オランダの風2

Wind from Holland 2
   brug43

青花_2

2013-06-30 09:47:15 | 
ちょっと忙しい思いをしております。コンピュータの前に座り、ない頭を使い、めずらしく
七転八倒しております。痛みはともないませんけど...。(^^ゞ

そういえば、英語やオランダ語ではこんなとき、「コンピュータの後ろに座り...」と表現
しますね~。なんでだろう?

  ♢

カメラをもって外出できず、裏庭に出ていちばん安易な花を撮り、手抜き更新です。

私の大好きな青花「ロベリア」がだいぶ大きな株になってきました。鉢から溢れ
 

 

 

 
垂れ下がるようにハングし始めると見頃となります。裏庭にはこの青花を植えた大小の鉢が
いっぱいあります。まだ最盛期になりませんが...。・・・最盛期はくるのでしょうか?

  ♢

ただいま北部ヨーロッパは寒波に襲われております。ここ数日夜間温度が10℃前後まで下がり
セントラルヒーティングをオンにしてしのいでおります。こんなドラマチックな温度変化を味
わえるのも、北の果て、オランダなんかに住んでいるからと神様に感謝です。え?「くっそ!」
なんていう音は出しませんよ。(^^ゞ



ちょっといい

2013-06-27 07:05:18 | サイクリング
疲れで固くなっている身体をほぐそうと小サイクリングツアーに出た。

私の家から遠からぬところに小さな工業団地のような一画がある。そこに小さなシップ・ヤードが
ある。中央駅裏からの大きな水路が私の家の近くを流れていて、その水路から少し入ったところに
このシップ・ヤードがある。ヨットは扱っていない。カフェもなにもないので普段はあまり行か
ないが、たまにはこのあたりを探索してみようとこの一画に入り込んだ。

  ♢

ドックからテスト航行らしい船が出てきた。修理中の水上カフェ船らしい。塗装が終わってない
ので華やかさはないが、郷愁を感じさせるなかなかの姿・・・。(^^ゞ

ちょっといい写真が撮れたので記事にします。シリーズにするつもりはありませんが水路の船を
 

 
たまに載せて記事にしていきます。

  ♢

また気温が下がってきてます。



この味!

2013-06-23 11:41:43 | 食べもの
終戦後間もない頃のことですが、アメリカの進駐軍の兵士達の間で「美味しい!」と評判になった
ものに「バター醤油ご飯」なるものがありました。いえ、とても簡単なもので「卵かけご飯」の仲間
みたいなものです。熱々のご飯にバターを溶かしながら混ぜ、醤油で味付けしただけのものです。

私がこれを初めて口にしたのは、近所に住む「まーちゃん」という女の子の家でのことでした。前々
からその日にお昼ご飯をごちそうになることになっていました。まーちゃんが私の家へ遊びに来たとき、
時々お袋が私と一緒に食べるようお昼になにか作って出してくれたお返しだったと思います。

私達は5歳くらいで、その後同じ小学校へ一緒に入学するのですが、同じクラスになれなくて、私は
悲しさと悔しさで癇癪を起こして泣きじゃくっていたそうです。私は憶えていませんが、お袋といち
ばん上の姉が、私が生意気な口をきいた時に好んで持ち出した話題でした。(^^ゞ

ご招待のお昼ご飯に戻ります。そうです「バター醤油ご飯」を出してくれたのですよ。私の家はまあ
人並みの生活は出来ていたようですが、終戦間もない頃のことですから、食料品はやはり乏しかった
と思います。バターなんて、ごく稀にほんの少しパンにつけたものを口にしただけでした。
 

 
熱々のご飯にバターをたっぷり乗せてくれました。慎重に溶けたバターをご飯に混ぜてるまーちゃんと
お母さんに習って私もやりました。最後に醤油で味付けをしてくれました。で、一口食べたときのあの
美味さ!もう至上の味でした。2回ごちそうになりました。

家でお袋に同じものをやってくれと頼みましたが当時は一度も叶いませんでした。その後知ったの
ですが、まーちゃんのお父さんは米進駐軍に勤めていたようで、軍の食料品の配給が定期的にあり、
その中にバターやハムが含まれていたようです。心底まーちゃんが羨ましいと思ったものでした。

