田舎暮らしの翻訳者 (My way of learning English)

海外ドラマや音楽を通して英語を学んでいる技術翻訳者のブログです。タイトル通り、田舎暮らしです。

消費税率アップのあおり

2014年07月08日 | 社会・経済

4月に消費税率が8%にアップされて早3ヶ月。みなさんの暮らしに何か変化がありましたか?ないわけはないですよね。何を買うにしても、支払う金額が増えるようになったのですから。

子どもが大学に通うようになった途端、消費税率アップです。ただでさえ出費が増えたというのに、さらに3%余計に支払わなければなりません。本当に困りものです。

先日、実家へ行くと、「市役所からこんな書類が届いたんだけど、文字が書きにくいから記入してくれない?」と頼まれました。何の書類かと思ったら、「臨時福祉給付金」という給付金の申請書。なんでも、消費税率が8%へ引き上げられたため、所得の少ない人(今年度分の市町村民税が課税されていない人)を対象に給付金を臨時で支給するとのこと。支給金額は1人につき1万円。さらに条件を満たせば、5千円加算される。

申請書が届いているということは、実家の母も対象で、書類を記入して証明書と一緒に提出すれば、15,000円もらえるらしい。
 「所得が低いのだから、支給されて当たり前」と考える人もいることでしょう。でも、私はこの書類を記入しながら、どことなく複雑な気持ちになりました。

私は住民税を払っています。昨年よりも大幅アップです(さほど所得があるわけではありませんが)。住民税を払っているので、給付金を受け取る資格はありません。

しかし、高校生と大学生の子どもたちを扶養しているため、月々の出費は相当なものです。もちろん、住宅ローンもまだ10年以上残っています。改めて計算してみたら、4月から6月までに支払った税金は20万円以上…(自動車税を含む)。3ヶ月間の食費の倍を超える金額。んー、何と言って良いものやら。

一方、母は年金暮らしではありますが、自宅は固定資産税を支払う程度で、のんびり暮らしています。家賃もなければ、教育費を払う必要もありません。

申請書を記入する私を見ながら、「なんだか申し訳ないね-。あなたたちの方がよっぽどお金がかかるだろうに」と一言。

プラス思考で行きたいところですが、プラスになるのは、店で商品を買うときの支払金額ぐらい。何と言っても8%プラスされますからね。レジで「お金が足らない!」ということにならないように、暗算力を鍛えなければ。

軽減税率が今日のニュースになっていました。翻訳者日記で触れようと思ったのですが、文字数の関係で言及するのを止めました。

食品、飲料というカテゴリーでは、あまりに広いので、色々と意見を出し合っている様子。

でも、あまり細かくすると、事務的な負担が大きくなるし、面倒くさいのでは?消費者の負担が少しでも減るようにということであれば、支払う価格が安くなればよいのだろう。だったら、いっそのこと、ガソリンとか酒類とか、別途税金がかかっているもの(ガソリン税、酒税)を対象にして、そちらの税金を下げたらいいのに。もちろん、税金の行き先が違うので、「何を馬鹿な!」と言われるかも。でもガソリン税なんて、本来の税率だったら、28.7円/Lなのに、暫定税率のせいで53.8円/Lになっています。それを下げたら、小売価格だけでなく、物流の方にも反映されるから、商品価格自体も少しは下げられる余地が出てきます。そしたら、食料品なども、心持ち(消費税3%分)安く買えるかもしれません。

税金の達人からは一笑に付されることでしょう。


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