介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第1784号 「ドル帝国」が終わって・・(水野和夫)

2008-11-01 14:00:59 | 経済
週刊金融財政事情(第2811号)

を勤務する大学の図書館で手にとって見ました。(写真。経済学部があるせいかこういう雑誌が揃っている)

特集論文の10番目にあった

水野和夫 「ドル帝国」が終わってグローバリゼーションが残る

 2008.10.27号 pp.51-55 を読みました。
*著者は、三菱UFJ証券チーフエコノミスト。

○ 低利子率の時代

○ 利子率の長期変動を観測して、現代の低利子率に対比できる時代を探すと、15世紀末から16世紀半ばに相当する。
 →スペインの没落

  *日本の利子率0.430%(2000年)は、紀元前3000年以降、最低・最長だ。

○ アメリカの没落は間違いない(いろいろな統計を示している)

○ グローバリゼーションは残る。

○ (新自由主義に代わる)新しいイデオロギーはまだわからない。

「図表4」 16世紀を繰り返す21世紀 p.55 が興味深いです。
  16世紀と21世紀の出来事を経済体制の視点で比較している。
  ・危機の予兆
  ・反転攻勢
  ・旧体制の危機
  に大別する。

  1557年 当時のスペインのフェリッペ2世の財政破綻宣言と
  2008年 ドル危機とを重ねている。

現在の国際的な経済状況を冷静に受けとめることで、「溶解しつつある」日本社会を立て直す太い道筋がみえてくるだろう。《ブログ編集者の感想》
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