まーちゃんとは一度も同じクラスになれませんでした。小学生になってからは同じ年代の暴れん坊
仲間に加わることが多く、まーちゃんとはあまり遊ばなくなっちゃいました。気にはなっていたの
ですがね・・・。当時の子供達は、小学校に上がった頃からあまり男女が一緒になって遊ばなかった
ですね。小学校の終りの頃、まーちゃんはお父さんの仕事の関係で静岡へ引っ越していきました。

  ♢

中学生のころにはバターは市場に普通に流通してました。あるとき小さい頃に食べたバターご飯を
思い出し、お袋に頼んでバターを買ってもらい朝食のときに作りました。醤油をかけ過ぎてしまい
塩味が勝ち過ぎ美味しく感じませんでした。醤油を少なく作り直したのですが、どこかしっくりしま
せんでした。塩味が強すぎることはありませんでしたけどね。幼い頃に美味しいと思ったものでも
長じると変わるのだな~と、ちょっと寂しい気持ちで自分に言い聞かせたのを憶えています。

  ♢

さて、オランダに住んで25年ほど経った頃のことです。だいぶ飲んだ後なのですが、夜中に無性に
米のご飯が食べたくなりました。冷蔵庫を覗いたらがら~んとしてほとんど何もない。卵さえない。
あるのはチーズ/バター/ピーナッツバター等パン用。米はあるのでとりあえず炊き、海苔で食べ
ようと決めました。

炊きあがったところで、まーちゃんの家で食べた「バターご飯」を思いだしました。半世紀以上も
昔の味が再現できないものかと。あの中学のときにやって美味しくなかったのはきっとなにかが悪
かったのだと…。で、バターご飯を作って食べました。意外や意外、とても美味しかったです。

そこで重大なことに気付きました。欧米では普通にバターを買おうとするとほとんどが無塩バター
なのでした。日本は普通には有塩バターですね。ケーキかなにか甘いものを作るときしか無塩バターは
使いませんね。こちらではパンにも普通にこの無塩バターを塗っていただきます。ですから、欧米の
パンは日本のパンに比べると少々塩辛いです。

半世紀にも亘る謎が解けました。あのまーちゃんの家で食べたのはアメリカからの無塩バターだった
のでした。醤油をかけていただいても塩味が強すぎることはなかったのでした。中学生のときに作った
「バターご飯」のバターは有塩でした。醤油のうまみをバターに十分加えるには或る程度の量が必要
です。それを有塩バターでやると塩味が勝ち過ぎて食べられるものじゃなかったのでした。普通には
バターを使った米料理は火を通し、いろいろ美味しいものがあります。私はけっこう好きです。

  ♢

いま私がここに書いたことはネットで調べれば簡単に出てくることかもしれません。でも、私自身で
謎が解けたことがとても嬉しかったので、こんな記事にしてみました。(^^ゞ

アンティーク_3

2013-06-16 08:21:20 | その他
アンティック_第3弾です。第1弾/第2弾もそうだったのですが、アンティーク
というより、思い出の詰まったガラクタです。(^^ゞ これも以前のブログで取り
上げたことがあるシロモノです。このブログでいま一度とり上げることにします。

  ♢

さて、今回はこんなものです。30年以上前にオーストリアへ休暇で訪れたときに
 

 
買い求めました。真鍮製です。チロル地方の片田舎の「古道具/ガラクタ店」で、
見つけました。値段は当時の金額で700円~800円くらいでした。(^^ゞ

カウ_ベルの古いやつです。カウ_ベルって「アルプスの少女ハイジ」なんかにも
出てくる、放牧されている牛が首にぶら下げているベルのことです。ベルを首から
ぶら下げておき、牛が動くとベルが鳴るように出来てます。その音で牛がどこに
居るかがわかるというわけです。それと、ベルで牛の所有者がわかるようになって
います。この写真のベルのサイズは、高さは24センチ、重量は1.0キロほどです。
このベル、いまでもいい音を出します。クラッパー/舌* は木製で、独特の鈍く
柔らかい音を発します。
    注*)クラッパー/舌 とはベルの内側にある音を出す振り子のようなものです。

