待ちに待った日食の日は中学校ソフトボール県大会と同一日。日食観測メガネを持参して、試合会場(いちき串木野市)へ。しかし、天候は最悪の雨。
雨は降ったり止んだりだったが、上空はどんよりとした雲で厚く覆われていた。
日食観測は無理だろうと半ば諦めていたのだが、他の保護者と世間話をしているとき、ふと見上げると、空には三日月らしきものが...。「太陽が見えた!」と指さすと、スタンドにいた子どもたちも最前列に来て、空を見上げ始めた。
雲の流れを読み、「あのすき間が太陽と重なったら見えるかも」と言いながら、太陽の姿を拝もうと期待を込めた。
薄い雲越しに見える太陽は日食めがねでは見づらく、肉眼の方がはっきりと確認できた。食が最も大きくなる時間には、太陽がはっきり見えることもあり、日食めがねも活躍した(つけたり、外したりで忙しかった)。
デジカメで撮影できるのか不安に思いながら、とにかく試してみた。結果はこんな感じ。薄雲のおかげと言って良いだろう。(上から、10時51分、55分、56分の状態)
東市来では食の最大が95~96%程度だと聞いていたので、かなりの暗さを期待していたが、予想よりは明るかった(テレビで見た他の地域は、かなり暗くなったようだが)。
天候やソフトボールの県大会でなんとも慌ただしく迎えた日食は、大勢の人たちと一緒に「観測」できたせいで、それなりの雰囲気を味わうことができた。
今日の天気は快晴。昨日のどんより雲が恨めしい。やはり自然には勝てないな。