【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

今日(狂)の狂言 : 10月12日(土曜日) & 旅と文化の足跡が野帳

2024-10-12 05:10:39 | 浪漫紀行・漫遊之譜

★ 忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 

◆C・コロンブスが大西洋を横断してインドへ上陸(1492年)、しかし実はアメリカ大陸の沖合いってことは言うまでもないが、インデアンが欧州人に苦難をしいられる歴史が始まる。 ◆東京は下町を荒川がぶち抜き、集落やら街道やら路面電車やらが寸断されてしまう(1924年)。 ◆浅沼稲次郎の長ったらしい演説に飽き飽きしていた少年Yが、壇上に駆け上がって強制的に演説を終わらせる(1960年)。他方、国連総会で、ソ連が提出した「植民地主義非難決議」に反対するフィリピン政府の演説をフルシチョフ首相が靴で机を叩いて妨害。

◎ ◎ 創刊120年以上の“ナショジオ”が綴る【 そうだったのか! 】 =第 12回= ◎ ◎

1921-1956期 追考 « カラー写真戦争ついに勃発! ライカ、コダック (2/5) »

……National Geographic Journal Japan 〉 ニュース〉 旅&文化〉 より……

2012年5月16日 / (Web編集部)

 まずはこの写真をご覧ください。

 それからこれも。


どちらのカラー写真が技術的にすぐれていると思いますか?

 ・・・・・・・おわかりですね。そう、2枚目はこれまで何度も紹介したオートクロームの写真。そして1枚目がカラー写真の革命児となったコダックのコダクロームです。つまり、前者がダンゼンすぐれているのです。

 デジタルにしたときに2枚目の発色がきつくなってしまったので、はじめて目にした読者にはちょっと意地悪だったかもしれませんね。でも、実際の写真はもっと色がくすみ気味で、粒子も荒っぽい感じです。  おまけにオートクロームはフィルムではなく、13センチ×18センチという超ヘビー級のガラス乾板でした。

 それと比べると、コダクロームは35ミリのいわゆる普通サイズのフィルムです。機動力の差は歴然です。

とはいえ、この2枚を見比べただけでわかる違いもあります。  なんだと思いますか?  ヒントはどっちも踊りのシーンであること。  よーく眺めてみると、  それは……、 「動き」です。

 コダクロームの写真が実際に踊っているシーンを撮影したのに対し、一見、踊っているように見えるオートクロームの写真ではダンサーがポーズをとっていました。  だまされちゃだめですよ、ダンサーに(笑)。2人もなかなかの演技派ですけどね。

 違いがはっきりわかるのはスカートです。コダクロームが踊っているところなのは明らかですが、オートクロームではほとんど動きがない。ホントに踊っていたら、もっとスカートをはじめ衣装が暴れるはず。そう言われれば、オートクロームのほうは止まってポーズしているふうに見えてきませんか?

 いやいや、少し動いて見えるだろうって? それはブレなのです。

 オートクロームではそれほどシャッタースピードが遅かった。イコール低感度です。コダクロームに比べたら、前回紹介したフィンレーも大差はありません。逆に言うと、コダクロームは実際の踊りのシーンを撮影できるぐらい、当時としては画期的に高感度で、速いシャッタースピードで撮影できました。

 というように、ほかのカラー写真とは比較にならないぐらいコンパクトで高感度だったコダクローム。1枚目の写真を撮影し、コダクロームの写真をはじめて『ナショナル ジオグラフィック』1938年4月号の特集「オーストリアの8月、そして9月(AUSTRIAN AUGUST-AND SEPTEMBER)に提供したW・ロバート・ムーアは、撮影時の状況をこう描写しています。

「ギターやマンドリンやアコーディオンのめまぐるしく変わるテンポにあわせて、男たちはパートナーの体をくるくると回転させた。中庭で立ったり腹ばいになったりしながら、私は手当たり次第に撮りまくったよ。ブーツがホコリを舞いあげ、ドレスやペチコートが音を立てる。ダンサーはすっかり楽しんでいた。もちろん私もだ。今では当たり前のことだけれど、三脚にカメラを固定せずにカラー写真を撮ったのはこれがはじめてだったんだ」

 動きのある被写体をこんなふうに撮影できたことに加えて、当時は「無限に引き伸ばせる」と言われたほど、画質もダントツでした。  その差は決定的で、コダクロームはすぐにほかを引き離します。

・・・・・・・・明日に続く・・・・・

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次回は “   «カラー写真戦争ついに勃発! & ライカ、コダック » (3/5) “ に続く・・・・・

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