<7月1日の日記>葉室麟の歴史小説「霖雨」を読了。今年読んだ本の45冊目です。葉室麟の作品として読むのは32冊目かな? 葉室麟の歴史小説って娯楽性は低いけどとっても高尚。情景描写も美しいし、人物の描き方がとっても魅力的。今回の主人公、私塾咸宜園を営む広瀬淡窓と、家業を継いだ弟の久兵衛は、道徳的で哲学的で、権力者の横暴に耐える清冽な生き様はとても魅力があります。