ここまで3つの病院、3人の先生にお会いした私。
家族に相談しました。
そうしたところ、やっぱり冷静な意見が。
詳細忘れましたが、確かこんなようなことだったと。
「2番目の先生は、つまり「セカンド・オピニオン」をやるってことで割り切ってその部分を対応したわけでしょう。3番目の先生は「自分がやる」ってやる気だった。それだけの違いでしょ。」
まあ、確かに。
ただ、仕事場に近いし、あなた自身がいいと思うんだったら、もうそのH病院でいいのではないか、と。
これからさらに4番目、5番目と病院をまわってもどうなのかなと。
100%の答えっていうのはどっちにしろ無いもの。
そこで私は3番目の病院にほぼ心を決めましたが、次回、先生に最終のお返事をする診察に、家族に来てもらうことにしました。
よく、ものの本には、なるべく家族と一緒に話を聞きましょう、と書いてありますが、実はそれまで私は全て一人でやっておりました。
理由は、家族も忙しいですし、正直ショックは受けていても、泣いて泣いて・・・みたいなことがなかったので、自分は比較的冷静だと思っていたからなのです。
しかし。
最後これでいいの??というとき、やっぱり家族に先生を見てもらいたかった。
それで家族が「この先生ちょっと」っていうなら、やめようと。
ということで、翌週、先生にお会いするとき、家族が同行しました。
そう、言い忘れましたが、このH病院ではI先生がプレパラートもみます、とおっしゃり、「これを診ないことには最終的な判断できませんからね」と。
それも私の好感ポイントでした。(家族いわく「やる気だからでしょ」ですが)
なので、先生とお会いしての最初のトピックは診断でした。
プレパラートでの診断は今までとかわらず。
ただ、先生の治療方針が「全摘」から「温存」に変わりました。
先生曰く、MRIの画像は病院によってクセがあるので、あのあと、よーくあらためて見て検討した結果、広がりは悪性じゃなくて良性の可能性もあるから、「温存」でやって「断端陽性」なら再手術しましょうと。
そう、最初のA先生と結果的には一緒のご判断になったのでした。
しかし違いがあるとしたら、温存とセットになってくる術後の放射線治療が、このH病院のほうが仕事場に近くて、通いやすいということ。
やっぱり5~6週間毎日平日通うなら、仕事場に近くないと仕事に支障でちゃうんです。それはやめる気のない私には大きな判断基準の1つでした。
家族の顔を見ると、「この先生やめたら」というニュアンスは全くありませんでした。
なので、「この先生&この病院にする」とそこで決めました。
その後、私は手術前の検査あれこれを受けるので、病院に残り、家族は先に帰りました。
そのとき、「どうだった?」ときいたら「いいんじゃないの」と。
後で詳しく感想を聞いたら
「体大きくて丈夫そうだし、体力ありそうだよね」
「え?それってホメてるの??」
「外科医としていいってことだよ」
「なるほど!」
「滑舌よくて言うことはっきりしてるよね。手術たくさんやってて慣れてるっていうか。」
やっぱり家族でも見るところって違うんですね!興味深かったです。
体が大きくて丈夫そうとか、私だったら考えもしなかったですもん。
検査あれこれが終わり、入院前、先生に会うのもこれが最後(すごいですよね、3度目に会うときはもう入院中だなんて!)というとき、
思わず別れ際に先生と握手して「どうぞよろしくお願いします」といったら、こころなしか先生は少し嬉しそうだったような。
ちょっと外人みたいになっちゃいました。ないしドラマ・・・。
ちなみに、最初の病院にどう報告するか、お伺いしたところ、
・プレパラートの返却は病院同士でやるので心配なく
・CDR類はあなたに返します
・あなたからはその病院に電話して「H病院で手術を受けることになりました、ありがとうございました」と連絡を入れるのがスマートでしょう
そして余談として(?)「あの病院がすごく忙しいのはよく知ってますから(注:たまたまA先生とI先生はよく知っている間柄でした!世間って狭い・・・)あなたが移ってもぜんぜん大丈夫だと思いますよ」と。
わざわざ説明時間まで作ってくれたA先生に申し訳ないな・・・という気持ちがここでちょっと落ち着きました。
なので、数日後、お電話を地元総合病院に入れたところ、看護士さんも慣れておられるのか、わりとさわやかに「了解しました、ご連絡ありがとうございました」と。
このあたりのマナー、ケースバイケースなのでしょうが、私の場合、こうやって病院が代わったのでした。
なお、その間、私は別の患者会の「おしゃべり会」にもお邪魔したのですが、こちらでI先生のお名前を出したところ、たまたま同じI先生にかかっている方や、お友達がI先生にかかっているという方と遭遇。
お友達が~という方が、「いい先生だと言ってましたよ」と。
これも安心感につながったのは事実です。生の口コミってありがたい・・・。
患者会、私は2つ参加させていただきましたが、どちらも生の口コミをおうかがいできた非常に貴重な場となりました。
ということで、病院決定。そして入院決定なのでした。
あとは入院予定日に向けて準備開始です。
でも人生初の入院。何をどれだけ持っていっていいやら。
またも試行錯誤が始まったのでした。
今日も遅くなりました。この続きはまた今度。
今日も読んで下さってありがとうございます![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
