昨日は、小雨の降る1日でした。
写真は、6号館の裏通り、桜はまだですね。気の早い鳥たちが来ていました。
午後、院生Aさんとの自由研究をしました。
昨日で、14回目でした。
Aさんは、4月から博士課程への入学が決まっています。
療育施設で勤務してこられた。
Aさんから修士課程での私の講義で「発達障害をもつ児童の療育」というテーマを教わった。
「坂之上介護福祉研究会」(資料編)のカテゴリは、Aさんから触発されて集めた記事です。
222 発達障がい 22件
P4202 昨日まで読んでいたアメリカのテキスト
P4203 科学研究費で「療育」を扱ったものから6件
P4204 坂之上介護福祉研究会(基礎編)で「療育」をとりあげてた4件の記事
034 自閉症 8件
*「自閉症」は、発達障害の原因疾患の一つ。
【博士論文】
学術研究データベース
の冒頭の欄「博士論文書誌データベース」を使います。
「療育」をキーワードとするものは13件ヒットします。
医学、心理学、教育学などからアプローチするものが殆どで、ソーシャルワークからの研究はないようです。
「社会福祉学」をキーワードとするものは246件に達していますが、ずばり「療育」をとりあげた論文はないですね。
高齢者、歴史研究、最近では、障害者、児童虐待などがいわば流行のテーマです。
韓国からの論文が目立つ。
【感想】
14回といえば、ちょうど2単位分に相当しますが、Aさんとの勉強会は、自主的なもので、研究そのものの指導は担当のM教授(心理学)がされます。
私が、Aさんに英語をコメントし、Aさんからは「療育」についていろいろ教わった。
その感想は、
日本の社会福祉学(ソーシャルワーク)は、
現場で必要な分野を研究していないのでは?
博士号をとるための「研究のための研究」が多い。
学部では、基礎科目を学ぶのはわかりますが、修士・博士レベルでは、もっと実際的なテーマを学ぶべきでは?
介護支援専門員(ケアマネジャー)という高齢者介護ではもっとも重要となっている専門職の基礎資格が、介護福祉士、看護師であって、社会福祉士からのエントリーはごく少ない・・という事実は、社会福祉学の観念性といったことを象徴してはいないか?
音楽療法
園芸療法
といった新しい分野に対して、社会福祉学として、ソーシャルワークとして取り組むという姿勢は弱いようですね。
「のっぴきならないテーマ」を抱いて大学院の門をたたく学生(殆どは社会人)に十分な対応ができないでいる・・という焦りがあります。
写真は、6号館の裏通り、桜はまだですね。気の早い鳥たちが来ていました。
午後、院生Aさんとの自由研究をしました。
昨日で、14回目でした。
Aさんは、4月から博士課程への入学が決まっています。
療育施設で勤務してこられた。
Aさんから修士課程での私の講義で「発達障害をもつ児童の療育」というテーマを教わった。
「坂之上介護福祉研究会」(資料編)のカテゴリは、Aさんから触発されて集めた記事です。
222 発達障がい 22件
P4202 昨日まで読んでいたアメリカのテキスト
P4203 科学研究費で「療育」を扱ったものから6件
P4204 坂之上介護福祉研究会(基礎編)で「療育」をとりあげてた4件の記事
034 自閉症 8件
*「自閉症」は、発達障害の原因疾患の一つ。
【博士論文】
学術研究データベース
の冒頭の欄「博士論文書誌データベース」を使います。
「療育」をキーワードとするものは13件ヒットします。
医学、心理学、教育学などからアプローチするものが殆どで、ソーシャルワークからの研究はないようです。
「社会福祉学」をキーワードとするものは246件に達していますが、ずばり「療育」をとりあげた論文はないですね。
高齢者、歴史研究、最近では、障害者、児童虐待などがいわば流行のテーマです。
韓国からの論文が目立つ。
【感想】
14回といえば、ちょうど2単位分に相当しますが、Aさんとの勉強会は、自主的なもので、研究そのものの指導は担当のM教授(心理学)がされます。
私が、Aさんに英語をコメントし、Aさんからは「療育」についていろいろ教わった。
その感想は、
日本の社会福祉学(ソーシャルワーク)は、
現場で必要な分野を研究していないのでは?
博士号をとるための「研究のための研究」が多い。
学部では、基礎科目を学ぶのはわかりますが、修士・博士レベルでは、もっと実際的なテーマを学ぶべきでは?
介護支援専門員(ケアマネジャー)という高齢者介護ではもっとも重要となっている専門職の基礎資格が、介護福祉士、看護師であって、社会福祉士からのエントリーはごく少ない・・という事実は、社会福祉学の観念性といったことを象徴してはいないか?
音楽療法
園芸療法
といった新しい分野に対して、社会福祉学として、ソーシャルワークとして取り組むという姿勢は弱いようですね。
「のっぴきならないテーマ」を抱いて大学院の門をたたく学生(殆どは社会人)に十分な対応ができないでいる・・という焦りがあります。
障害者福祉というのは分野が広すぎるため、発達障害に詳しい方は少ないですね。福祉という分野が発展する過程で、イデオロギーではなくソーシャルワークとしてどう対峙していくが重要であるという「キズキ」が必要かなと思います。この分野のソーシャルワークは、やはり特別支援教育の方が進んでいます。しかし、18歳以降をどうするかを考えると「なんだかな」な部分もあり、、、
つい専門なのでぼやいてしまいましたが、課題ですね。
さっそくのコメント有難うございます。
私自身は、どこでも社会福祉学を教わったわけではなく、たくさんの大学、大学院で
学生から「今起きていること」を
学んだのですが
ソーシャルワーカーの公平のためにいえば
アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリア
と世界の各地のソーシャルワーカーは
新しい問題
光の当たっていない問題
へのスタンスは素晴らしいですね。
日本も潜在的に
そのような力というか感性は備わってると思いますが
制度の内容を理解するだけ
医者が威張っている
という課題がありますね。
ただ,療育(特に発達障害)の実践(臨床)についての発信が,社会福祉学では弱いというbonn1979先生のご指摘は,そのとおりだと思います。実践に関しては,精神医学や心理学・教育学からの発信が多いですね。
社会福祉学の立場で,療育に何が発信できるかや,日々の現場実践から得られるものをどう言語化するか,実践者に課せられた課題だと思いますし,それを支える大学の社会福祉学研究の必要性を感じます。
コメントありがとございました。
児童関係は不案内ですが
院生の体験談を下敷きに
話し合いました。
保健師や保育士といった人たちが
現場を仕切り
教育、心理、リハビリなどが登場するが
肝心の調整役である
ソーシャルワーカー
がでてこない・・・
日社大のような単科大学も
こじんまりといい点がありますが
多面的なアプローチをする場合には
総合的なキャンパスで展開された方が
いいですね
(私が昔見聞したアメリカやスウェーデンの社会福祉学部)
私自身は、社会福祉学科卒なので福祉を教わってきた所なのですが、学生の時人生を変えたのはやはりボラや実習先で「今起きていること」を学んだことですね。そこから今を記憶し「これから」をどうしていくかのきっかけを学んだ気がします。
この分野はまだまだなので、「光の当たっていない問題」の理解と「制度の内容」の理解の両立が難しく伝えることに苦労します。社会福祉がコミットメントする必要性とアプローチを整理できればいいとはおもっているのですが、、、
コメントありがとうございます。
私自身は
まったく門外漢ですが
大学院生Aさん(この4月に博士課程に入学)
ライフワークにしています。
こういった問題にこそ
研究と教育は光を当てていくべきだと
思います。