週刊金融財政事情(第2811号)
を勤務する大学の図書館で手にとって見ました。(写真。経済学部があるせいかこういう雑誌が揃っている)
特集論文の10番目にあった
水野和夫 「ドル帝国」が終わってグローバリゼーションが残る
2008.10.27号 pp.51-55 を読みました。
*著者は、三菱UFJ証券チーフエコノミスト。
○ 低利子率の時代
○ 利子率の長期変動を観測して、現代の低利子率に対比できる時代を探すと、15世紀末から16世紀半ばに相当する。
→スペインの没落
*日本の利子率0.430%(2000年)は、紀元前3000年以降、最低・最長だ。
○ アメリカの没落は間違いない(いろいろな統計を示している)
○ グローバリゼーションは残る。
○ (新自由主義に代わる)新しいイデオロギーはまだわからない。
「図表4」 16世紀を繰り返す21世紀 p.55 が興味深いです。
16世紀と21世紀の出来事を経済体制の視点で比較している。
・危機の予兆
・反転攻勢
・旧体制の危機
に大別する。
1557年 当時のスペインのフェリッペ2世の財政破綻宣言と
2008年 ドル危機とを重ねている。
現在の国際的な経済状況を冷静に受けとめることで、「溶解しつつある」日本社会を立て直す太い道筋がみえてくるだろう。《ブログ編集者の感想》
を勤務する大学の図書館で手にとって見ました。(写真。経済学部があるせいかこういう雑誌が揃っている)
特集論文の10番目にあった
水野和夫 「ドル帝国」が終わってグローバリゼーションが残る
2008.10.27号 pp.51-55 を読みました。
*著者は、三菱UFJ証券チーフエコノミスト。
○ 低利子率の時代
○ 利子率の長期変動を観測して、現代の低利子率に対比できる時代を探すと、15世紀末から16世紀半ばに相当する。
→スペインの没落
*日本の利子率0.430%(2000年)は、紀元前3000年以降、最低・最長だ。
○ アメリカの没落は間違いない(いろいろな統計を示している)
○ グローバリゼーションは残る。
○ (新自由主義に代わる)新しいイデオロギーはまだわからない。
「図表4」 16世紀を繰り返す21世紀 p.55 が興味深いです。
16世紀と21世紀の出来事を経済体制の視点で比較している。
・危機の予兆
・反転攻勢
・旧体制の危機
に大別する。
1557年 当時のスペインのフェリッペ2世の財政破綻宣言と
2008年 ドル危機とを重ねている。
現在の国際的な経済状況を冷静に受けとめることで、「溶解しつつある」日本社会を立て直す太い道筋がみえてくるだろう。《ブログ編集者の感想》