  ♢

ウィーンから車でオランダへ抜けるのにあちこち道草をしました。チロルの公道で
牛飼いに車を止められました。牛飼いが牛の群れの公道横断をさせるのを待たなけ
ればいけませんでした。もちろん、信号なんてありません。人間や車に優先権の
ないおおらかな時代のことでした。(^^ゞ

でね、そのときその牛達がかっこいいベルを首からぶら下げていたのですよ。その
ベルは、地元ですから当たり前なんでしょうが、キレイな刺繍の入ったチロリアン
テープでぶら下げてあったのでした。欲しい、そのベルが!と、物欲が・・・。

この村の先の街のホテルに宿泊の予約を入れておいたので、まずはホテルに入りま
した。観光地とはとても呼べない小さな街。アンティークショップはないかとフロ
ントで尋ねましたが、そんなモノはないとのつれない返事。駅の土産店で小型の
レプリカなら簡単に買える・・・なんて。そんなの欲しくない!ですよ。

翌朝、前日の小さな村へもどりカウ_ベルの古いのをどこかで買えないだろうかと、
聞きました。簡単に見つかりました。村の古道具/ガラクタを扱う店にありました。
おまけに、普通の土産品よりずっと安い値段でした。

古い農家が牧場を止めた時に出たガラクタをまとめて買い上げ、在庫していたそう
です。ヨダレが出そうなほどキレイな絵柄のミルクの保存/運搬に使った大きな
容器などがいっぱいありました。私は日本からの旅行者ですから、そんなもの持っ
て帰れないデス。カウ_ベルを1つだけで我慢でした。いま考えても惜しいデス。

古道具店の主は、たしか50年くらい前に作られたものであると言っていました。
一般にアンティーク扱いになるのはヨーロッパでは80年の古さが必要です。その
時点ではただの古道具/ガラクタに過ぎなかったのでした。

いまは過ぎた時間だけ見れば、れっきとしたアンティークです。いまオランダで
この類いのものを買い求めようとすると、けっこうな金額を払わなければいけま
せん。あっ、日本ではもっとかもしれませんね!

  ♢

それにしても、手に入れた時のこのベルの汚かったこと。オランダに着いてから
オランダの友人宅でキレイに洗いましたよ。あまりの汚ならしさに日本の税関で
持ち込みを拒否されるんじゃないかと心配になりましてね。日本に戻ってから
入念に磨きあげたら、期待通りの姿が現れました。楽しい思い出です。(^^ゞ

私の庭_4

2013-06-15 08:18:35 | 

フロントガーデンの花が咲いてきました。昨日アップした「青花・デルフィニューム」だけでなく
他の宿根草のルピナス/芍薬も咲いてます。この時期に毎年咲き始めるアジサイは、寒春の影響で
蕾はまだ点に過ぎません。こんな貧相な点に過ぎない蕾を見ていると、咲くのだろうか?と不安に
なります。まあ、アジサイが咲かなかった年はないようですから・・・。(^^ゞ

写真を撮ろうと予定していた金曜日の前日にひどい暴風雨がありました。風と激しい雨で大きな
花を咲かせるルピナスと芍薬が倒れてしまいました。翌朝、カラリと晴れた好天となりましたが、
支柱を立て、倒れてしまった茎を立ててやる作業を余儀なくされました。

倒れている間にルピナスが自力で起き上がろうとしたらしく、花房がグニャリと曲がってしまった
ものがあります。あまり酷いもの以外はそのまま残しました。スッキリ直立した姿のカッコよさは
今年はなしです。予定通り金曜日に撮りました。昨日のデルフィニュームも同時に撮ってます。

  ♢

では、庭全体の雰囲気をメインにご紹介しましょう。「私の庭_1」前から咲いてるハマカンザシは
 

 
最盛期を迎えています。ちょっと花が付き過ぎです。(^^ゞ  ルピナスと芍薬が新顔です。昨日の青い
花・デルフィニュームはこんな庭の中でもなかなかでしょ?

