石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」を読了。
石田衣良の作品を読んだのはこれが初めて。
最初読み始めた時、プロの作家に対して失礼かもしれませんが、文章にぎこちなさを感じました。初めて読む作家だから、慣れない文体に余計にそう感じたのかも?
やたらと体言止めが多く、良く言えば簡潔な文体なのでしょうが、あまりにも多用されるとちょっと鼻につく。
よくよく見ると、どうやらこれがデビュー作らしい。
扱う題材も不良集団や暴力団などが中心で非日常的だし、それで一種の違和感を感じてしまったのかもしれない。
4編の連作短編集からなり、ストーリーにどんどん引き込まれていき面白かった。
2つのグループの対立が描かれたりするところなど、ウエストサイドストーリーを踏襲しているのでしょうか?
主人公がクラシック音楽好きであったり、登場人物に熊系ホモのヤクザが出てきたり、個人的には楽しめました(^o^)
どうやらシリーズ化されて続編も出ているようなのでまたいずれ読んでみたい。
ドラマやアニメにもなってるらしい。
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