2007年より設けられた制度で、
国内の機械の中でも特に我々の生活に大きな影響を与えた
機械・機器、関連システム、工場、設計仕様書、教科書などを
記念物として毎回、数点を選んで
10年間で計100件を認定する計画だそう
今年までに累計61件となった
今回は江戸時代のからくり人形や国産初の16ミリ映写機、
昭和初期の家庭用電化機器など6件が新たに認定された
特筆したいのは何といっても
からくり人形の「弓曳き童子」だろう
福岡県の久留米市に収蔵されている
江戸時代の発明家、田中久重の作品で
最高傑作の一つと言われる。
輸入された機械式時計を参考に、
日本文化を反映させた独自の技術で製作されている
からくり人形 弓曳き童子
動画の人形はレプリカらしいけど、
同じ歯車の組み合わせの
風車のような単純作業ではない
緻密な技巧、滑らかな動きに驚かされる
単なる海外の模倣ではなく、
さらに一歩進めた精密機械
まさに「遺産」と呼ぶにふさわしいだろう。
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