逆サイドから撮りました。アジサイはご覧の通りです。左のユキノシタの仲間のツボサンゴが赤い
 

 
小花をたくさんつけています。昨年の春には左側の花壇のボーダーをこの花が受け持ち、この赤で
ド派手に庭を演出しくれましたが、冬の度重なる寒波で半分以上死滅してしまいました。今年は
地味な他のユキノシタを補充しておきました。耐寒性は最強だそうです。苦笑)

フロントガーデンのテラスです。小さいけど隣人とビールを酌み交わす重要な場所です。(^^ゞ
 

 
テーブルの脇に日本からのマンサクが植わってますが、この木は大した花を咲かせるわけではあり
ませんが、この時期、葉を含めキレイな樹姿を見せてくれます。オランダ人の友人からの贈り物
です。この小さなガーデンセットに座って飲みながら、いつでも感謝感謝です。微笑)

逆サイドの薄いピンクの芍薬は半分以上咲いていますが、こちらにある赤い芍薬の蕾はまだ固い
 

 
です。おそらく1週間ほど後には咲き始めると思います。その奥にあるのは庭でいちばん大きな
ブッシュのアジサイです。蕾はご覧の通りです。・・・・・。

最初の写真と同じアングルですが、脚ズーム (=近づいて撮影) しました。こんな乱れた咲き方を
 

 

 
見せる派手な花どもにシンプルな白花のシャスタデージーを加えてやると「実にいい!」です。
気取ってっているくせに庶民的な芍薬の花が自然に見えます。これ、大事です。(^^ゞ

一応、芍薬のアップを入れて置きましょう。時間経過とともに限りなく白に変わって行きます。
 

 

 
この色の変化がこの花を見ていていちばん楽しいことです。赤では感じませんけどね。

直射日光を浴びながら、ジプシー娘のカルメンのようなムードです。いつ見ても、この花は
 

 
ジプシー音楽が似合うと思います。それもバイオリン音楽。ウィーンのジプシーカフェですね。

  ♢

最後におまけです。普段ほとんど使わない広角ズームレンズを付け撮りました。私の家の前の
 

 
通りと、先日ご紹介した「砦風のゲート」の位置関係をご紹介できると思います。(^^ゞ

  ♢

そのうち、裏庭のご紹介を「私の庭_5」としてやります。

青い花

2013-06-14 12:27:22 | 
青い花、デルフィニュームが咲きました。夏に美しい花です。日本にいるころ、
この花を咲かせようと何度か試しました。でも、東京や神戸の夏の暑さの中では
無理でした。長野などの山間部では普通に宿根草として育ち花を咲かせています。

「私の庭_4」として今週末か来週早々に庭全体を撮ってアップしようと思って
いましたが、この花を見ていたら単独でアップしたくなりました。この花がこの
庭で初めて咲いたのは3年前の6月で、南アフリカでのワールドカップのための
花と思ったものです。あ、日本チームのためという意味です。

ほぼ真性のブルーです。(^^ゞ
 

 

 

 

  ♢

フロントガーデンの花がけっこう咲いてます。次はこの表庭で更新します。


私の宝物_1

2013-06-13 09:52:11 | その他
これ、以前やっていたブログで取り上げたことがあります。いま一度とり上げておこうと思い
書き始めました。日本から持ち込んだ盃、私の宝物です。日本にいる頃に買い集めたものです。

日本にいるときは部屋に飾ることはしていませんでした。オランダに住み始めてから、こんな
風にザルに盛り、部屋の飾りとしています。30くらいあると思います。

以前はこれに見合う数の徳利も持っていましたが、大半は何かの機会にオランダ人達にギフト
として贈りました。多分いまの在庫は15を切っていると思います。盃は単独で買ったり、
徳利と一緒に買いました。徳利と一緒に盃を買うときは2つ以上買っていました。

小さな盃30ヶをザルに盛る。数はパワーですね。大したものじゃなくても鑑賞に堪えます。(^^ゞ
 

 
下手にキレイに並べたりすると、小さなものだけに、やけに神経質な置物になっちゃいます。
で、ザルに細心の注意を払いながら乱雑に盛りつけました。あ、このザルは日本で買ってきた
最高級品です。ホントにホントです。渋谷の東急ハンズにあった中で、一番のものだったの
ですから。(爆笑)