家族に相談しました。
そうしたところ、やっぱり冷静な意見が。
詳細忘れましたが、確かこんなようなことだったと。
「2番目の先生は、つまり「セカンド・オピニオン」をやるってことで割り切ってその部分を対応したわけでしょう。3番目の先生は「自分がやる」ってやる気だった。それだけの違いでしょ。」
まあ、確かに。
ただ、仕事場に近いし、あなた自身がいいと思うんだったら、もうそのH病院でいいのではないか、と。
これからさらに4番目、5番目と病院をまわってもどうなのかなと。
100%の答えっていうのはどっちにしろ無いもの。
そこで私は3番目の病院にほぼ心を決めましたが、次回、先生に最終のお返事をする診察に、家族に来てもらうことにしました。
よく、ものの本には、なるべく家族と一緒に話を聞きましょう、と書いてありますが、実はそれまで私は全て一人でやっておりました。
理由は、家族も忙しいですし、正直ショックは受けていても、泣いて泣いて・・・みたいなことがなかったので、自分は比較的冷静だと思っていたからなのです。
しかし。
最後これでいいの??というとき、やっぱり家族に先生を見てもらいたかった。
それで家族が「この先生ちょっと」っていうなら、やめようと。
ということで、翌週、先生にお会いするとき、家族が同行しました。
そう、言い忘れましたが、このH病院ではI先生がプレパラートもみます、とおっしゃり、「これを診ないことには最終的な判断できませんからね」と。
それも私の好感ポイントでした。(家族いわく「やる気だからでしょ」ですが)
なので、先生とお会いしての最初のトピックは診断でした。
プレパラートでの診断は今までとかわらず。
ただ、先生の治療方針が「全摘」から「温存」に変わりました。
先生曰く、MRIの画像は病院によってクセがあるので、あのあと、よーくあらためて見て検討した結果、広がりは悪性じゃなくて良性の可能性もあるから、「温存」でやって「断端陽性」なら再手術しましょうと。
そう、最初のA先生と結果的には一緒のご判断になったのでした。
しかし違いがあるとしたら、温存とセットになってくる術後の放射線治療が、このH病院のほうが仕事場に近くて、通いやすいということ。
やっぱり5~6週間毎日平日通うなら、仕事場に近くないと仕事に支障でちゃうんです。それはやめる気のない私には大きな判断基準の1つでした。
家族の顔を見ると、「この先生やめたら」というニュアンスは全くありませんでした。
なので、「この先生&この病院にする」とそこで決めました。
その後、私は手術前の検査あれこれを受けるので、病院に残り、家族は先に帰りました。
そのとき、「どうだった?」ときいたら「いいんじゃないの」と。
後で詳しく感想を聞いたら
「体大きくて丈夫そうだし、体力ありそうだよね」
「え?それってホメてるの??」
「外科医としていいってことだよ」
「なるほど!」
「滑舌よくて言うことはっきりしてるよね。手術たくさんやってて慣れてるっていうか。」
やっぱり家族でも見るところって違うんですね!興味深かったです。
体が大きくて丈夫そうとか、私だったら考えもしなかったですもん。
検査あれこれが終わり、入院前、先生に会うのもこれが最後(すごいですよね、3度目に会うときはもう入院中だなんて!)というとき、
思わず別れ際に先生と握手して「どうぞよろしくお願いします」といったら、こころなしか先生は少し嬉しそうだったような。
ちょっと外人みたいになっちゃいました。ないしドラマ・・・。
ちなみに、最初の病院にどう報告するか、お伺いしたところ、
・プレパラートの返却は病院同士でやるので心配なく
・CDR類はあなたに返します
・あなたからはその病院に電話して「H病院で手術を受けることになりました、ありがとうございました」と連絡を入れるのがスマートでしょう
そして余談として(?)「あの病院がすごく忙しいのはよく知ってますから(注:たまたまA先生とI先生はよく知っている間柄でした!世間って狭い・・・)あなたが移ってもぜんぜん大丈夫だと思いますよ」と。
わざわざ説明時間まで作ってくれたA先生に申し訳ないな・・・という気持ちがここでちょっと落ち着きました。
なので、数日後、お電話を地元総合病院に入れたところ、看護士さんも慣れておられるのか、わりとさわやかに「了解しました、ご連絡ありがとうございました」と。
このあたりのマナー、ケースバイケースなのでしょうが、私の場合、こうやって病院が代わったのでした。
なお、その間、私は別の患者会の「おしゃべり会」にもお邪魔したのですが、こちらでI先生のお名前を出したところ、たまたま同じI先生にかかっている方や、お友達がI先生にかかっているという方と遭遇。
お友達が~という方が、「いい先生だと言ってましたよ」と。
これも安心感につながったのは事実です。生の口コミってありがたい・・・。
患者会、私は2つ参加させていただきましたが、どちらも生の口コミをおうかがいできた非常に貴重な場となりました。
ということで、病院決定。そして入院決定なのでした。
あとは入院予定日に向けて準備開始です。
でも人生初の入院。何をどれだけ持っていっていいやら。
またも試行錯誤が始まったのでした。
今日も遅くなりました。この続きはまた今度。
今日も読んで下さってありがとうございます
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