オランダの風2

Wind from Holland 2
   brug43

我がビレッジの秋 '17

2017-09-18 11:40:03 | 季節
昨日の日曜日は好天に恵まれ気持ちのいい1日でした。16〜17度くらいの乾燥した空気。
無風で、シャツにセーターでちょうどいいくらいでした。庭で午後のコーヒーを飲んでいる
うちに「我がビレッジの秋 '17」をやろうとなりました。近くのマロニエの並木道 (バス道) を
目指します。

家から100メートルくらいのところにある大きな樹が紅葉してます。今年は夜間温度があま
 

 
り下がらず、紅葉の発色が鮮やかになりませんが、なかなか綺麗です。この樹の上部に大きな
鳥の巣があります。今は使われていないようですが、たぶんアオサギの巣だと思います。でも、
違うかもしれません。(^^ゞ
 
上の樹の写真を撮った左手に美しく仕立てた赤と橙色のピラカンサを纏った物置があります。
 

 

 
バス道の1つ手前の小さな交差点の両側にあります。つまり2つね。とても綺麗です。これ、
クリスマスの時期に、ステキな雰囲気をもたらしてくれます。微笑)
 
バス道です。丁度バスが到着したところです。バス停の向かい側から撮りました。
 

 
このバス停が私の家から一番近いバス停です。徒歩4〜5分ほど。アムステルダム
中央駅まで15分弱というところです。写真奥左の大樹はマロニエです。上に書き
ましたが、このバス道はマロニエの並木道になっていまして、大きなマロニエが
見事に立ち並んでいます。この写真のマロニエがこの地区最大のもので、樹齢が
120年ほどとか。フランスのシャンソンなんかに出てくる風景がここでも普通に
見られるのでした。あ、マロニエとは日本名「栃の木」です。
 
上の樹齢120年ほどのマロニエを陽の差す方向から遠景で撮りました。今は見慣れてし
 

 
まいましたが、今の家へ越してきて、バスに乗るたびにこの大樹を眺めて感心し、大いに
楽しんだものです。この老木、花はなんとか咲かせてくれるのですが、実をつけるること
はないです。春の終わりに花を咲かせ、夏にはたくさんの大きな葉をつけ、堂々たる姿を
見せてくれます。真夏にいい木陰を提供してくれる!と書きたいのですが、それほど強い
日差しの日が続くことのないオランダのこと、ややもすると日当たりが悪くなる!なんて
悪評も聞かれることもあるのでした。苦笑)
 
マロニエの並木道を広角気味の写真としていくつか並べておきます。樹齢の高い巨木が並び
 

 

 

 

 

 
なかなかダイナミックな風景になりますね。秋は空気が澄んでいるので空が高いと日本で
言われますが、オランダは夏でも空が高いです。空気が澄んでいるというより、乾燥した
空気のせいのようです。この時期、もはやあまり強い陽光は得られなくなっていますが、
たまにはこんな気持ちのいい日もあります。(^^ゞ
 
マロニエの実がなっているのをクローズアップしておきましょう。春に仕入れた望遠レンズ
 

 

 

 

 
が働いてくれます。ズームレンズが好きじゃないのですが、こんな時の望遠ズームはやはり
便利です。まあ、結果から言えばけっこう楽しいです。
 
バス停の向こう側のグリーンベルトの部分にフィットネスの器具がいくつか設置されてます。
 

 

 

 

 
バスに乗る時に見るといつでも誰かが利用しているのですが、本日はまったくの無人でした。
私の住む地域の広場や公園にはこんなフィットネスの器具がけっこう設置されてます。男性が
利用しているのは一度も見たことありませんが、熟年女性群がメインの利用者です。あ、そう
言えば、ベンチに座って休憩しながら井戸端会議風のシーンも...。(^^ゞ

  ♢

毎回、この「我がビレッジの秋」の最後にはこの風景写真を載せることにしてます。ここも
 

 
バス道で、この写真を撮ったあたりから「糸杉の並木道」に変わります。(^^ゞ

  ♢

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食虫花?