現在はこれという日本酒が手に入らない悲しい環境ですが、こんなのを見ながら耐え忍んで
おります。まあ、他のお酒は十分ありますから、発狂するようなことはありませんが。(^^ゞ
 

  ♢

P.S. これ、史朗さんへのメッセージみたいなものです。(^^ゞ


最初の薔薇

2013-06-12 11:34:01 | 
裏庭の薔薇が咲きました。今年、最初の薔薇です。寒い春の影響でだいぶ開花が遅れました。
まだ2輪しか咲きませんが、やはり嬉しい。写真を撮り、ブログ更新をしましょう。(^^ゞ

昨年も同じ苗の薔薇が最初に咲きました。同じ苗なんて言っても、5本しか植わってません。
 

 
普通、私の目には、薔薇はあまり強い光が当たってない方がキレイだと思います。でも、
なぜかこの色の薔薇は陽光を浴びている姿がとてもいいです。

この赤い薔薇はまだほんの少ししか開いていません。朝のこと、ここはまだ陽があたり
 

 
ません。赤い薔薇は弱めの日差しにキレイですね。赤い薔薇の撮影はとても難しいです。

薔薇は撮るより眺めるのがいいです。お酒でも飲みながら。ブログではあまり取り上げ
ないと思います。(^^ゞ



家路

2013-06-11 15:29:53 | サイクリング
中央駅周辺の探索を終え帰路についた。もう6時になる。昼過ぎに家を出てからアイスクリームを
食べただけなのに気が付いた。空腹というより喉の渇きを覚えた。自転車に取り付けてあるバッグ
からミネラルウォーターを取り出し、水路の脇に腰を下ろした。

対岸には先ほどまで探索をしていた辺りの風景が広がっている。小型のヨットが通過した。後部の
シートに中年のカップルが座っている。話しをしながら男性が舵をとっている。ナイス・シーン!
急いでカメラを取り出し写真を撮った。逆光気味だが悪くない。
 


夏至が10日ほどあとに控えたオランダの午後6時は、太陽はまだ日本の午後1時くらいの位置に
あります。10時半くらいまで明るいです。庭で陽光を浴びながらビールが楽しめます。まずは
シャワーを浴びてサイクリングでかいた汗を洗い流そう。急いで帰ることにします。(^^ゞ



中央駅周り_2

2013-06-11 04:13:01 | サイクリング
今回のサイクリングは中央駅周辺をちょっと調べる目的を持って来ました。今年はじめから気に
なっていたことです。ここ十年以上の長きに亘り中央駅に改修工事が施されて来ました。内外装
及び煉瓦の汚れも見事にクリーンアップを完了しました。駅舎の修復工事はほぼ終っています。

加えて地下鉄の新ラインを中央駅の裏にある水路の下を通し私の家の近くの広場まで延ばす工事が
進行中です。多分、1年半後に開通のはこびになる筈です。この地下鉄工事が完了すると、やっと
美しいアムステルダム中央駅がクリーンに全容を見せてくれることになります。楽しみです。

昨年末、駅の右側に大きなビルの一大コンプレックスが完成しました。駅や地下鉄の工事とは別の
工事ですが、複合的には同じ計画に則るものと思われます。完成したものの、駅の工事や地下鉄の
工事で周辺がいつでもスッキリせず、あまり興味を払いませんでした。

今年の春、駅裏の水路をフェリーで渡ろうとしたとき、そのビル群の存在を水路の向こう側から
初めて認めることが出来ました。スッキリしていて実にキレイなんです。表から見ても、あんなに
キレイだったっけ?と、気になりました。その時点では表から見るにはまだ早すぎました。他の
工事が視界を邪魔してましたから。それ以降、注意を払っていませんでした。

初夏ともなり、そのビル群の周りはキレイになっているのじゃと期待して来たわけです。(^^ゞ

  ♢

水路の向こう側から見るとこんな感じです。左側の建物群です。高さがほぼ同じに抑えられてます。
 

 
右側の蒲鉾のような屋根を持つ建物が中央駅です。蒲鉾型の屋根は地下鉄工事が終わった時点で
完成のようです。中央駅うしろからセント_ニコラス寺院の尖塔が見えてます。駅の周りで一番
高い建物です。セント_ニコラス教会の画像を下に載せておきますね。

