乳癌になりました。

病院&病気ビギナーの初めての乳癌体験記

院内呼び出し機のお話

2011-11-07 | ちょっとブレイク
なお、G病院にセカンド・オピニオンを受けにいった日、私にはあるアクシデントが。

実はG病院側の手違いがあって、時間が大幅に遅れてしまったため、F先生のお話が終わって、病院を出るときには、すでに夜間入口しか開いていない状態に。

そこで、いつもとは違う窓口でお金をお支払して、仕事場へと。

正直、アクシデント的に非常に時間がかかってしまったので、かなり気持ちあせりつつ、さらにぐったりして疲れきって職場に戻って、かばんをあけたところ、見慣れないものが入っているではないですか。

そう、それは<院内呼び出し機>!

最近の病院は、ロビーなどで診察を待つ場合、トランシーバー的に、<院内呼び出し機>を持たされて、それで指示を受ける、というのがよくありますが、あれです、あれ。

どうやら、うっかり持って帰ってきてしまったようでした。

しかし、その病院は仕事場のそれほど近くではなく、また次に行く予定もない・・・。

悩んだ私は、宅急便で返送しようと決めたのでした。

さて、送ろう、と思って、机の上の<院内呼び出し機>を見ると、よわよわしく鳴いているではありませんか。


ぴーぴー。


少しして。


ぴーぴー。


こ、これは・・・・。


しかし思考能力の低下しきっていた私は、それをプチプチで厳重に梱包し、何気なく近所のコンビニへ。


コンビニで宅急便の受付をしている方に、さりげな~く、

「もしかしたら途中で小さくぴーぴーって言うかもしれませんが」

といってみたら、店員さんの顔色が変わって、

「それはまずいです、確認しますので、少々お待ち下さい」と。

そこから、宅急便会社に電話したりなんだりで、20~30分待ったでしょうか・・・。

結局なぜかそのコンビニでは「ぴーぴー」という音がしなかったため、なんとか送っていただけることに。



しかし。家で夜、その件を落ち着いて考え直してみたのです。


よく考えてみると、コンビニは地下。

もしかして電波が通じなかっただけで、地上に出た瞬間に鳴り出すのでは?

さらに病院に近づくと、呼び出すときに鳴った、あの陽気な音楽が鳴ってしまうのでは?

でも、私はいないんだから、私を呼び出すわけないし・・・・???


と不安がむくむくと。

病院でいただいた説明書を見ると、「院外に持ち出すと、音が鳴りつづけます」って書いてあるじゃないですか。

じゃ、やっぱり今頃倉庫か何かで鳴り続けているのかしら??

考え出すと、不安が募る

しかし荷物はすでに出してしまっている・・・私は不安をおしころし、とりあえず、寝ることにしました・・・。



翌日、家族に白状すると、コテンパンに怒られました。


この常識知らず!とか、せめて自費でバイク便で手配でしょう、とか。


ひ~~~


こんなんなら、疲れ果てていても、自分でもう一度持っていけばよかった・・・・。


気が気じゃない時間は過ぎて、頭の浅い私はわすれて次のセカンド・オピニオンを受けにH病院の廊下で待っていると、G病院から電話が!!


医事課の方に事情を説明して平謝りし、なんとか私の<院内呼び出し機>は無事G病院に戻ったのでした。


みなさんは、私みたいなうっかり女はおられないと思いますが、<院内呼び出し機>くれぐれも持ってきちゃわないようにお気をつけくださいね!


そして、万が一持ってきちゃったら、やっぱり手で持っていくのが一番です!!
































カイリー様!

2011-11-03 | ちょっとブレイク
みなさん、カイリー・ミノーグはご存知ですか?

いきなりですが、カイリー様のことを少々お話したいと思います。

カイリー・ミノーグは、かつてアイドルとして大人気となり、ここ10年くらい、また世界中で大ブレイクしている美人アーティストです。

よくファッション誌のセレブのおしゃれスナップ、みたいなところに登場しているので、ご覧になった方もいらっしゃるかも?

そんなカイリーも数年前、乳癌に。でもそれを公表し、以降乳癌検診を広める活動をしておられるそうです。

今年の4月、まだ震災の影響で海外アーティストの来日公演がキャンセル続きだった中、カイリーは来日。素晴らしい美貌とスタイル、そして完成度の高いファッショナブルなステージを見せてくれました。

乳癌・・・ということを考えるとき、カイリーを思い出すと、なんだかすごく元気が出るんです。

こんなキラキラしてるカイリーも乗り越えたんだわ!と。

良かったら皆様も最近のカイリーの歌、聞いてみて下さいね。

特にオススメは「アイ・シュッド・ビー・ソー・ラッキー」の最近のライヴ・ヴァージョンでしょうか。

アフター乳癌闘病と感じさせない輝く歌声、そしてなんといっても「私はラッキーに違いない」なんて、いいフレーズだと思いませんか?

聴いて自分にいい思い込みをしようかな、なんてところもぴったりで元気出ちゃうのでした。




今日も読んでくださってありがとうございます。





言われて嬉しかった言葉

2011-11-02 | ちょっとブレイク
最初に「おそらく乳癌」って言われた病院の先生にも、総合病院のA先生にも言っていただいて元気が出たお言葉をご紹介。

それは

「どうして癌になったんだろう」なんて考えても無駄。
理由なんて結局は分からない。
運命だ、とだけ割り切って、未来を見ること。

このお2人の先生にはホントに感謝です。

確かに考えてもしょうがないことは心の中から追い払って、未来志向にならないと。

なぜって、考えなきゃいけないことや、もっと考えて楽しいことがあるから。



それでは続きはまた明日。


今日も読んで下さってありがとうございます






癌患者のための相談コーナー、本の貸し出しなど

2011-10-29 | ちょっとブレイク
今日は、ちょっと違うトピックを。

この地元の総合病院。

実は、癌患者にとっていろいろありがたい病院でありました。
私が利用しただけでも...

1)相談コーナーで気軽に相談ができる

心のケアから療養費のことまで。ちなみに私は、先生に何をどう伺えばいいのか、アドバイスを伺ったところ、ある本をオススメいただき、そこに段階別にチェックすべきことがのっていて、即、病院内コンビニでコピって、先生とのトークに活用してみました。

なんたって、先方様のほうがプロ。こういう頼れる&親切な人ばかり、みたいな場所が用意されてるってありがたいですね。

2)癌関係の本が無料貸し出し

早速借りて、よさそうな本は買う、という感じでいろいろ本をお試しできたのはありがたかったです。


それ以外にも、患者さん同士のお話サロンや、あるいは「かつら」試着会的なものあるらしい。

すっかりクセになってしまって、病院行くたびに本を借りたり、相談コーナーに行ったり、パンフをもらったりしてました。

正直、自分が癌患者になるまで、この病院にこんな制度があるなんて全く知らなかったです。

人間、関係ないと思ってるときには目にも入っていないんでしょうね。通り過ぎていても。

病院によって、こういうものがあるかないか違うと思いますが、聞いてみて、利用できる制度はありがたく活用していきたいものですね。

こういった制度を実現してくれた、おそらくは医療者&患者さんや関係者の方たちに感謝です

今日も遅くなりました。この続きはまた今度。


読んで下さってありがとうございます