2017-09-07 06:55:15 | 
裏庭の掃除をしっかりやりました。日に日に涼しさが増していますが、長袖のシャーツと薄手の
セーターを着込めば、天気のいい日にはまだまだランチやブリッジが楽しめます。

昨日、掃除を済ませた庭で、午後のお茶を楽しんでいる最中に、開き始めた時計草の花を見つけ
ました。急いでカメラを持ち出し、連続で30枚近く撮りました。ほんの5分ほどの撮影でした。
そのうちの何枚かを下に載せておきましょう。(^^ゞ

開き始めてから完全に開き切るのに5分ほどでした。花弁や額が開くとき、ゆっくり開いていくと
いうより、ピン!と音を立てて一気に開く感じでした。実際には音は聞けませんでしたが、実に
面白かったです。

ほぼ見つけた時の状態です。カメラは室内でスタンバイしていましたので数秒で撮影可能でした。
 

 
花の右側の花弁はまだ開いていません。すでに開いているのは額のようです。
 
右側に移り撮りました。上の写真で花弁は左側だけが開いていましたがここでは右側も開いてい
 

 
ます。この写真を撮る直前に小さな蜂が新しく開いている新しい花の香りに惹かれ飛んで来ました。
その時に気がついたのですが、小さな蜘蛛の巣がその開きかけている時計草の花のすぐ脇にかかって
いました。蜂は蜘蛛の巣に引っかかり自由が効かなくなり暴れています。蜘蛛がさっと現れ見る見る
うちに糸で蜂の体を縛り付けてしまいました。自然の中の熾烈な生存をかけた争いとはいえ、その手
際の良さと、その美しい仕上がりに感心してしまいました。蜂がかわいそうなんて一瞬だけ思いまし
たが、手を出すことはしませんでした。
 
さらに時計草の開花が進んでいます。ファインダーを通して見ていたらちょっと不気味な風景に思え
てきました。時計草の花が食虫花に見えてきました。蜘蛛はその下僕。下僕の蜘蛛は食虫花の時計草
 

 

 

 
のために蜂を網/蜘蛛の巣にかけ、糸で動けないようにして生贄として捧げるのが仕事という風に
見えちゃいました。(^^ゞ 実際には違うのですが、生贄の蜂を食するために時計草は大口を開けて
いるように見えました。まあ、可愛いらしい不気味さというところです。へへ。
 
蜘蛛だけをアップで撮ってみました。短時間の間に蜂をまったく身動きできない状態にしちゃったので
 

 
した。オランダの蜘蛛は日本の蜘蛛と違い不気味さなんて全くなく可愛らしい!なんて勝手に思ってま
したが、やはり蜘蛛は蜘蛛、獲物を捕らえ食して生きていることを確認しました。何故か蜘蛛が蜘蛛で
あることにホッとするのでした。微笑)

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初めて・・・

2017-09-04 13:31:52 | 
9月も3日目。快晴の青空が広がっています。22度なんていう気持ちよさ。こんな天候が11月くらい
まで続いてくれたら言うことないのですが、そうはいきません。ここはオランダなんですから。(^^ゞ

まあ、好天候の秋日和があったら素直に享受するのがオランダ式です。天候が良すぎて急病になる輩もい
ますけどね。まあ、春ほどのことはないのですが...。春の好天時は仮病で休む人がけっこういます。笑)

まだ庭でランチをしたりブリッジをしたりしたいですから、ちょっとキレイにしておこうと掃除をしてい
る最中に珍しいものを発見。急いでカメラを持ち出し撮りました。

春に咲いたスズランに赤い実がなってます。キレイと言うより可愛いです。どこかで見た記憶はあるの
 

 

 

 
ですが、私の庭で見るのは初めてです。毒がありそうですから口にしたりしませんが、眺めて楽しむには
悪くありません。花を咲かせた茎は何十本も残っているのですが、実を付けているのは6〜7本です。本日
まで実がなっていることに気付かなかったくらいですから、とても地味な姿です。微笑)

「我がビレッジの秋」なんてのを毎年記事にしていますが、そのうちやろうと思います。栃の実が大きくなっ
てます。徐々に色づいてきているようです。春に仕入れた望遠レンズがいい働きをしてくれそうです。