中央駅の右側の画像です。中央駅正面のシンボルの2本の尖塔が見えてます。この中央駅の画像も
 

 
下に載せておきます。一枚目のビル群のコンプレックスといい案配に高さのバランスをとってます。
オランダの建築の伝統というのは面白いものでして、外からはあまり大きく見えないようにしてあり
ます。古いものから現代の建築にまで、かなり顕著にその傾向が見られます。オランダ人の宗教観と
国民性がなせるものだと思います。(^^ゞ

新しいビル群のコンプレックスを表側から見たところです。うしろにもっとビル群が続いています。
 

 
まだ周りで雑多な工事が進行中です。アムステルダム最大の図書館、ホテル、等々・・があります。
私はこの図書館へよく行きます。本だけでなく DVD の貸し出しもしてますし。それと最上階にある
レストランのランチが素敵です。行くときはクラブのインテリ女性を同行します。彼女は車椅子に
乗って一人で来ます。フェリーに乗ってね。私は自転車で。(^^ゞ

参考資料の画像です。これはセント_ニコラス寺院です。セント_ニコラスとはサンタクロースです。
 

 
中央駅正面は地下鉄関係の工事で近づけませんでした。こんなひどい角度の写真で、ごめんなさい。
 

 

  ♢

高さ規制だろうと思いますが、見事に出来上がっていると思います。人を驚かすような細工もなく
シンプルに小さく見せています。こんな行き方、私はけっこう好きなんですよね。(^^ゞ


中央駅周り_1

2013-06-10 16:38:02 | サイクリング
フェリーで中央駅裏のフェリー埠頭に到着。いちばん西にある埠頭に、中央駅とこの水路が北海と
接する街「Ijmuiden」を結ぶフェリーが到着していたので、写真に収めることにした。

埠頭へ行く途中にこんなのがある。大きな自転車置き場。市民も旅行者も利用している。
 

 
簡単な利用説明がしてある。無料。1100台駐輪可。自転車は必ず自転車用の棚に納めること。
 

 

 
これだけ。大したアムステルダム市のサービスでしょ。あ、フェリーも無料です。駅の表口には
もっと大きい駐輪場がありますが有料です。(^^ゞ

北海の街「Ijmuiden」行きのフェリーが停泊してます。北海の街なんて書きましたが20分の航行
 

 
時間です。型からお分かりと思いますが、小型水中翼船です。これは有料です。でも料金は往復で
8ユーロ20セントですから、高くありません。日本円で1000円くらいですね。20台の自転車を
乗せるスペースが確保されてます。自転車はもちろん無料です。無料サービスが多いでしょ。
 
こんなサービスをするには税金が高くなりますね。こんなサービスを受けれるなら、私は喜んで払い
ますよ。このフェリーの料金が高いと思う人には電車があります。電車は半額くらいです。
 
フェリーの脇を小型モーターボートが通過して行きます。これ全身高級木材チークで出来てます。
 

 

 

 
私もお金があったらこんなの欲しいです。ヨットはむか~し酷い船酔いの経験をしてから乗りたく
ありません。あの酷い経験はいまでも考えただけで船酔いの感覚が戻るほど嫌です。モーターで
動く奴は大丈夫です。(^^ゞ レース用のヨットは90度以上傾くんですよ。それで急ターンなんか
してくれちゃうので、ちゃんとした訓練をしてないと酷い目にあいます。経験者談です。

ヨット、見るのは大好きですよ! (^^ゞ

  ♢

このシリーズはまだ続きます。


中央駅へ

2013-06-10 11:27:02 | サイクリング
昨日から少し気温が下がってきた。でも陽光は強く庭の花苗の育ちはとてもいい。それ以上に
雑草の育ちが加速してきた。毎年のことだが、重労働を課してくれる。昨日の午前中は庭の雑草
とりに費やした。2時間強に過ぎないがちょっと腰が重く固くなった。

こんなときは休むより、フレキシブルさを取り戻すための運動です! ランチを簡単に済ませ
サイクリングです。ちょっと疲れがあるので近距離です。アムステルダム中央駅へ。いつもの
フェリー乗り場ではなく、大きなカフェのあるもう一つ先のフェリー乗り場へ。途中緑が多い
のでいいコースです。

