま寝てしまった。グラス_カーテンは閉じていたが。今朝は
東からの強い陽光で目が覚めた。ここ何日か、インディアンサマーというか小春日和のようないい陽気
の日が続いている。日本だと11月くらいじゃないと小春日和とは呼んでやらないのじゃなかったと思
うけど、ここではそう呼んでいいと思います。周りを見回すと東京あたりの11月の風景みたいです。

グラス_カーテン越しに青空が見えるのだけどなんか妙な感じがする。グラスカーテンを開けて見たら、
青空にひどい落書きがしてある。飛行機雲です。急いで階下に降り裏庭に出て見上げたけど、飛行機は
一機も見えませんでした。どことなく日本の「井桁」を感じさせるのが面白いので写真を撮っておこう
と、カメラを持ち出し撮りました。
 

 

 
1枚目は東の空。2枚目はほぼ頭上。

写真を撮ってから気がついたのですが、パジャマの下は履いていましたが、上半身は裸でした。(^^ゞ
急いで階上に戻りシャワーを浴びました。外の冷たい空気に触れたので熱いシャワーが気持ちいいです。
衣服をつけ階下に降りブランチをいただきました。

昨夜はブリッジクラブへ出かけ、帰宅してから翻訳の仕事をこなしベッドへ行ったのは午前4時くらい
でした。今週になってから睡眠時間を削って仕事をしていますが、今のところ睡眠不足とは感じません。
このまま続ければ、あと10日ほどで完了できそうです。もう一踏ん張りです。^ム^)。

キレイです!

2018-10-08 10:10:50 | 
一昨日の土曜日、ハーグから旧い友人が訪ねてくれた。簡単なランチで歓待した。簡単なランチで
歓待と書いて、ちょっとおかしな感じだな~と思った。多分「豪華なランチ!」じゃないと「歓待」
なんて大げさな言葉を使っちゃいけないいんだろうな~!ということ...。えへへ。

私の旧友アーノルドは5年ほど前に奥さんを亡くしたのだが、このところ気の合う女性と付き合って
いる。なかなかいい感じのくだけたけた方で、ウィットに富んだ楽しい方。今回もご一緒してくれる
というので楽しみにしていた。(^^ゞ

午後1時にドアベルが鳴り、ドアを開けたら秋らしい素敵な衣装を纏った女性が立っていた。エリザ
ベート! 快晴とは言えないが、10月初旬のアムステルダムとしてはかなりいい天候に映えて美しい。
その後ろにアーノルドがにこやかに立っている。久しぶりの再会、とても嬉しいです。

彼女はキレイな花束を抱えていた。アーノルドはワインバッグ。まずは居間に招き入れ、ソファーに
座ってもらった。そこでお土産の花束とワインをいただきました。私は庭で花を育てるのが好きなん
ですが、生花を活けたり飾るのには長けていません。慣れてもいません。で、エリザベートにやって
もらいました。

まずは午後の紅茶でくつろぎ、楽しい会話が弾みました。一段落ついたところで、簡単ですが、美味
しいランチをいただきました。特別なものは用意できなかったのですが、私の持つ感性と日本のタッ
チで、組み合わせの妙をフル活用すれば、オランダ人の客ならなんとか満足させられるみたいです。
えへへ。

いまはちょうど大きな翻訳の仕事を抱えているので、それほどのんびりできなかったのですが、いい
骨休みになり、とても楽しめました。

彼等が帰った後、すぐに仕事をスタートさせ割と遅くまで続けました。昨日の日曜日も、一日中仕事
に没頭してました。なかなかいい日差しがあったので、庭でお茶をしたりはしましたが。。。

  ♢

本日はちょっと遅めにベッドを抜け出し、階下へ降りてきました。朝の陽光がリビングルームに溢れ
てます。

ソファーの前にあるテーブルの、一昨日エリザベートが活けてくれた花がとてもキレイに開いてきま
した。写真を撮りたくなりました。いい写真が撮れたらブログを更新しようなんて下心が...。(笑

まあまあの成果です。2色のバラなんですよ。20本の花束でした。赤に近いオレンジが秋を感じさ
 

 
せてくれます。バラはこれくらい開いた時が一番キレイですね。真紅が入ってないので撮影は難しく
ないです。^ム^)。

そう言えば、家の中にこんなブーケが置かれたのは久しぶりです。晩春の頃から客を招いてブリッジを
していましたから、ギフトをいただく機会はままあったのですが「花より酒!(団子でもない!)」とい
うのが浸透してしまっているので、ブリッジ関係の客からは酒類しかいただいたことがなかったのでし
た。えへへ。

まあ、私自身のことを言えば、庭にたっぷり花を咲かせているので、冬以外は切り花を買ったことあり
ませんね。でも、こんな趣味のいい花束ならオールシーズン、ウェルカムです。わっはは。

食いものブログじゃないので、ランチの写真は一枚もありません。爆笑)