スカッ晴れ♪

大阪からノーコン乱投 発信

DVD名画座「男と女、モントーク岬で」

2019年01月15日 | 映像関連


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マンハッタンを抜け150分程、車を走らせると
ニューヨーク州最東端の街、モントーク。
この州最古の灯台、モントーク岬灯台に辿り着く
らしい。
20年近く前、二人は此の地を訪れた。

ベルリンからNYへ新作プロモーションに来た
小説家。
「取り返しのつかないことをして後悔すること。
「やるべきことをやらずに後悔すること。
この二つの後悔が人生の物語を生み出すのか?

映画の冒頭からマックスの独白が始まり、
やがて、それが小説家の朗読だと分かります。
今回の新作プロモーションも上手く生きそうな
反響を受け円満にことが進む様子で始まります。

妻はNYの出版社に勤め国を離れての別居生活
が不可解ですが始まりは順調な作家生活を感じ
させます。
有能な秘書が事細かくNY滞在中の世話をして
このまま話が進めば30分程で映画は終わるで
しょう。

ところが伏線を加えることで緊張が生れます。
深夜の時間に妻の携帯が鳴り、ベッドから抜け
出す動き。
打ち上げの際に気になる行動・・・
真実は不明です。

彼には彼の秘めたる想いを棄て去ることが出来
ない事情があるのです。
滞在中に使用する携帯に昔つきあった女の連絡先
を調べて貰い、其の連絡先へ秘書が電話を入れて
次の催しに来てくれないか?と誘いを入れますが
断られ、思い余って彼女の職場へと押しかけます。

その女が、ニーナ・ホス。
先日「東ベルリンから来た女」を観たところです。
事情がどうであれ、20年近く離れていた二人が
再会します。

滞在日数が限られた中で、を印象付ける為に、
一日刻みで進行する手法です。
其の日毎にクレジットが入ります。
期待した夜、彼女はやはり来なかった。

長く離れて突然に此方の事情が良いから会って
くれは余りに男が甘すぎ、都合良すぎますよね。

ところが、映画です。
諦めかけた彼にモントークの近くに友人が処分
したいと言っている住まいの物件を見に一緒に
行ってくれない?と電話が入ります。
行けないなら返信は、しなくていい・・・

大事な予定もありながら彼は承諾します。
そして、ふたりのモントーク岬での物語が再演
されるのです。
あのときに行った、あの場所、あのお店・・・



さて、ふりだしに時を戻して愛の物語は再びの
炎へと火を点すことが出来るのでしょうか?
アメリカ映画のように単純ではありません。

個人的にはマックスおじさんと、レベッカおば
さんの顔が交互に画面いっばいにドアップとなり、
交わりの表情を写すのは勘弁願いたいと感じた
のでございます。

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