  ♢

乗り場へ到着したらフェリーが出たところでした。逆光気味ですがいかにもアムスのフェリー
 

 

 
らしく写ってます。雰囲気がね。腕じゃなくカメラです。(^^ゞ  乗り遅れたとか逃したなんて
ぜんぜん思いません。5~6分ごとの発着ですから。このへんの思考法や感じ方、オランダに
住んでからもの凄く変わりました。・・・・・。
 
天気がいいし気持ちいい。アイスクリームを屋台みたいな車で売っています。珍しくアイスク
リームが欲しいと感じました。(^^ゞ  私が甘いもの欲しがるなんてとても珍しいんです。暫く
フェリーに乗らないで、アイスクリームを食べながらこのフェリー乗り場の周りの散策です。
もちろん写真を撮ることにします。

こんな型のベンチがありました。ボートです。大きな水路に面していますからよく似合います。
 

 
右側奥に見える白い建物は昨年4月にオープンしたフィルムミュージアムです。未訪問です。
そのうち、昔の名画でも見に…。

水路側から見るとこうなってます。ボートを半分に切断してベンチの座を取り付けてあります。
 

 
もう半分は上の写真の奥に設置されてます。若いカップルが恋を語っている様子でした。微笑)

ここにはけっこう大きなカフェがあります。名前の「De Pont」とはフェリーのことです。
 

 
食事をして来たのと屋台のアイスクリームを食べたら、ビールは欲しくありませんでした。(^^ゞ

  ♢

続きは明日にでもアップします。

そういえば

2013-06-10 04:22:24 | その他
昨日のブログ記事をアップしてから「そういえば」と、思い出したことです。ちょっといいかもです。
で、取り上げてみます。(^^ゞ

写真は、昨日の風車の右側の景色です。画面右のあづき色の車の奥をご覧ください。木立の向こう側に
 

 
芝生のグラウンドがあります。

その芝生のグラウンドの向こう側から撮った写真です。ここに2面の野球場があるのでした。この写真は
 

 
バックネットのすぐ裏から撮ってます。バックネットの後ろには観戦者30人くらいが座れるスタンドが
設けられています。両側にダッグアウトもあります。もう1面は奥にあります。仕切りなしで手前の
グラウンドと繋がっちゃってます。(^^ゞ 奥にあるのがメイングラウンドです。メイングラウンドには
ブルペン (投手の投球練習場) がついてます。けっこう本格的な試合に使えるようになってます。
 
メイングラウンドがシニア達によって使われる時、手前のグランドは外野となります。小学生くらいが
使用する場合は、同時に2試合やっちゃうそうです。私、3回ここで野球の試合を見てます。2試合は
子供の試合。日本人学校の小学部チーム vs 地元の小学生チーム。1勝1敗。シニアは日本企業で働く
人達が作っているチームが属するオランダ野球2部リーグだったと思います。日本チームは負け。
 
ちなみに、オランダ国内での野球のレベルは高くありませんし、あまり盛んではありません。旧オランダ
植民地のカリブ海地域出身のオランダ系の野球選手がけっこう大リーグで活躍してます。先の WBC への
出場チームはそんな選手たちで作られていました。彼等はオランダではプレーしてません。
 
まあ、日本チームを応援しましたが、知り合いのチームでもないので、勝ち負けはあまり関係ありません
でした。実は、私、いまのところへ引っ越してくる前、このグラウンドから割と近いところに10年ほど
住んでいたのでした。6年ほど前に老衰で死にましたが、元気のいい小型テリアを飼っていました。この
辺りは犬と散歩でよくきてました。
 
ちょっといいかも・・・と書いたのは、この野球場のグラウンドに立つと、昨日の風車が見えるんですよ。
雰囲気といいカッコイイんです!  でもね、私はアホですから、グラウンドを通して見える風車の写真を
撮るの忘れちゃった!のですよ。スンマ セン。

せめて、おまけです。昨日使った写真より平凡ですが、写りはいいです。(^^ゞ
 

 
オランダの人気スポーツは断然サッカーです。前回のワールドカップの準優勝チームでした。ただいま、
オランダは強くありません。ブラジルと同じように大きくランキングを落としてます。(^^ゞ

