鹿児島に来る前まで同じキャンパスに勤務していた小田先生から新刊が送られてきた。
先生とは、1993年に『高齢者ケアの担い手』(中央法規出版)をご一緒に編集して以来、ながくご指導いただいてきました。
前の大学では、帰途、タクシーと電車でしばしばご一緒して社会福祉学に関する当面の研究状況をお聞きする機会も多かったのは自己流の勉強型の私には貴重な時間でした。
今度の本は、ずばり、
『社会福祉学原論』
と題されていて、
副題に
視点・理論・ケア・実践の展開と課題
とあります。
*出版社の雄山閣のサイトには、まだ、目次はアップされていません。
先生には、すでに26冊もの著作があり、今回の本は、1970年代から2007年までの15の論文を収載したものです。(1編は未発表論文)
○ 一貫して、イギリスにおける研究・政策状況を基礎にしながら、アメリカの研究動向も踏まえて、社会福祉学における基礎的な課題を掘り下げて分析している。
○ 1987年の社会福祉士法以来、国家試験のための簡単な知識の切り売り的な暗記主義に対して、もう少しがっちりとした社会福祉学研究をせねば、との先生の想いが伝わってきます。私など後発の「社会福祉原論」の担当者としては、下をうつむくばかりです。
○ 古い論文にも、今日的なコメントが加えられています。
先生の文章は、まことに平明で、これまでの社会福祉学の論文の難解さとは一味違いますので、大学院の学生や若い研究者には一読をお薦めします。
○ 最近の調査を重視した社会福祉研究は、アメリカで社会福祉学の学位を得て帰国した平山 尚(東京福祉大学大学院研究科長。かっての私の上司)先生のお仕事が大きいのですが、小田先生は、平山先生の著作を挙げて、今後のわが国の研究の方向と受けとめておられるのが印象的です。p.19
*2年間でしたが、院生の指導をめぐって、平山・小田両先生のご指導を得ることができたのは今から思えば贅沢なことでした。(私は、実際、博士課程の院生として、設備使用料20万円だかを払って平山先生の講義をお聞きしたのです。授業料は教員ということで免除でした。通勤が大変で、何回かで辞めました。)
先生とは、1993年に『高齢者ケアの担い手』(中央法規出版)をご一緒に編集して以来、ながくご指導いただいてきました。
前の大学では、帰途、タクシーと電車でしばしばご一緒して社会福祉学に関する当面の研究状況をお聞きする機会も多かったのは自己流の勉強型の私には貴重な時間でした。
今度の本は、ずばり、
『社会福祉学原論』
と題されていて、
副題に
視点・理論・ケア・実践の展開と課題
とあります。
*出版社の雄山閣のサイトには、まだ、目次はアップされていません。
先生には、すでに26冊もの著作があり、今回の本は、1970年代から2007年までの15の論文を収載したものです。(1編は未発表論文)
○ 一貫して、イギリスにおける研究・政策状況を基礎にしながら、アメリカの研究動向も踏まえて、社会福祉学における基礎的な課題を掘り下げて分析している。
○ 1987年の社会福祉士法以来、国家試験のための簡単な知識の切り売り的な暗記主義に対して、もう少しがっちりとした社会福祉学研究をせねば、との先生の想いが伝わってきます。私など後発の「社会福祉原論」の担当者としては、下をうつむくばかりです。
○ 古い論文にも、今日的なコメントが加えられています。
先生の文章は、まことに平明で、これまでの社会福祉学の論文の難解さとは一味違いますので、大学院の学生や若い研究者には一読をお薦めします。
○ 最近の調査を重視した社会福祉研究は、アメリカで社会福祉学の学位を得て帰国した平山 尚(東京福祉大学大学院研究科長。かっての私の上司)先生のお仕事が大きいのですが、小田先生は、平山先生の著作を挙げて、今後のわが国の研究の方向と受けとめておられるのが印象的です。p.19
*2年間でしたが、院生の指導をめぐって、平山・小田両先生のご指導を得ることができたのは今から思えば贅沢なことでした。(私は、実際、博士課程の院生として、設備使用料20万円だかを払って平山先生の講義をお聞きしたのです。授業料は教員ということで免除でした。通勤が大変で、何回かで辞めました。)
それでは、突然おじゃまいたしました。
コメントをありがとうございます。
私のブログは
性格が今ひとつはっきりしませんで
専門に社会福祉学を修めた方々にはあまり読まれていないと思っていましたので嬉しいです。
この1週間ほどで
ブログのほかにホームページをつくり、
「生活の中で福祉を考える」という趣旨のこのブログと
「専門的な論文・情報を整理・蓄積する」HPとの分業と連携で進めていきたいと新たな模索中です。
今後も示唆をいただければ幸いです。