  ♢

以上でした。


川向こう

2013-06-09 07:05:18 | その他
昨日、川向こうに住むブリッジクラブの友人にディナーの招待を受けた。少し早めにでかけた。
その友人の家の近くには絶好の「ブログねた」があるので、撮影しようと・・・。(^^ゞ

天気がいいので、風向きによっては逆光になるので、ひどく撮りにくくなる可能性があると考え
ながら到着した。案の定、まともに逆光になっている。私の撮影技術ではなんともしがたいが、
ソフトでなんとかなるだろうと、ノーテンキに考えながら撮ることにした。

  ♢

大きな風車があります。観光用ではなく実際に小麦粉を挽くために稼働しています。1792年に
建造され「アドミラル」と名付けられています。むか~し読んだ「D. フランシス」の競馬小説に
この「アドミラル」という名前の馬が登場したな~なんてのを思い出しました。あ、脱線です。
スンマセン。本日も35mmの単焦点レンズ1本だけです。ズームはなしです。

  ♢

最初のショット。画面、真っ暗です。根気よくソフトで弄りまくってここまで到達です。まあ、
 

 
我慢して見てください。・・・・・。

最初のショットの直後、目の前に鳥が飛んで来ました。慌ててシャッターを切りました。(^^ゞ
 

 
かろうじて写ってました。

です。身体が濡れてます。翼を広げて陽にあてて乾かしているようです。以前、ときどき
 

 
見たことはありましたが、こんな目の前に来て停まったのを見るのは初めてです。潜水が得意な
水鳥って他の水鳥と動きが全然違いますね~。体型もそうですが、しなやかでとても美しい動き
です。鵜が停まっている木柱は、船が繋留するための柱です。この川は大きな運河で、オランダ
北部へつながります。

翼を広げたり閉じたりする動作を見ているのが面白く、写真も撮りましたが、鵜は飛び立ち右の
 

 
2つ先の繋留柱に移動しました。この方向と角度だと順光です。キレイに撮れました。鵜は遠く
なってしまいましたが、鵜の先の橋が。最近のオランダの「跳ね橋」の主流デザインです。
オランダはクラシック絵画が語られることが多いですが、現代美術でも先端を行く国なんです。
機能を追求したモダーンデザインにも優れたものが多いです。

上の橋を渡り、川向こうの風車に到着しました。この角度なら順光です。キレイに撮れました。
 

 
17時をまわりました。風車の作業は終了のようです。ここでは、風車にブレーキをかけている
ところを撮れました。こんなシーン見たの初めてです。ラッキーです。

また酷い逆光です。なんとか・・・。風車を回す時は、風車の羽根にシートみたいなものを被せ
 

 
風を受けれるようにします。作業が終わったあとは外さなければいけないので外しています。
以上で風車撮影セッション終了です。(^^ゞ

  ♢

友人宅へ向かいました。いいお酒、いい仲間、いい食事、いい時間、帰宅は午前様。ベッドへ
直行でした。(^^ゞ


カオジロガン

2013-06-08 09:29:27 | 水鳥
ガチョウの次はカオジロガンです。カオジロガンは渡り鳥です。毎年4月上旬に
北アフリカから移住して来ます。オランダで涼しい夏を過ごし、9月中旬くらいに
北アフリカに戻ります。オランダ滞在中に家族を増やします。(^^ゞ

カオジロガンはこの池のあちこちに分散しているのですが、けっこう大きな群れです。
 

 
カオジロガンを探した目的は、生まれたばかりの雛です。こちらも寒い春の影響が
 

 
大のようです。見つけたものの雛は1羽しかいません。例年は4雛/ペアくらいが
平均だったと思います。一人っ子は過保護に育てられるものです。私がカメラを向け
たら両親が子をせき立てて逃げて行っちゃいました。オランダに仮住まいしている
北アフリカの鳥は、オランダ永住のガチョウみたいに図々しくないのでした。(^^ゞ
 
他のペアが2羽の雛を連れて沖を泳いでました。近くへは絶対来そうもありません。(^^ゞ
 

 

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また次の機会を作って、水鳥を取り上げます。